人事部の野呂です!
今回は社員紹介シリーズ第10段として、就職支援事業部のシニアマネージャーとしてメディアマネジメントグループ全体の統括をしている田中さんをご紹介します。入社までの経緯や、現在の仕事内容、新卒の育成方法についてお聞きしました!
■Profile
田中秀基(就職支援事業部 シニアマネージャー)
2017年中途入社。前職はインターネット広告代理店の営業に従事。ポートには営業担当として入社。現在は営業・マーケティング部署のマネジメントや人材会社向け事業の拡大を推進している。また、新卒教育にも携わっている。
ーポートに入社したきっかけ、入社後大変だったことを教えてください。
前職はインターネット広告代理店で営業をしていましたが、もっと自分自身の市場価値を高めたいと思い上場前の会社を狙った転職を検討していました。それまではある程度成熟した企業に在籍していたので、成長過程にある組織に身を置くことで今までと異なる経験値を得たいと思っていました。その中でポートを見つけて、僕の地元である宮崎県に支社を構えていることを知ってから俄然興味がわき、入社を決めたんです。
入社してからも前職と同様に営業を担当しました。その時期はチームの立て直しが必要な時期で、苦労した記憶がありますね。クライアントからは「求める成果が出てない」「レスポンスが遅い」など厳しいお声をいただくことも日常茶飯事でした。
社歴が浅いメンバーと一緒に「クライアントの企業価値を高めるために、僕たちは何をできるのだろうか」と、クライアントのことを考えるのに相当な時間をかけましたね。徐々にクライアントからの信頼を獲得していくと社内からも「きっと田中のところならどうにかしてくれるだろう」という期待が高まって、新たなチームメンバーも増え始めました。
ー田中さんが教育された新卒は4年目でマネージャーに就任した方もいらっしゃいますよね。マネジメントをするうえで意識していることはありますか?
新卒をマネジメントする上で意識していることは2つあります。1つ目は「思考してもらうためのフィードバック」、2つ目は「徹底的なディティールコミット」です。
1つ目の「思考してもらうためのフィードバック」とは、思考の型を身に着けてもらうためのコミュニケーションです。日々生じる課題に対してその場しのぎの解決方法をとるのではなく、根本的に改善するための打ち手を提案してもらうようにしています。正しい思考の習慣さえ身に着ければあとは自走できますから。まずは「課題のカテゴライズ」「要因特定の方法」「要因をつぶすための考え方」など、思考の型を徹底的に身につけられるような補助をしています。
2つ目の「徹底的なディティールコミット」とは、「そんなところまで!?」と言われるくらい、細部までフォローをすることですね。例えばレポートの作成方法から始まり、仕事の優先度のつけ方など。レポート作成であれば、このツールでこのフォーマットで作成して、など、とにかく細かく、時には読点の位置までフィードバックすることもありますよ。1点目とも通ずるところですが、まずは「型」を徹底的に身に着けてもらうためです。それができるようになったら、徐々に自分のオリジナリティを出していってもらえるよう、抽象度の高いお題へと変えていきますね。型をなくしてオリジナリティは語れないと思っていますから。
量をこなすだけではなく、思考をしないと高いパフォーマンスは出せません。とにかく「PDCA」、シンプルですが、このサイクルを新卒のうちで身に着けられるかどうかでその後の社会人人生が決まってくると思っています。
―チーム作りをするうえで心掛けていることはありますか?
「仕事は楽しむもの」という概念を持てるようなコミュニケーションを心掛けています。前例のない大きな目標に対してもひるむのではなく楽しむ。数年前に私が経営陣から「チームで数億円の売上をつくってくれ」という抽象度の高いオーダーをされた際にも、チームで楽しみながら目標に向き合うことを一番に考えていました。
抽象度の高いお題って普通であれば「なんでこれをやるの?」とか「どうやってやったらいいの?」って不安に思う人が多いと思うんです。でも、それを楽しむ。むしろ自分たちの介在価値を発揮できる余地が大きい仕事って楽しいなと思うんですよね。だって自由にやっていいんですよ?楽しくないですか?
加えて、仕事を楽しむにはプライベートの充実や社内での人間関係構築も重要だと考えています。メンバーとは飲み会や休日に逗子旅行を企画したり、時折メンバーの恋愛相談にも仕事みたいに鋭い打ち手を提案したりしています。(笑)
(※オフショットです笑)
―ポートに新卒入社したメンバーが身に着けられるスキルは何だと思いますか?
組織目線を身に着けられると思います。ポートは比較的早いタイミングでマネジメントに関わる機会がありますが、マネジメントは主語が「自分」ではなく「組織」になる。自分がこうしたいからこうする、じゃなく、組織としてこうあるべき、という思考をしなければいけない。
経営陣と直接コミュニケーションをとる機会もありますが、彼らと対等にディスカッションするためには主語を「組織」にしないと話せません。この目線感を早いタイミングで身に着けられる会社は少ないのではないでしょうか。だからこそ、「早くマネジメントにかかわりたい」「組織目線を身に着けたい」という人に楽しんでもらえるフィールドだと自信を持って言えます。そういった思いをもっている人に入社していただいて、楽しんで仕事できる仲間がもっともっと増えたら嬉しいですね。