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モノサス初、パパが育休をとってみました。家庭と仕事で変わったこと。

モノサスでは自分たちのWebサイトにスタッフが交代でコラムを書いています。
今回はその中から、運用チームの松永がモノサスで初めてパパ育休をとったときの記事をご紹介します。

運用チームの松永です。
5月27日、第二子(男の子)が生まれ、四人家族になりました。
出産から奥さんの床上げまでの期間、家族で乗り切りたいという気持ちがあり、6月末までの約一月間育休を取り、家事育児に専念させていただきました。
普段は土日しか家族と触れ合う機会がありませんでしたが、育休生活を通して、家族と生活したことで気づいたことや、仕事で環境が変化したことについて書きたいと思います。


新たに家族に加わった賢(けん)


育休の準備に追われる休暇前


モノサスでは、実はまだ男性で育児休暇を取得した人がいないということでしたので、上司から「いつから育休とるの?取得に必要な書類は?不在中の業務は?」と様々な質問を受けました。
家族で出産後の生活を乗り切りたいという気持ちだけ先走って、具体的に育休をどう取得するのか、全然考えていなかった私は、ここから準備に追われる日々が始まりました。

引継ぎの準備の中でも、特に大変だったのが不在中の業務引継。
育休の相談をしたのが年度末の繁忙期であったため、引継ぎがすぐに始められず、休暇直前でバタバタと行うことになってしまいました。

自分しか対応したことがない業務を洗い出し、技術的なこと以外は全て引き継ぎを行いましたが、休暇中、大きな問題もなく業務が進みましたので、自分でないとできないことは意外と少ないのだなと改めて感じました。

出産直前、奥さんの入院日時が半日早くなるというハプニングがありましたが、メンバーのおかげもあって無事病院に駆けつけることもでき、希望通りそのまま育児休暇に入ることができました。


生まれて間もない息子(賢ちゃん)とおねえさんになりたての娘(椿)


休暇取得中の生活


育児休暇中、奥さんはほとんど赤ちゃん(以降、賢ちゃん)の面倒を見て、基本的には赤ちゃんのそばにずっといてもらい、私が家事全般と上の娘(以降、椿)の面倒を見るという役割分担でした。


休暇中の1日の流れ
7:00 起床~ご飯
8:00 椿の幼稚園の支度、幼稚園バス見送り
8:30 片付け・洗濯・掃除
10:30 昼食の準備
11:00 メールの確認(メールを見て、そのまま仕事を行うこともありました)
12:00 お昼ご飯
14:00 幼稚園バスのお迎え
14:30 椿と遊ぶ
15:00 賢ちゃん沐浴(主にお義母さんが来てくれました)
16:30 夕ご飯準備
17:30 お風呂
18:00 夕ご飯・片付け
20:00 椿寝かしつけ


平日に家族と過ごしてみて


幼稚園の午後、娘にぬいぐるみ(ダック役)をさせられる松永


1.子供との接し方

朝から元気に遊べる休日とは違い、幼稚園から帰った子供と遊ぶことが思いの他、頭を使いました。
土日だと公園だのプールだのでテンションをあげて一緒に遊ぶことができるのですが、平日は子どもが園で疲れているため、インドアの遊び方がベターであることがわかりました。
そのため、「ダック」というヌイグルミ役をして過ごしたり、NHKの「ノージーのひらめき工房」という番組を見て工作をしたりしていました。


ノージーのひらめき工房を参考に、ザルから作ったザル姫


2.自分の家のことを知らなかった

家事全般をやってみて感じたことですが、自分の家のことを全然知らないことに気づきました。文房具や乾電池のストックの位置、子供のおもちゃの仕分け方法など、あげたらキリがないのですが、奥さんがルールを決めて片付けているものがどこにあるのかを知りませんでした。
今も家のこと全て知っているかというと、まだまだかもしれませんが、育休中に片付けルールを把握したことで「あれってどこだっけ?」というやり取りが少なくなりました。
これは育休中に思いがけず得られたものですが、おかげで不要なストレスが少なくなりました。


3.食事について認識共有

育休期間中、家での食事は基本的に私が準備していました。
しかし、育休初日、「栄養バランスを考えて作って欲しい」と駄目出しを受けました。
子供の好みを考え、かつ栄養が偏らないようご飯を作ることが、最初は全然うまくできず苦労しましたが、クックパッドなどを利用してなんとか頑張りました。
食事の認識共有ができたおかげで、今でも「何食べる?」と考える時に、的外れな返答が少なくなったと思います。

細々したもので言えばまだまだあるのですが、三人家族から四人家族になり、やることは増えたので大変ですが、育休の期間があったおかげで、三人の時よりもストレスなく生活ができていると感じます。


仕事の取り組み方で変わったこと


1.家で働いてみて

午前11時に仕事のメールをチェックし、そのまま仕事を行うこともありました。家だと周りに人がいないので集中して作業を進めることができたのですが、社内の人と複雑な話を電話やチャットでやり取りをする時は、やはり顔を合わせてやり取りをしたいと思いました。
そのため、会社にいる時よりも、文面でわかりやすく伝えることを心がけました。
また、職場以外で仕事ができるとあまり感じたことがなかったのですが、家で仕事をしてみて、場所を選ばない働き方ができるのだなと実感しました。


2.仕事への関わり方

一か月間不在にすることで、一度、自分の仕事を引き継げたことで、育休から復帰してからは、自分の仕事を改めて見つめ直すことができました。
日頃の業務でも「自分だけが行っている仕事」と「自分だからできる仕事」を区別し、「自分だけが行っている仕事」をできるだけ少なくすることで、自分が新しい仕事をする余裕が生まれることに気づきました。
そうして新しい仕事に多く関わることで「自分だからできる仕事」が見つかるのではないでしょうか。


育休をおえて


育休期間中に、家のルール作りができたことで、生活がスムーズに回るようになりました。
おかげで、今、仕事に集中できる基盤ができたと感じています。
また、場所を選ばない働き方の可能性を探ってみたいと思えたことや、「自分だけが行っている仕事」と「自分だからできる仕事」を考えるようになったことは、育休を取得しなければ、まだ何年かは気づけなかっただろうと思います。

(2016/8/30 ものさすサイトに掲載)

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