1
/
5

【IMF VPE グループマネジャーインタビュー】 カーナビ・ディスプレイオーディオ等の車載開発を軸に、ヘルスケア領域にも進出! パクテラ・VPEチームの強みは、高い技術力だからこそ成し得る“ハイブリッド・オフショア”

こんにちは、パクテラ・テクノロジー・ジャパン(以下、パクテラ)の採用担当です。

パクテラ・グループは、グローバルで4万人を超えるエキスパートの集団として、デジタル・ソリューション、ビジネス/ITコンサルティング、エンジニアリング・サービスを、数多くのクライアントに提供しています。

今回は、2021年10月に立ち上がった国際製造事業部(IMF)のヴィークル・プロダクト・エンジニアリング部(VPE)でグループマネジャーを務める二井谷 昇(にいたに・のぼる)さんにインタビューを行いました。

異色の経歴から、拡大を続けるIMF VPEのプロジェクト、さらには今後の展望までたっぷり語っていますので、ぜひ最後までご覧ください!

学生時代のワーホリ経験が、グローバルな視点の礎。“脱IT”の逆パターンで、家具の営業からエンジニアの世界へ

―― どのような学生時代を過ごされましたか?

大学まで地元・広島で育ちました。子どものころから理系の学科が好きで、大学は工学部・情報工学科を選びました。コンピューターサイエンスやプログラミングを中心に学ぶ学科で、ここで勉強したことが現在の仕事の基礎となっています。

また、大学時代に1年間ほど休学し、ワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアに滞在しました。さまざまな国の人々と交流した経験により、グローバルな視点が身に付いたと感じています。

―― 新卒ではどのような企業に就職されたのでしょうか?

実は大学時代、ITやプログラミングに少々ネガティブなイメージがあり、長時間、パソコンと向き合うSEよりも、もっと人と関わる仕事がしたいという思いから、新卒では家具メーカーの営業職に就きました。

しかし、働くうちにやはり自分の得意分野を生かせる場で輝きたいと考えるようになり、1年ほどでソフトウェア会社に転職しました。

まさに“脱IT”の逆パターンで、エンジニアとしてはかなり異色の経歴ですが、自分の特性を分かった上でこの業界に入ったため、以降は迷うことなくキャリアを重ねることができました。

―― 2社目のソフトウェア企業ではどのような仕事をされていたのでしょうか?

主に、携帯電話のBluetooth機能の開発を担当しました。“第二新卒”として入社したこともあり、プログラマーとしても自ら手を動かし、設計からコーディング、テストまでの一連の開発作業を行っていました。

その後、本部を中国に置くオフショア開発企業に転職。そこでもスマートフォンのネイティブアプリ開発など、いわゆる“組込み系”のシステム開発を担当したほか、複合機の開発や、カーナビ、ディスプレイオーディオなど車載系の開発にも携わりました。

オフショア開発がメインだったため管理的要素も強く、日本側の現場リーダーやブリッジSEとして中国との連携役も務めました。元々、興味を持っていた中国語の勉強を始めたのもこの頃です。

―― パクテラにはどのような経緯で入社したのですか?

3社目で一緒に仕事をしていた方がパクテラに転職され、声をかけていただいたのがきっかけです。パクテラへは2017年4月に入社しました。

―― 入社後は、どのような仕事から取り組まれたのでしょうか?

当初はIMFという名称ではありませんでしたが、現在の部署と同じ系統のセクションに入り、以来、一貫して車載系のソフトウェア開発に携わってきました。

入社して1年ほどは現場で設計やエンジニアリングを経験し、ブリッジSE業務も担当。プロジェクトが順調に拡大していったことから、アカウントマネジャーとしてプロジェクト責任者を任せていただくようになりました。

その後、組込み開発全般をひとつのグループとして組織することとなり、そのグループマネジャーを担当。そして2021年10月、IMF VPEが立ち上がったタイミングで日本側の責任者に就任しました。

車載開発を軸にヘルスケア領域にも進出。日本×中国の“ハイブリッド・オフショア”がパクテラの強み

―― VPEではどのようなプロジェクトを手がけているのですか?

VPEはヴィークル・プロダクト・エンジニアリング、つまり自動車関連製品のエンジニアリングをメインに掲げ、カーナビやディスプレイオーディオなど車載機器の組込みソフト開発を軸にしています。それ以外にも、製造業のクライアント向けシステム開発、アプリ開発などを幅広く展開しています。

―― 近年、自動車業界は変革期を迎えたといわれますが、VPEの手がけるプロジェクトに変化は感じられますか?

そうですね、自動車業界には今、大きな変化が起きています。2018年、日本の大手自動車メーカーが今までのクルマづくりの会社から“モビリティ・カンパニー”への変革を宣言されましたが、自動車業界は、クルマを作るだけではなく移動そのもの、つまりモビリティをサービスとして提供するビジネスに変化を遂げようとしています。

モビリティの中には、クルマはもちろん、自転車やキックボード、さらには“人が歩くこと”も含まれます。歩くことが健康に繋がるのはご存知のとおりですが、今、自動車メーカーでもヘルスケアに取り組んでいる企業は多く、VPEでもヘルスケアのプロジェクトにいくつか携わっています。

―― ヘルスケアプロジェクトでは、具体的にどのような開発を手がけているのでしょうか?

たとえば、足が不自由な方のリハビリを支援するソフトウェアや、デバイスそのものの開発を行っています。また、メタボリックシンドロームなど健康指導が必要な方向けに、健康管理に役立つヘルスケアアプリ開発にも関わっています。

―― 競合他社も多いと思いますが、パクテラのVPEチームの強みはどのようなところでしょうか?

一般的に、オフショア開発では仕事が円滑に進むよう、日本側のブリッジSEが海外の開発拠点とクライアントの間を取り持つ形が多いのですが、パクテラは“ハイブリッド・オフショア”を実践しています。VPEチームの開発拠点は中国にありますが、日本側のメンバーも技術を蓄積してしっかりとエンジニアリングにあたり、日本と中国のハイブリッドで効率的に開発することを意識しています。

最近、“内製化”、“国内回帰”などのキーワードをよく聞くようになりましたが、製造業界全般において、社内に技術やノウハウを培うべきという流れがあります。我々は単に成果物を収めるだけでなく、そういったクライアントに技術面の提案を行う、よきパートナーになることができます。オフショア開発企業は多々あると思いますが、ここは他社と差別化できる強みです。

―― 技術を蓄積するというお話ですが、具体的にはどのような取り組みを行っているのでしょうか?

様々な研修も行っていますが、常に考えているのはキャリアパスです。ひとつのプロジェクトだけを長年続けていても、得られるものは徐々に少なくなってきます。プロジェクトや担当するお客様を意識的にシフトさせることで、効率的にスキルアップできると考えています。

パクテラはゼロから仕事を作ることができ、チャレンジを楽しめる最高の環境

―― では、二井谷さんご自身の今後の目標を教えてください

実は、パクテラに入社を決めた理由のひとつが「自分から動いて仕事を作ることができる会社だよ」と言われたことでした。私自身、ただ“命じられたものを作る”、“与えられたプロジェクトを回す”だけではなく、自分でゼロからイチを作ることに挑戦したいと考えていたからです。

パクテラはいわゆるベンチャーではありませんが、チャレンジを楽しめる人にはとても動きやすい職場です。特にVPEは私も含めて日本側は11人という少数体制ですが、今後、チームの規模を拡大させていくためにも、主体的に動いて新しいビジネスを作っていきたいと思っています。

―― VPEチームとしての今後の展望を教えてください

車載系を軸に置くことには変わりはありませんが、先ほども申し上げたとおり、ヘルスケアや車載周辺サービスなど分野にとらわれることなく多元化し、それぞれのメンバーが持つ技術を生かしながら広げていきたいと思っています。ひとつの分野に集中するのではなく、各チームを伸ばしていく形で成長していきたいですね。

―― 最後に、求職者の方に向けてメッセージをお願いします!

IMF VPEはまだ小規模な組織ですが、今後は大きく成長させていきたいと考えています。だからこそ、新しいことにチャレンジすることが好きな方、一緒にこの部署を作り上げていく気概のある方に加わっていただきたいですね。そういう人であれば、いずれ組織が成長したとき、中心メンバーとしてチームを牽引していただけると思います。

VPEだけでなく、パクテラは変化を楽しむことができる人にとっては、自分を活かせる良い環境だと思います。ぜひ、そういった方と一緒に働きたいと思っています。

いかがでしたか? パクテラのIMF VPEチームのビジネスの面白さ、広がりを存分に感じていただけたことと思います。

パクテラに興味を持ってくださった方、一度お話してみませんか? ご興味のある方はぜひ募集ページより採用情報をご覧ください!

パクテラ・テクノロジー・ジャパン株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
3 いいね!
3 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
パクテラ・テクノロジー・ジャパン株式会社からお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?