REALITY人事の古川です。
「REALITYで活躍する多様な人材を紹介する」をテーマに、社員インタビューをお届けします!
今回は、REALITYアプリのデザイナーを務める山本さん、緒方さん、丸山さんに社員インタビューを行いました。
<出演者紹介>
山本(プロダクトデザイナー)
アプリの受託会社で約6年のデザイン業務を経て、受託型で複数案件を並行する働き方から一つのプロダクトに深く関わりたいと思うようになり、2022年に当社に入社。現在はProduct DesignチームでUI/UX設計・改善を担当している。
緒方(プロダクトデザイナー)
株式会社サイバーエージェントで約10年、UIデザイナーとして様々なゲーム開発に従事。ゲーム業界での経験を活かしてより幅広いデザインに挑戦するため、2024年に当社に入社。現在はProduct DesignチームでUI/UX設計・改善を担当している。
丸山(コミュニケーションデザイナー)
グリー株式会社(現 グリーホールディングス株式会社)で約5年、GREE Platformのアバター制作を担当。幅広いアバター経験を活かすため創業期より当社に参画し、現在はアバター衣装デザインや広告ビジュアル制作・監修を担当。ブランドの一貫性を保ちながら、ユーザー体験を向上させている。約1年間の産休取得後に復職するなど、ライフイベントを経ながらもキャリアを継続している。
① REALITYにおけるプロダクト/コミュニケーションデザイナーの役割と重要性
ー今日はREALITYのデザイナー3名にお集まりいただきました! まず、REALITYにおけるデザイナーの役割についてお聞きしたいのですが、「プロダクトデザイナー」と「コミュニケーションデザイナー」は、それぞれどんな仕事をしているのでしょうか?
緒方:プロダクトデザイナーは、REALITYアプリのUI/UXを中心に設計する仕事です。単に見た目を作るだけでなく、プロダクトマネージャー(以下、PdM)やエンジニアと連携しながら、機能開発や改善に関わります。アプリをより使いやすくしたり、ユーザーが直感的に楽しめるデザインを考えたりするのが主な役割ですね。
山本:いわゆる「UIデザイナー」と混同されることもありますが、UIだけでなくユーザー体験全体(UX)まで視野に入れて設計するのが特徴です。「この機能をどう使いやすくするか?」という視点を持ち、デザインを考えるのが大切ですね。例えば、ユーザーの導線を最適化することで、アプリを直感的に利用しやすくしたり、情報の整理をすることで理解しやすいデザインを作るなど、ただ「美しい」だけではなく「使いやすさ」を追求するのが私たちの役割です。
ーなるほど、プロダクトデザイナーはアプリ内のユーザー体験を作る役割ですね。一方、コミュニケーションデザイナーはどんな仕事をしているのでしょうか?
丸山:コミュニケーションデザイナーは、アプリ外のビジュアルコミュニケーションを担当します。例えば、ガチャのバナーやプロモーション用の画像、広告のビジュアルデザインなどですね。REALITYのブランドイメージを統一しながら、ユーザーとの接点をデザインしています。特に重要なのは、単に目を引くデザインを作るだけではなく、ブランドの一貫性を維持しながら、ユーザーの期待感を高めていくことです。ガチャの告知バナーひとつとっても、ユーザーに「かわいい!」「ほしい!」と思っていただけるように、アバター制作を行う他チームと連携しながら魅力的に見える表現を追求し、告知画像を制作しています。
② プロジェクトの背景ーーなぜデザインガイドラインが必要だったのか?
ー今回、皆さんが中心となって社内向けの「REALITYデザインガイドライン」を策定しましたね。なぜこのプロジェクトが必要だったのでしょうか?
<社内notionにまとめたガイドラインの一部>
山本: もともとREALITYではデザイン組織が分かれていて、簡易的なものであればデザイナー以外も制作を行うことがあったため、アウトプットの統一感があまりなかったんです。例えば、バナーひとつ取っても「この色でいいの?」とか「フォントはどうする?」とか毎回議論になることが多くて……。
緒方: そうなんです。デザインのルールが明文化されていなかったので、確認や修正の負担が大きく、業務が非効率になっていました。ブランドとしての一貫性も課題でしたね。たとえば、同じキャンペーンやイベントでも、ものによってデザインの方向性が違っているということがありました。例えば、こちらのバナー(以下画像)などもそうかもしれません。感度の高いユーザーは、「これは同じアプリのキャンペーンなのか?」と少し戸惑ったかもしれません。
ーなるほど。6周年という同じテーマ・同じ時期に発表したデザインにしては、少々統一感に欠けている印象を受けますね。ここから言えることは、デザインの方向性を統一したり一貫性を持たせたりする必要があったということでしょうか?
丸山:その通りです。デザインする際の指標や判断軸がないと、アウトプットのチェックにも時間がかかるなど作業効率に問題を抱えてしまいます。
③ デザインガイドライン策定のプロセスと工夫
ー実際にデザインガイドラインを策定するにあたって、どんな工夫をしたのでしょうか?
山本:実は以前にも似たような試みがあったのですが、当時は壮大なプランにしすぎて頓挫してしまったんです。そこで今回は、スモールスタートでスピーディーに進めることを意識しました。
ーそうだったのですね。具体的にはどれぐらいの期間でガイドラインを完成させたのですか?
山本:全体の期間は約3か月でした。ただ、まずは全体像を目にみえる形にしただけですので、まだまだこれが完成だとは思っていません。ところで、今回のプロジェクトで最も大きな成果は、実は「ガイドライン」そのものではないんです。
ーそれはどういうことでしょうか?
山本:実はいきなりガイドラインを策定したのではなく、まずは関係者全員で意見交換するワークショップを設けたんです。このワークショップの中で、デザイナーだけでなく、マーケティング担当者やPdM等のメンバーともデザインに関する問題認識を共有できました。これが、今回の取り組みにおける大きな成果だったと思います。
<ワークショップの様子>
緒方:私もそう思います。デザインの統一性が必要なのは、私たちデザイナーにとっては当たり前でしたが、他の職種のメンバーにはそこまで意識されていなかったように思います。しかし、ワークショップを通じて「なぜデザインがバラバラだと問題なのか?」を実際の事例を交えて話し合うことで、互いに共通の問題認識を持つことができました。
<ワークショップで出た意見まとめシート>
丸山:ガイドラインは全体の取り組みの中でのアウトプットの一つであって、本質的には「デザインをどう整理して、どう意思決定するか」をREALITYのメンバー全員で共有できたことが一番のポイントだったと思います。ワークショップで本音で話し合った結果、皆の目線が一致して改善の方向性を一緒に見つけられる状態になり、結果的にガイドラインの運用もスムーズに進められるようになりました。
山本:実際、ガイドラインを作った後も、これはこのルールでいいのかな?と迷ったときに、ワークショップでの共通認識が基準になっているんです。「あのときみんなで話したよね」という前提があるので、スムーズに合意形成できるのは大きなメリットですね。
④ プロジェクトの成果と今後の課題
ーデザインガイドラインができたことで、どんな成果がありましたか? また、今後の課題などがあればあわせて教えてください。
緒方: デザインの統一感が向上し、業務効率が格段にアップしました。たとえば、以前はバナーを作るたびに「この色合いで大丈夫?」と都度確認しながら進める必要がありましたが、今ではガイドラインを参照することでスムーズに作業を進めることができています。
山本: チェックや修正作業の負担も減り、クリエイティブ制作のスピードが向上しました。加えて、デザインチーム内だけでなく、マーケティングチームやPdMとの連携もスムーズになりましたね。お互いの認識を揃えるための時間が減ったことは大きな変化です。
丸山: ガイドラインにより”REALITYらしさ”が明文化されたことで、デザインの一貫性が強まりました。特に、ユーザーが目にするバナーや広告のビジュアルが統一されたことで、ブランドイメージの向上にもつながっていると感じます。例えば、こちらのハーフアニバーサリーのバナー(以下画像)は、デザインの一貫性が保たれていると思いませんか?
ー確かに! 背景の感じやロゴ配置、色使いなどから統一感が感じられますね。
丸山:よかった! 今回のアニバーサリーはデザインガイドラインに合わせてめちゃくちゃ頑張ったんですよ〜
⑤ REALITYのデザイナーに求められるスキルやマインドセット
ー皆さんのようにデザイナーとしてREALITYで活躍するには、どんなスキルやマインドセットが求められるのでしょうか? まずはプロダクトデザイナーの山本さんと緒方さんからお願いします。
山本: デザインに対する熱量が高く、サービス全体を考えられる人ですね。 ただ見た目を整えるだけではなく、ユーザーにとっての使いやすさや楽しさまで踏み込んで考えられる方だと良いと思います。
緒方: PdMやエンジニアと話すことも多く、そのハブになる存在ですので、フットワーク軽くコミュニケーションできることも求められますね。あと個人的には、REALITYのビジョンやバリューに共感できるかどうかも大きなポイントだと思います。私自身がREALITYの選考を受ける中で、社員の雰囲気などからちゃんと体現しているなということを感じましたし、それが刺さりました。
ーコミュニケーションデザイナーの丸山さん、お願いします。
丸山: ブランドの一貫性を意識しながら、積極的に改善していけることが求められますね。特に、今あるデザインに疑問を持って自ら提案していく姿勢はとても大事だと思います。あと、クオリティの高いアバターがアプリの魅力でもあるので、アバターの見せ方などデザインの細部までこだわりを持って取り組める方には、REALITYの環境がぴったりだと思いますね。
⑥ 未来の仲間へのメッセージ
ー最後に、未来の仲間へのメッセージをいただけますか?
山本: 今はまさに変革期で、デザインを大きく変えていけるタイミングです! 私たちと一緒に、REALITYのデザインをより魅力あるものにしていきませんか?
緒方: REALITYのデザインをあなたの力で進化させてください! やりたいことはたくさんあるけど手が足りない状況なので、一緒にチャレンジしてくれる仲間がいれば本当に大きな変化を起こせると思います。
丸山: アバターの魅力を引き出し、愛されるデザインを作りたいと思える人と一緒に頑張りたいです! REALITYのアバターが好きな方も大歓迎です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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