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小さなコミュニケーションからチームが変わる。WORK101チーム合宿レポート(前編)

モノサスでは自分たちのWebサイトにスタッフが交代でコラムを書いています。
今回はその中から、原澤が「マイプロジェクト」として新たに立ち上げたWORK101(ワークイチマルイチ)<はたらく文化探求センター>の記事をご紹介します。

WORK101(ワークイチマルイチ)始動


お久しぶりです、セールス担当の原澤です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、私たちの働き方が大きく変わってきています。こういった状況だからこそ自分たちには今何ができるのか、事態が収束したときにどういう世界が待っているのかを考えながら、前向きに行動する必要があると思っています。

今回は、私の「マイプロジェクト」として、新たに立ち上がったWORK101(ワークイチマルイチ)<はたらく文化探求センター>(仮称)が2020年1月に行った、BAGNさま(後述)チーム合宿の様子をレポートでお伝えしようと思います。

WORK101<はたらく文化探求センター>とは、“これからのワーク・イン・レジデンス”をテーマに、「働く環境」を考えるための場所です。具体的には、モノサスのサテライトオフィスがある徳島県神山町に新たに開設した拠点を軸に、オフサイトミーティングやチームビルディングサポートプログラムなどを行っていきます。

WORK101(ワークイチマルイチ)という名前は、神山の住所(徳島県神山町上角101-1)からとりましたが、101という数字にはアメリカの大学などで“Basic Introduction”(基礎)という意味もあるそうです。また<はたらく文化探求センター>とは、これからの「はたらく」を考える多様な人々がこの場所に集まり交わることで、様々な活動が行われる場所になることを願ってつけた愛称です。

「はたらく」を基礎から考えることで、これからの「はたらく環境」をよりよくしていきたい。そんな思いが形になったプロジェクトが、このWORK101です。

コロナウイルス感染拡大により働き方が大きく変わろうとしています。こういう時だからこそ、「はたらく」を探求してみるのもいいかもしれません。



合宿の舞台は、神山


12月のある日。東京と鹿児島を拠点に、GOOD NEIGHBORS JAMBOREEをはじめとする様々なイベントやオープンスペースの企画、運営などをされているBAGN(ビーエージーエヌ)の代表で、以前モノサスサイトでのインタビューにも応えてくれた坂口修一郎さんからこんな相談がありました。

お願いしたいのは、僕らの会議のアップデート。
いまBAGNは、9人が東京と鹿児島との2拠点で分かれていて、東京でも1人は社外へ出向。
2週間に一度オンラインも使って全員でミーティングしているんだけど、それぞれがバラバラなプロジェクトに関わっていて、しかもそのジャンルもクライアントも多岐にわたっているので単なる事例報告会になってしまっている。情報がどこかに集中して他の人とシェアできてない。それぞれのプロジェクトは違ってもそこで得た学びとかナレッジの共有が課題。「深い学びの共有」が会議の場でできて、組織として集まっている意味をもっと強くできないか。それを会議の時間でなんとかならないものかなと。

この相談を受けた私たちは、WORK101という拠点で「働く環境」について改めて考えること、チーム全員で共通体験を持つことが良いのではないかと考え、今回のチーム合宿を企画したのです。3日間にわたる合宿は、モノサスのサテライトオフィスがある徳島県の神山町を舞台に行われました。


新たな拠点、WORK101(ワークイチマルイチ)。外観はJAとして使われていたまま、内装を居心地良く改装。


合宿初日。BAGNメンバーがWORK101へ集合。当日まで香川を旅行していたというメンバーもいて、東京、鹿児島と各地からメンバーが遠路はるばる集まりました。合宿は年に一度、メンバー全員が集まる貴重な時間だそうです。

今回の合宿にファシリテーターとして加わってくれたのが、青木将幸さん。青木さんは家族会議から国際会議まで、さまざまな会議の進行に携わり全国各地で幅広く活動されている淡路島在住のファシリテーターです。
青木さん、BAGNメンバー、モノサス運営スタッフの、自己紹介もそこそこに、まずは昼食。ストーブを真ん中に囲んで、お弁当を頂きます。移動の疲れもあったのか、みなさん静かに食事をされている様子。


まずは腹ごしらえ!松葉庵のお弁当をみんなで。


昼食のあとは青木さんの提案で周辺の散歩。今回の合宿成功を祈願して神社にお参りへ。出発の合図は、山伏として山に登ってする修行をすることもあるという青木さんによる法螺貝(ほらがい)で!

興味を持ってもなかなか音を出せないメンバーが多い中、プロのトランペッターでもある坂口さんは流石、一発できれいな音を奏でていました!はじまりの合図にふさわしい、勇ましい音が神山に響き渡ります。



この日の神山は、からっとした青空がとても気持ちの良い晴天。神山に暖かく迎えたられた気持ちでスタートをきることができました。





どんな合宿にしたい?自分やメンバーを知る


ワークショップは、メンバー9名と青木さんがストーブを囲むかたちで行われました。青木さんからテーマが投げかけられ、皆さんが紙に自由な意見を書いて発表していきます。



テーマは「どんな合宿にしたい?」「私じつは〇〇なんです!」「メンバーに聞きたい質問」など様々。みなさんが心の中で思っていることを正直に、ゆっくりと時間をとって考え発表していきます。

そのなかで、少し緊張感を持ちつつも話し始めたのが、ほかの会社へ出向してるという方。普段メンバーとあまり顔を合わせる機会がないそうですが、正直に心のうちを話してくれました。「出向中で、普段皆さんと会うこともないし、事務所行くこともない。こういった場で話すのも苦手です。」
「(普段出向しているので)会社に貢献できているのかどうか、わからなくて不安があります。」

すると他のメンバーから「自社の説明をするとき〇〇へ出向中のメンバーがいることを話すし、それを誇りに思っている。」という言葉。出向しているメンバーはほっとした表情を浮かべていました。
自分の内面と向き合って、些細なことでも正直に話をしてみる。すると周りからは意外な反応が返ってきて、そこから自分と相手の関係性が変わっていく。
私も、自分の正直な気持ちを相手に伝えることを疎かにしていることが日々あるなあと反省をしつつ、時間は進んでいきます。


途中でお菓子タイム。阿波晩茶、干し柿、さつまいもチップスなど地元のお菓子がたくさん並びます。


どんな会社になると良いのだろう?


その後もいくつかのテーマで話をしたあと、一段落したところで近くにある神山温泉へ。初日の疲れを癒やした後は、101へ戻って夕食の時間です。



初日の夕食は、神山の食堂、かま屋からのケータリング。

地元の食材を使った色とりどりの料理と、神山梅とおかかのおにぎり。見た目も美味しい料理が皆を笑顔にしてくれます。

すぐにでも食べたいところですが、まずはセッティング。椅子やテーブルの設置、食事の配膳など、皆で協力しながらテキパキと準備を行いました。合宿ではそういった小さなことも協力して行うことで、ともに働く仲間であることを再認識できる良い機会になっていると思います。



食事が一段落すると、青木さんからこの日最後のテーマが発表されました。
「うちの会社、これからこんな風になるといいな」


「トーキングスティック」という手法を使い、一人づつ発言をしていきます。


このとき印象的だったのは、一人のメンバーが「福利厚生を充実させていきたい」と話していたこと。それに対して他のメンバーが「自分はこれまで、福利厚生についてそこまで深く考えてこなかった。(他のメンバーが)そこまで考えていたとは気付かなかった。」と、自分の視点が違ったことを話していました。

一日をともに過ごし、落ち着いて正直に話をすることで、お互いの見ている景色が段々とくっきりしてきたよう。

皆の心の扉がゆっくりと開かれてきて、半開き(?)状態になったところで初日の合宿は解散。合宿2日目となる明日は、「自分たちにとっていい会社は、どんなかたちなのだろう?」「実現するためにはどうしたら良いのだろう?」という視点で、より深く、掘り下げて会社のことを考えていくための一日となりそうです。

後編へつづく。

(2020/4/16 ものさすサイトに掲載)

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