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【採用担当が聞く!】新たな採用注力ポジション「データマネジメント職」とは?社長に聞くニジボックスの強みと未来

好評企画「採用担当が聞く!」シリーズ第3回。今回は2023年4月より社長に就任された山田英樹さんにお話を伺います。

着任半年間で見えてきたニジボックスの景色

採用担当 齋藤:英樹さん、本日はよろしくお願いします!さっそくお話を聞いていきたいと思います。

英樹さんがニジボックスの社長となられて約半年が過ぎましたが、いまどんな感想をお持ちですか?

山田英樹:正直、あっという間でしたね。ニジボックスはリクルートグループの中で4社目に代表を務める会社なんですが、これまでのどの会社よりもリクルートのカラーが濃い、という印象を受けています。

齋藤:4社目だったのですね!何社か代表を歴任されてきたとは聞いていましたが、初めて知りました。リクルートに近い雰囲気というのは事業の面からそう感じられたんでしょうか?

山田:そうですね、ニジボックスでは現在、UI UXデザインを中心としたクリエイティブ分野での受託事業と、リクルートのグループ企業である強みを生かした「リクルート共創」と呼ばれる事業の2軸を主たるビジネス戦略としています。「リクルート共創」は、文字通りリクルート運営のサービスやプロダクトにメンバーが参画し、チームの一員として共創支援するビジネスモデルです。ですので、その影響はもちろん大きいと思います。ただ、だからといってリクルートと全く同じなわけではありません。ニジボックス独自の特徴や良さはしっかりとあるんですよね。

齋藤:ご就任後、最初に着手されたことはなんでしたか?

山田:まず翔平さん(※前代表)から、ニジボックスの生い立ちやいままで何を大事にしてきたかを伺いました。次に経営ボードメンバーとのミーティングを実施。マネジャーたちとも1時間ほど時間をつくって、どのような意識で会社を運営しているのか聞かせてもらいました。

齋藤:個人的に印象に残っているのは、最初のご挨拶のとき「どうか英樹さんと呼んでください」とおっしゃったことです。何社も社長をご経験なさった方と聞いていたので構えていたのですが、その先入観が覆りました。

山田:ありがとうございます。僕にとってはこれが実に大切なことで、現場との距離をできるだけ近いものにしたいという思いがあるんです。社長という肩書きはどうしても「偉い人」という線引きをつくってしまいます。この溝をなくしたくて、なんだか変わった面白そうな人が来たぞ、と思ってもらうところからみなさんとの関係性をスタートしたかったのです。


ニジボックス“らしさ”をつくった上での急拡大

齋藤:ニジボックスはもともと社長やボードメンバーと現場との距離が近い会社なんですが、英樹さんがさらに歩み寄ってくださるのはありがたいなあと感じています。入社前と後で大きく印象が変わったことはありますか?

山田:最初にニジボックスの代表を打診されたタイミングで調べたら確か230名ぐらいの規模だったんです。それなのに実際に入社するときには300名を超えていました。このご時世にこの急拡大ぶりはいったいどういうことだ、と。

齋藤:はい、この期間に新卒も10名採用しています。

山田:一方でここまで急に規模が大きくなるということは、何かしら組織に課題を抱えているのでは?とも思いました。体制や制度の面などが未整備でもおかしくないわけです。あるいはリクルート共創と受託事業というビジネスモデルの特性から、ニジボックスへの帰属意識は薄いのでは?とか。

齋藤:英樹さんの中でいろいろと仮説を立てていらっしゃったんですね。

山田:それで入社後、実際にメンバーと会話を重ねる中で気づいたんですが、みんなびっくりするぐらいニジボックスが好きだということが分かったんです。そこで初めて、しっかりとニジボックスの組織風土をつくった上で拡大しているんだな、ということが理解できたんです。ただ勢いだけで増員しているのではなかったんだと。

齋藤:そう言っていただけると、とてもうれしいです。リクルート共創に携わる人も受託事業を担当する人も、みんなニジボックスでの人と人のつながりを大切にしているんですよね。その中できちんと成長実感が得られているからこそ、コミットしているんじゃないでしょうか。

リクルート共創における“染み出し”こそ成長の機会

齋藤:ニジボックスではUI UXを中心としたクリエイティブ分野での受託事業と、リクルートのグループ企業である強みを生かしたリクルート共創と呼ばれる事業があります。英樹さんから見たリクルート共創のポイントってどこにあるのか、教えていただけますか?

山田:主にエンジニアリングやクリエイティブの分野でリクルートが内部だけでできないこと、外部パートナーに依頼したいことのニーズをつかんだ上でメンバーをアサインするのですが、ポイントは単なる常駐や出向と違うところにあります。

というのも、リクルートという会社はひとつのプロジェクトに関わる人は社内外分け隔てなく、一緒に作り上げていこうという意識を持ったメンバーがとても多いからです。一方でニジボックスもオーダーやリクエストにそのまま応えるだけでなく、任された領域を自ら超えて意見や提案をしてゆく。これを社内では「染み出し」と言っているのですが、そこに僕らの成長ステージがあると考えています。

齋藤:リクルートの各事業に参画する中で得た知見をニジボックスメンバー間でも共有していますよね。その知見をまた別のプロジェクトに生かしてより良くブラッシュアップしてゆく、というような動きがあちこちで見られます。

山田:僕がすごいと思うのはこの体制をトップダウンで指示したのではなく、現場サイドが仲間を増やしたいという思いからチームをつくり、リクルートグループ内での介在価値を上げていったということです。現場主導で壁を壊して信頼を獲得し、自分たちの働きやすさを自分たちでつくった結果が「共創」という言葉につながった点を高く評価しています。

注目の新ポジション「データマネジメント職」とは

齋藤:今回は新しい試みとして、データマネジメント職というポジションを採用する運びとなりました。どのような背景があるのでしょうか。

山田:ニジボックスの「全ての企業のサービスを成長させる」というミッションに正面から向き合うと、データ分野は今後かなり重要な位置づけになります。マーケティング活動ひとつとってもユーザーのログをベースとしたビッグデータの利活用が成否の鍵を握っているんですね。

そしてリクルートといえば、私たちの暮らしに関わるさまざまなサービスを展開しています。それぞれのサイトに膨大なデータが蓄積されていて、そのデータを世の中で正しく使えるように取り組んでいる会社です。その試みにニジボックスが共創という形でジョインできれば、世の中のサービスを成長させる上でものすごくプラスだと思うんです。

齋藤:ニジボックスでは今回初めて募集する職種ですが、最大の魅力はどんなところでしょうか?

山田:まずニジボックスにとって新しい取り組みであることですね。0から1を作る、チャレンジングな環境を思う存分楽しんでいただけます。もちろんバックアップ体制も万全。なによりリクルート共創である以上、学びや気づきを得る環境も十分に整っています。

そしてあらゆる領域での膨大なデータが蓄積されたリクルートで、プロジェクトチームと一緒にデータ利活用の一連のプロセスに参画できる点も大きな魅力と言えるでしょう。ご存じの通りリクルートはさまざまなライフスタイル、あるいはライフステージの変化に寄り添う情報サービスを展開しています。ユーザーがどのようなインサイトを持っているのか、というデータがあるので、それに触れられるだけでも大きな価値があると思います。さらにそのような環境で知見を深め、自ら企画提案することも可能です。これは間違いなく面白く、刺激的な仕事だと思います。

世の中への価値提供を考えると仕事は楽しくなる

山田:僕がデータマネジメント職を希望される方にお伝えしたいことはもう一つあります。それは、自分の仕事が最終的にユーザーまで届いたとき、それがどれだけの人々を幸せにできるのかを意識していただきたいということです。世の中がハッピーになるサイクルの一端を担うのがデータ分野の仕事です。さきほどお話ししたようにデータ分野の中での「染み出し」も楽しいのですが、そこに留まらず社会への価値提供を実感しながら成長してほしいんですよね。

齋藤:自身の目の前の業務だけにモチベーションを求めるのはもったいない、ということですね。

山田:リクルートの中でビッグデータを扱い、利活用していくことでプロダクトが改善されます。その結果、プロダクトを使う消費者に適切な情報やサービスを最短でお届けできるようになるんです。「全ての企業のサービスを成長させる」という大きなミッションの中で、一人ひとりのメンバーが重要な要素を担っていることを理解できると仕事はもっと楽しくなると思います。

齋藤:いま担当している仕事がどこにつながっているのか、誰のどんな幸せをつくっているのかを肌で感じながら働けるというのは、個人的にめちゃくちゃモチベーション上がります(笑)。

山田:同時に「染み出し」の魅力も存分に味わってほしいですね。任された業務に閉じることなく、「こういうデータをつくったほうがいいんじゃないか」、「ユーザー目線ではこのようなデータ活用のアプローチがいいのでは」 といったように、業務の中での気づきをどんどん声に出せば、一緒に考えてくれる仲間が所属の垣根なくたくさん居ることに気づけると思います。

今後同じ領域を手掛けるメンバーが増えてくれば、ニジボックス内で横のつながりも生まれるでしょう。横の交流を強めながらそれぞれのプロジェクトの中で上流を目指していく。横から縦にキャリアやスキルを伸ばせるのもニジボックスならではの魅力だと思います。

みんなが大事にしている思いをバリューに

齋藤:社長着任後半年でそこまでニジボックスへの理解を深められていたとは…。

山田:ひとつ、先ほどお伝えし忘れたトピックを紹介させてください。「eNPS」という従業員満足度を測る指標があるんですが、この数値の全国平均はマイナス40〜20と言われています。そして、僕がニジボックスの前に代表を務めていたリクルートグループの会社が非常に好成績でマイナス10でした。マイナス10って非常に高い数値なんですよ。

齋藤:全国平均がマイナス40ということですからかなり上位ですよね。

山田:ところがニジボックスはこの数値がなんとプラス10なんです。これ、どれだけすごいことか分かりますか?

齋藤:正直、実感がわきません。ああ、そうなのかって(笑)

山田:最初にこの数値を見たとき、アンケートの取り方か計算の仕方が間違っていると思いました。調べてみたら正しかったんですけどね。こんな会社があるんだ!と驚いたものです。これだけの結果が出るには採用も相当がんばってきたんでしょうね。

齋藤:ありがとうございます。確かに採用は入り口として大切ですが、ニジボックスという集団の中でのメンバー同士のつながりや、そこで生まれたカルチャーがあっての数値ではないでしょうか。真面目に会社全体で取り組んできた結果だと思います。

山田:何よりバリューが浸透していますよね。「真面目に柔軟に」「助け合い高め合う」そして「変化の主体者となる」この3つがきちんと現場に行き渡っていると感じます。これってトップダウンで指針をつくったのではなく、もともとみんなが大事にしていることを言葉にしたんじゃないかな。

齋藤:社内外の方々にアンケートを取りました。英樹さんがおっしゃる通り、こういう考えの仲間の集まりの中から出てきたバリューだからフィットしているんだと思います。

仕事とプライベートと健康と

齋藤:最後に英樹さんから、データマネジメント職に限らず全ての職種に共通するニジボックスの働きやすさについてアピールしていただけますか?

山田:ワークライフバランスを非常に大事にしているということです。たとえば年間休日。なんと145日(※)もあります。もうこれ、週休約3日ですよね(笑)。自由に取得できるフレキシブル休日が、土日や祝日にプラスして年間15日前後あります。これを活用すればライフスタイルにあわせていろんなことができますよね。(※年間休日には、労働基準法で取得が義務付けられた有給休暇5日を含みます。)

齋藤:お子さんがいらっしゃる方は授業参観や行事にあてることもできるし、パートナーとのちょっとした旅行を楽しむのにも使えますよね。

山田:やはりプライベートと仕事の充実は正比例すると思うんです。ニジボックスは健康的な生活をものすごく大事にしている会社なので、そこが一番の働きやすさじゃないでしょうか。

齋藤:リモートワークも関係してくるかもしれませんね。

山田:リモートワークは通勤時間がまるまる自分の時間になりますよね。人にもよりますが1日3時間ぐらい浮くんじゃないでしょうか。最初からリモートワークありきで社長業をはじめるのは僕にとって新たなチャレンジだったのですが、周囲にしっかりとサポートしてもらいうまく溶け込むことができました。リモートワークは効率的でプライベートも充実できますので実に正しい選択だと思えますね。

チャレンジといえばデータマネジメント職の採用はいづみさんにとってもひとつのターニングポイントになるんじゃないかな?

齋藤:はい、今回は全く新しい領域の職種採用になります。私にとってはもちろんですが、ニジボックス、さらにリクルートにとってもチャレンジングな取り組みだと思います。ただ、今後絶対に経済や産業の中核となる分野であることは強く感じています。その最先端に携わるミッションにワクワクできる方、これから私たちと一緒に作り上げていくことを楽しめる方にぜひジョインしてほしいなと思っています。

英樹さんからも何度も「染み出し」というワードが出ましたが、やりたいことがあればどんどんウェルカムな風土なので、そのあたりもぜひ魅力に感じていただければと思います。英樹さん、本日はありがとうございました!


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