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こんにちは!ネクストビート広報担当の仙田です。
ネクストビートは、「人口減少社会で必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする。」をミッションに、「ライフイベント」「地方創生」「グローバル」の各領域でユーザーへの提供価値を日々追求しながら、サービスの質の向上をおこなっています。
グローバル領域では2022年9月よりシンガポールにて、サービス産業向けHR事業を展開しています。今回は、そのシンガポール事業「Hospitality Careers」のリーダー渡邉さんにインタビューしました。ネクストビート初の海外事業展開で、前例のない中「どうすればできるか」を考え行動し続ける彼のスタンスに迫ります。
<経歴>シンガポール事業 リーダー 渡邉 大雅
一橋大学を2020年に卒業後、新卒で株式会社エス・エム・エスに入社。事業開発、営業を行う。2022年4月にネクストビートへ入社。人事・人事企画に従事したのち、シンガポール拠点の立ち上げメンバーに抜擢され、2022年11月より赴任。現在はリーダーとして営業活動含む事業推進に努めている。
プロ経営者を目指し、ベンチャーへ入社。
私は、学生時代に読んだ「ハゲタカ」という小説をきっかけに、経営のプロとして、複数企業で会社経営を担いバリューアップを果たす、プロ経営者を志すようになりました。新卒の就活時は、「経営ポジションへの昇進スピードが早い」「経営陣との距離が近い」「事業運営の実行力が身につく環境」という3つの観点から、ベンチャーに絞ってみていました。
その中でもエス・エム・エスに入社した理由は、日本の数少ない成長マーケットである介護領域での事業展開や、多角化を進められている点から、プロ経営者になる上で活かせそうな、戦略的市場選定や、複数の事業モデルでの勝ちパターンが学べそうだと感じたためです。またカルチャーとして、熱意を全面に出す赤い炎のような雰囲気ではなく、それぞれが野心を秘め突き進む、青い炎のような雰囲気が自分にあっていると感じ、入社を決めました。
実力を勘違いしそうになる環境からの脱却
実際にエス・エム・エスに入社してみて、入社を決めた動機に違和感はありませんでした。しかし、社員数が約3000名という規模が大きい組織であったため、ベンチャーとしてのスピード感や経営陣との距離に理想とのギャップを感じていました。
やりがいはありましたが、自分の実力が過大評価されているような不安も抱えていました。仕組みが整った環境で成果を出しているだけで、実力と勘違いしそうだと感じていたのです。
例えるなら、「歩兵として最前線で戦っているものの、実際にはレーダーやヘリコプター、後方支援が充実している環境で、自分の実力を誤解しやすい」ような状況でした。組織全体で戦う力が大企業の強さである一方で「それが必ずしも個人の実力を反映しているわけではない」と感じるようになりました。
経営者を目指していた私は、「何も整っていない環境で価値を生み出せるか?」や「最終的な意思決定を自分で行う経験ができているのか?」と自問するようになり、そこでようやく気づきました。また、各事業が縦割りで、ナレッジ共有や採用面で課題があることから、人事・組織への関心が高まりました。より小規模な組織で人事に携わりたいという思いが強まり、転職を考えるようになったのです。
抜擢文化の中、圧倒的スピードで経営レベルの視座を身に着ける
ネクストビートに入社してからは、想像以上のスピードを感じています。入社後の数ヶ月間で、新卒・中途採用・人事企画など幅広い人事領域での業務を任せていただきました。その後シンガポール支社立ち上げの打診をいただいてから1週間で赴任が決定し、その約3ヶ月後には実際にシンガポールに渡っていました。
年齢や経歴関係なく、成果を出せばそれだけ短期間でも新たなポジションでのチャレンジ機会をいただける、”抜擢文化”も感じています。同じ職種内での昇進・昇格などはもちろんですが、私のように職種・事業を横断した抜擢も、その方の適性を見極めた上で、柔軟に行われる印象です。
前職でもどかしさを感じていた経営陣との距離に関しては、実際に入社してからも近いと感じています。シンガポールでの事業に関しては、CSOの大木が直接管掌しており、月に1度のミーティングだけでなくチャットベースで頻繁に相談しながら進めています。社長や役員が戦略部分で意思決定する場に携われたり、自分の考えた戦略方針も一部採用・反映してもらえたりするので、とても貴重な経験だと思っています。
社会を目の前に、できることは全部やるという気概
現在は、シンガポールに駐在しており、ネクストビートのグローバル事業である観光業特化のHR事業「Hospitality Careers」の新規立ち上げに携わっています。具体的には、営業・事業開発をおこなっています。サービス立ち上げ段階のため、決まった商材をただ販売するのではなく、顧客の声を踏まえ、サービス改良に向けてフィードバックをおこなったり、新サービスの余地を模索するなどして、事業開発に繋げています。事業の勝ち筋を考える際には、強制的に経営レベルへと視座が高められます。
上長の木下は私のすぐ後ろで業務をしているので、マーケティングや開発など、他機能に関するミーティングの内容も常に耳に入り、勉強になっています。特に、マーケティングについては営業の状況を踏まえて適宜戦略提案をおこなっています。
まだまだサービスとして新規顧客開拓が必須な立ち上がりフェーズですが、新規企業開拓のために、日々事業状況に合わせたターゲット選定と選定したターゲットに合わせた最適なアプローチを戦略立てて実行しています。
戦略を実行するときには、自分でアプローチリストを作成し、メール・電話・手紙送付・DM郵送・展示会で名刺交換・飛び込み・オフラインだけでなくWEB上でのアプローチも行います。拙い英語で、ホテル様の受付で人事担当に繋いでください!と飛び込んで受付でお断りされることももちろん多くあります。それでも、事業を推進していくために、思いついたことは全部やる!という気持ちで動いています。
特に私たちは、シンガポールでの新しいサービスですので、過去の事例もなければ得意先もいないという何もない中で取り組んでいます。事業全体の戦略を考えて、プロダクトやサービスの改善や新サービスの提案、営業戦略の立案と実行をおこなっています。
「どんなサービスになれば顧客は嬉しい?」「適性な価格は?」等、大きなことから細かいことまで問いを立て、とにかく実践者として「どうすればできるか?」と策を講じて、できることは全部やるしかないというスタンスで、すぐ実行しています。
攻撃は最大の防御、前のめりな姿勢で経営者への道を切り拓く
過酷な環境だと思いますが、経営者になるというビジョンに向かえていることが、私の原動力になっています。明日何が起こるかわからないVUCA時代の現代社会の中で、一企業に最適化され、他では活躍が出来ない人材となる事の方が恐怖に感じます。後ろ盾がある方が怖いですし、大手に行った方が安定という考えの方が、自分にとっては危険だと思っています。
大手企業では、ジョブローテーションで幅広い事業や職種を学んで会社の全体感を把握できるようになっていこうというキャリアが多いと思いますが、経営者になるまでに20〜30年かかってしまいますよね。それって自分が望んでいるスピード感に合っているんだっけ?と問いかけたときに、それでは遅いと思ったのです。
全体感を把握しながら物事を推進するスキルを、一社に依存した形で何年もかけて養うよりも、むしろ小さい会社で入社したと同時に全体感を俯瞰しながら事業を推進していく方が早くビジョンに向かえると考えています。
攻撃は最大の防御といいますが、今後も前のめりな姿勢で、自らの足で経営者への道を切り拓いていきます。
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