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チャレンジ支配人とは? 地域課題解決のために飛びまわる若手支配人にインタビュー

こんにちは。温泉道場リクルートチームの馬部です。リクルートチームでは、現在、各店で活躍する支配人の皆さんにインタビューを行い、働き方や想いを発信しています。今回は、The RYOKAN TOKYO YUGAWARA / おふろcafé HITOMAで支配人をつとめる山﨑玲奈さんにお話を伺いました。

山﨑さんは2020年に新卒で温泉道場へ入社されました。最初の配属先はCOMORIVERで、「小麦の奴隷 ときがわ町店」の立ち上げを行ったあと、おふろcafé 白寿の湯へ異動、THE RYOKAN TOKYO YUGAWARAでチャレンジ支配人となり、2023年12月のリニューアルオープンとおふろcafé HITOMAの開業も成し遂げました。そしてこの7月より、正式に「支配人」となりました。

今回は、チャレンジ支配人制度に挑戦した背景や、支配人になるまでの心境の変化などもお伺いしました!

「支配人には興味がない」ところから、なぜチャレンジ支配人に?

――この7月から、正式にTHE RYOKAN TOKYO YUGAWARA / おふろcafé HITOMAの支配人になったということで、おめでとうございます。1年のチャレンジ支配人期間を経て、とのことだと思うのですが、改めて、チャレンジ支配人に志願したきっかけとはどのようなものだったのでしょうか?

ありがとうございます。実は、「絶対に支配人をやりたい!」という思いは最初はなかったんです。むしろ、自分は人を巻き込んでいくリーダーになる自信はありませんでした。ただ、地方の課題を解決したいという想いがあって、今後のキャリアを考えた時に、支配人にチャレンジすることは自分にとって必要な経験だと思いました。そういうわけで、チャレンジ支配人制度を使ってみたという経緯です。

もともとCOMORIVER時代に、ベーカリー「小麦の奴隷 ときがわ町店」の事業責任者をして、支配人はどのような仕事をして、それにはどんな力が必要なのかなんとなくイメージができていました。だからこそ、チャレンジしてみようかな、と思ったんです。

自分は将来、地方を舞台に活躍をしたいと思っています。そもそも人口や情報が少ない「地方」といったフィールドで、大切なのは何か一つの突出したスキルよりも、事業のあれこれを「まんべんなくできる」ことだと思っています。そういった意味で、店舗運営におけるあらゆることに携わり、決断経験を積める「支配人」にチャレンジしてよかったなと思っています。

――ありがとうございます。具体的にはチャレンジ支配人として、それ以前の働き方や環境とはどのような変化がありましたか?

大きく変わった部分としては、店舗の年間の予算とアクションプランの策定をするようになったところでしょうか。経営者のように店舗のことを決め、動かしていきます。個人的には、社長の山﨑さん、営業本部長の白石さんなど取締役のみなさんと直接コミュニケーションをとりながら考えていけるのが嬉しい部分です。

それから、マネジメントの部分では今でも壁にぶつかり続けています。一緒に店舗を作り上げてくれる部下には、自分の強みを活かし輝きながら働いてほしい。でも、旅館を運営する中で、接客や飲食などサービスを届ける部分だけでなく、採用や、ブランディングやPR、機械設備まで多様な業務があるので本当にやることがたくさんあります。やらなければいけないことに追われて打ちひしがれそうな仲間たちのテンションを、どう引き上げていったらいいだろう? というのは難しい部分です。理想と現実のギャップがいつもあります。

――そのような状況の中で、もともと「リーダーになることに抵抗があった」やまさきさんが、1年間チャレンジ支配人をやりきれたのは、どうしてでしょうか?

もともと「若いうちにチャレンジできることは全部やりたい」という想いがありました。昔から「人に負けたくない」という気持ちが強くて。同世代のメンバーもチャレンジ支配人に挑戦していたので、闘争心が駆り立てられました。

それから、リーダーとして決断経験を積んでいかねばならない状況ではあったのですが、まわりがサポートしてくれたので頑張ることができました。白石さんや、他の店舗の支配人のみなさんにも相談は気軽にできたので、日帰り温浴事業の0からの立ち上げなど、ハードな経験もやりきることができたと感じています。

自分は0→1をやるのが好きで、もっとその経験を積んでいきたいなと考えています。支配人はゴールではないと思っていて、影響力や自分のかかわる規模を大きくしていきたい、より地域の課題に向き合いたいと思っています。

 

どうして「地域」へ? どうして「温泉道場」へ?

――「地域」に興味をもったのはいつからだったのでしょうか?

大学時代、長野県の塩尻市を訪れたことをきっかけに、興味を持ちました。そのほかにも在学中に石川県の珠洲市や徳島県の那賀町などの地域に滞在をしました。人口が減少しているのですが、地域の生活はとても豊かなものに感じて、自分はそういった地域の生活がなくなってしまうこと、人がいなくなってしまうのは悲しいと思うようになったんです。だから、地域に仕事を作ったり、人を増やしたりすることに興味を持つようになりました。それから、「観光」は日本が世界で戦っていける産業だと思ったのも一つの理由です。

ただ、大学卒業後自分がすぐに地域に飛び込んでいったとしても何もできることがないのでは、と感じました。だから、「修行」として、温泉道場に入社をした感覚です。お金がなければ、地域は豊かになれない。地域に事業や雇用をつくり、しっかり「稼ぐ」ことを重視している温泉道場にリアルな共感を覚えたんです。三次面接でも、「地域のために頑張りたいけれど、何を頑張っていいのかわからない」という素直な気持ちを伝えました。そうしたら、「じゃあうちに入ってみたらいいんじゃない」と言ってもらえた。入社してからは目の前のことに取り組み続けた。それが今につながっている気がします。

 

入社から、支配人までの道のり

――入社前に描いていたイメージとのギャップはありますか?

入社1年目のときは、こんなにも早く責任のある立場に立つのだということに驚きました。1年目のときにCOMORIVERの飲食部門の責任者となり、宿泊メニューの開発からオペレーション作成、スタッフのマネジメントなどを行っていていました。メニュー開発も、マネジメントも、はじめての経験でわからないことばかりで、心が折れそうになったこともありました。しかし、周りのメンバーにサポートしてもらいながら仕事をしていくうちに、「こうなりたい」というイメージが形成されていきました。「小麦の奴隷 ときがわ町店」の店長をしたのも、大きく自分の視野を広げてくれました。うまくできないもどかしさを抱えながらも必死に目の前のことに取り組んだことが、今の自分を作り上げてくれているなと思います。

――今後描いているビジョンはありますか?

地域の課題に向き合って、より様々なことにチャレンジをしたいという想いがあるので、地域の事業を動かしていくプロジェクトマネージャーになりたいです。やっぱり0→1が好きです。どんな地域にいても戦える人になりたいので、そのためのポータブルスキルは磨いていきたいと思っています。学生時代にお世話になった地域と、今もやりとりをしていて「いつか何か一緒にやりたいね」と話しているので、叶えたいですね。

自分は家庭も持ちたいのですが、それを理由に何かをあきらめたくないという想いもあります。忙しいのが好きなので、こども片手にパワフルに働きたいです。楽しい人生を送りたいので、いろんなことにチャレンジしたい。

――温泉道場に興味をお持ちの方に、伝えたいことはありますか?

温泉道場の支配人は、本当に任せてもらえる範囲が広いなと思います。大変ですが、それは明らかに自分の力になっていると感じます。そしてもう一つ、大変なときに助けてくれる方々が本当に多いです。経営陣や他の店舗の支配人、社外取締役のみなさんまで。社内のノウハウや他の店舗の事例にすぐにアクセスができるので、とても勉強になります。地域で挑戦したい、自分でキャリアを切り開いていきたいという方には、温泉道場は合っているのではないかなと思います。

――ありがとうございました!

 

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