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【ADAS事業部 エンジニアインタビュー】真に《価値あるシステム》でユーザーの日常を豊かに! 車載機器連携アプリ開発には大きなやりがいがある!
こんにちは、パクテラ・テクノロジー・ジャパン(以下、パクテラ)の採用担当です。
パクテラは、グローバルで4万名を超える社員が在籍するグローバルITファームの日本法人です。ビジネス/ITコンサルティング、ソリューション、アウトソーシングサービスを数多くのクライアントに提供しています。
今回は、ADAS事業部 田山 毅(たやま たけし)さんにインタビュー。チームリーダーとして開発を担うほか、ブリッジSEとしても活躍する田山さんに業務内容や仕事の醍醐味などを語ってもらいました。
ぜひ最後までご覧ください!
開発経験を生かしながら、エンジニアとしても成長できるパクテラに転職!
―― まずは、これまでのご経歴を教えてください
私は中国の山西省出身で、大学はシステムエンジニア専門学科に進み、卒業後、中国国内の日本向けシステム開発会社に就職しました。4年ほどウェブ系のシステム開発を担当し、2006年出張を機に日本へ。2009年にiPhoneアプリ開発を手がける会社に転職し、9年間iPhoneアプリや広告配信支援システム、小売向けPOSシステムなどの企画からリリースまでを手がけました。パクテラには2018年に入社し、現在6年目です。
―― パクテラに転職したきっかけを教えてください
前職で担当していたアプリの収益性が低下しはじめた際、利益確保のために本来必要とは考えにくい機能をどんどん追加しなくてはなりませんでした。ユーザーにとって本当に価値のあるものを開発したい、というジレンマを抱えていたんです。
そんな時に、仕事で知り合ったパクテラの方から、転職を考えてみないかと声をかけていただきました。パクテラであれば今までの開発経験を活かすことができ、何より自分も成長できる環境があると考え入社を決めました。
―― 面接で印象に残っているエピソードを教えてください
まずスピード感が印象に残っています。すぐに面接を設定してくれたほか、開発体制やオフショア側との連携までしっかり説明してくださり、ビジョンをしっかり描くことができました。担当する業務内容も明確で、入社前に不安や疑問はほぼ解決したような形でしたね。
―― パクテラに入社してからのキャリアを教えてください
最初の1年間は、通信業顧客様向けの情報管理システムを担当しました。主な業務内容は、インターネットの課金システムの管理です。
私たちが担当したのは料金計算の部分で、大変複雑な条件が設けられているため、クライアント側と綿密に打ち合わせして、そのロジックをどう実現するか、要件定義から詳細設計までしっかり仕様書に落とした上でコーディングをオフショアチームに依頼。納品物に対しての品質管理も行っていました。
―― 転職後、技術的な面で苦労はありましたか?
ウェブシステムの開発だったため、以前担当したシステム構成と似ており、そこまで苦労はありませんでした。多少わからないところがあっても現場の担当者に質問すれば親切に説明してくれますし、技術担当者がサポートもしてくれてスムーズに仕事ができました。また、社内では定期的に勉強会が開催されているため、それらを積極的に活用して知識をアップデートしていくことができました。
ユーザーの日常に直結するシステム開発は、責任重大だからこそ取り組む価値がある!
―― 続いて現在、従事しているミッションを教えてください
2019年から、先進運転支援システム(ADAS)関連機能を中心とした車載ECUのソフトウェア開発を行うADAS事業部に異動し、カーナビなどの車載機器と連携するアプリケーション開発のプロジェクトに加わっています。
具体的には、スマートフォンのインターネットをテザリングで車載器に連携するアプリの開発を担当しています。携帯端末の開発知識を持つ人材が少なかったため、携帯アプリ開発の経験者である私が主力メンバーとして呼ばれた形ですね。
アプリ開発チームのリーダーを務めていますが、すでにプロダクトとしてはリリース済みで、現在は既存システム機能部分の改修、機能追加、不具合の修正を担当しています。一部機能はオフショアでも並行開発を行っているため、オフショア側への情報インプットおよび状況刈り取り、課題解決などブリッジSE業務も担っています。オフショア側はリーダー1名、開発技術者が2名、テスト担当者が2名でチームを組んでいます。
―― 現在のプロジェクトで最も困難だったのはどのようなところでしょうか?
車載機器のハードウェア通信分野が最も難しかったですね。ハードウェアで通信すると互いのインターフェースを開示しなければならないのですが、携帯端末のOSの制限もあってスムーズには進まず、すり合わせが必要でした。シミュレーターで、データのやりとりや動作確認を徹底しました。
なんといっても車載機器は、品質が第一優先です。ユーザーが日常的に使うものであり、不具合が発生したら責任は重大。常に責任を感じながら開発を進めていました。
その一方で転職前に考えていた、“本当に価値あるサービス”を作っているという実感があり、やりがいを感じています。電車でとなりに座った方のスマホに、開発に関わったアプリのアイコンが見えたときはとても誇らしい気持ちになりました。
―― 日々どのように技術をキャッチアップされていますか?
日常的に新しい技術のインプットには努めていますが、GitHub上のコミュニティのイベントに、オンライン、オフライン含め積極的に参加するなどして、情報を得るようにしています。
現在のプロジェクトでも改善点がいくつか見つかり、積極的に提案して顧客にきちんと説明したところ、新技術が採用された事例がいくつかあります。
エンジニアであり、チームリーダーであり、ブリッジSEでもある今、大切にしているのは《課題を共有し、支え合う姿勢》
―― ブリッジSEの役割も担われていますが、ブリッジSEに必要とされるスキルはどんなものでしょうか?
最も必要なのは、相手の要望をしっかり理解することでしょうか。ブリッジSEは単純に伝言するのではなく、クライアントの要望や悩みを深く理解して開発現場のメンバーに伝え、チームの認識を一致させた状態でプロジェクトを進める必要があります。また開発経験も重要です。技術の知見がないと最適な提案をすることができませんから。
現在、日本側もオフショア側も同じ開発環境が構築されており、全員が同じ土台で進捗を確認できるようになっています。基本的に毎日、業務を終える前にGitHubにコミットして各自のコミット量を確認しています。行き詰まっていることはないか担当者に連絡し、問題があればすぐに解決できる体制を構築しています。
―― では、クライアントとのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?
クライアント側には要望を正確に伝えるため、要件を整理する際にはその場で書き込みながら説明できる資料を用意し、徹底的に“見える化”しています。認識も合わせやすいですし、その場で問題点を共有することができます。仮に後から問題点が発覚した場合、リリースのデッドラインが近づくにつれてどんどん厳しくなってしまいます。そのため全員が早めに情報を開示できるように仕組み化し、開発スピードを落とさない体制を作っています。
また普段の仕事内容や進捗状況を開示することも心がけています。最初はクライアント側で使用されていたExcelの管理ツールを使っていましたが、ウェブサイトへの切り替えを提案しました。共有サイトであれば誰でもいつでもアクセスでき、それぞれが隙間時間で進捗を確認でき圧倒的に効率が良くなります。GitHubのコミット活動量などもクライアント側も都度アクセスして、進捗を把握していただくことで不安の解消につながっています。
―― ADAS事業部の雰囲気を教えてください
リモート勤務もOKですし、オフィスも数カ所に分散していますが、社内のSNSでつながっているので仕事でもそれ以外でも何か問題があればチャットからアドバイスをもらうことができます。常に連絡を取れる状態なので、別のオフィスにいても隣の席で一緒に仕事をしている感覚ですね。
また定期的に飲み会が開催され、仕事の悩みをはじめさまざまな話題で盛り上がっています。
―― 上司の方にも気軽に相談などされますか?
はい、特に上司である二井谷には、クライアント側への説明資料を作成する際よくサポートしてもらっています。私たちが技術的な視点から資料を作成するとどうしても偏ってしまいがちなので、どのような観点からご説明した方がより伝わりやすいか、広い視野からアイデアをいただいています。
―― 今後の目標を教えてください
やはり日々新しい技術を吸収するのが第一目標です。その結果、クライアントの信頼を強く勝ち取ってさらにプロジェクトの規模を拡大していきたいと考えています。業界的に車載機器も日々機能が進化していますので、事業拡大のチャンスは大いにあると期待しています。
―― 最後に、どのような方にADAS事業部に加わっていただきたいか教えてください
自ら行動する人、自分だけで抱え込まない人が望ましいですね。難しい課題も共有することで、自身はもちろん、まわりのメンバーが助かることになります。そういったサポートしあえるカルチャーがパクテラにはあります。
スキル面では新しい技術を抵抗なく吸収して、顧客にどんどん提案できる方に来ていただけたらうれしいですね。
いかがでしたか? ADAS事業部の仕事の面白さ、働き方など存分に感じていただけたことと思います。パクテラに興味を持ってくださった方、一度お話してみませんか? ご興味のある方はぜひ募集ページより採用情報をご覧ください!