今回インタビューした “ごんちゃん” こと尾間 恭子は、オンライン事業部にて新事業の拡大に従事するママさん社員。
彼女はライフイズテックへジョインするまでに、双日株式会社、アマゾンジャパン合同会社、アリババ株式会社で海外との仕事を中心にキャリアを積んできた。
そんな彼女はなぜ、“教育×IT×エンタメ” 事業を展開する会社を新たなキャリアを積む場所として選んだのだろうか?
(ライター:クリス@qris_)
打開策は“教育”にあり!日本の国際競争力低下に抱いた危機感とこれから関わっていきたい仕事
ーー ライフイズテックに入るまでは、海外との仕事がメインだったとうかがいました。
学生時代、香港に留学していたこともあり、アジアと仕事がしたいと思っていたので新卒で双日に入社しました。新人育成のためのジョブローテーションでさまざまな部署の仕事を経験しながら、最終的に産業機械をアジア諸国へ輸出する部署で1年間くらい事業に携わっていました。
憧れだったアジアとの仕事には携われたのですが、もう少し小さい組織で裁量権のある仕事に挑戦したいと思ったので転職をすることにしたんです。また当時は将来起業したいという思いもあったので、ベンチャーであれば事業立ち上げの勉強もできるかなと思いアマゾンへ入社を決めました。
アマゾンでは洋書のベンダーマネージャーというポジションで、海外から本を仕入れ日本国内で売るための仕組みづくりまでを一貫して担当していました。
ーー アマゾンからアリババへは、どういった経緯で転職されたのでしょうか?
約7年間のアマゾン勤務中に海外の方と接する機会が多くあったなかで、日本の国際競争力の低下を肌で感じていました。たとえば韓国の英語の書籍や教育教材の輸入量。韓国の人口は日本の半分くらいなのに、子どもたちのための書籍の輸入は日本よりもはるかに多かったんです。そういうアジア周辺諸国の世界照準の教育事情を見て、自分を含めて「このままだと日本は世界から置いていかれるな」と感じていました。
一方で、私自身日本という国が大好きなんですが、日本には実直で精密なものづくりをしている企業がたくさんあって、良いものやサービスをつくっています。しかしその展開は、日本国内に限られている場合が多く、もっと日本のいいところを世界にアピールしたいという一日本人としての思いを持っていました。
アマゾンの仕事もやりがいはあったのですが、海外のものを日本国内に広めていく仕事だったので、日本の良いものを海外に出すことで “日本を元気にしたい” と思うようになりアリババに転職しました。
ライフイズテックの教育変革者としての本気度に惹かれ、仲間入り
ーー ここまでの話を聞く限り、ライフイズテックにジョインするきっかけのようなものはなかったような気がするのですが……。
国際競争力の低下を目の当たりにしたときに、“教育”こそが打開策になるのでは、いつか教育に何らかの形で関われたらと思っていました。
日本のこれまでの教育、少なくとも自分が受けた教育は、どちらかというと教師から知識を教えてもらう ”受け身の学び” が大半だったと思っています。
もちろん教師の教えの通りにタスクをクリアしていくことは、社会でも通用するスキルの一つです。しかしアマゾンやアリババで様々な国の優秀な同僚と仕事をする中で、彼らが次々に生み出すサービスを目の当たりにし、これからの時代は、それだけでは乗り越えていけないと感じました。子どものころから世界規模で物事を見て、思考を巡らせる習慣をつけておく必要があると思い、教育にかかわる仕事をぼんやりと意識するようになりました。おそらくこの時の想いがライフイズテックにジョインするきっかけになったと思います。
ーー 新たなキャリアを積むフィールドとして、なぜライフイズテックを選んだのでしょうか?
子どもが生まれてから一旦やめていた仕事をはじめるタイミングで、ITやインターネットに深く携わってきた経歴を活かしつつ、関心を強く持った教育に関われる会社がないか探していたんです。その仕事探しで、ライフイズテックを見つけました。
ーー 教育とITをかけあわせた会社は他にもあったのでは?
教育とITを事業の軸にしている会社は、あるにはありました。しかし、既存の教育の枠組みを出ているように感じられなくて……。
そんななか出会ったのがライフイズテックでした。会社が掲げているビジョンに “本気で教育を変えていく!” という強い意志が見えたんです。だから迷わずライフイズテックに応募して入社しました。
仕事に夢中になりやすいからこそ、子どもに胸を張って説明できる仕事を
ーー 入社後はどんな仕事に携わってきましたか?
ジョイン後すぐはサマーキャンプの前に入社したこともあり、キャンプチームで会場・備品の手配や現場のお手伝いなどの裏方をしていました。その後はCS(顧客対応)チームに入りリーダーを務め、今はオンライン事業部にてテクノロジア魔法学校やリアル事業部のキャンプ集客を拡大する仕事をしています。
ーー CSのチームリーダーとは大抜擢ですね! しかし育児との両立に悩まれたのでは?
チームは2~3人の少ない人数だったので、和気藹々と仕事をしていましたね。どちらかというと自分が仕事に夢中になるタイプなので、子どもとの時間を犠牲にしてしまいそうなことのほうが心配でした。そもそも子どもがいる状態で仕事を探していたので、採用してもらえるかも不安でしたし……。
ーー 入社する前の段階でお子さんがいることは伝えていたと思うんですが、ライフイズテックには受け入れる体制は整っていましたか?
私はライフイズテックで2人目くらいのママさん社員だったんですよね。だからその当時は、どう受け入れていくかを模索している感じはありました。アサインする仕事を調整してもらっているというか。
また入社する前にCEOの水野が、子どもたちの未来をつくる事業をしているからこそ社員が子育てしやすい環境を積極的に整えていきたいと言っていたことに、心強さを感じましたね。
実際に今は幼稚園のお迎えがあるので時短勤務をさせてもらっていますし、子どもが今より小さなころは急な発熱で帰らなければならなくなったときに「はやく帰りなよ!」と送り出してくれる空気は入社したときからあったので、育児と仕事の両立はしやすいと思っています。今はママさん社員も増えて、お互い支え合う雰囲気もありますし。
ーー ちなみに先ほど、仕事に夢中になるタイプとおっしゃっていましたが、育児との両立でどんな部分が不安だったのでしょうか?
たぶん家に帰ってからも仕事のことで頭がいっぱいになるので、そのうち子どもに「ママはなぜ仕事をするの」くらいは、そのうち聞かれるんじゃないかなと思っていて……。そのときに“私がどうしてそんなにも仕事に打ち込んでいるのか”について胸を張って答えられたら、親子ともども納得できるんじゃないかなと。そしてその答えをライフイズテックならはっきりと伝えられると思っています。「子どもたちの未来づくりをする仕事をしているんだよ」と。
ライフイズテックは新たなレールを敷くことを楽しめる人のための会社
ーー 教育を変えていこうとするライフイズテックでの日々は、おそらく目まぐるしいのではと思うのですが、正直戸惑うこともあったのでは?
そもそも教育の既存の仕組みを変えていかなければと思っていましたし、その大変さも理解したうえで入ったので、自分たちで新しいものをつくっていける今の環境を楽しめていますね。
なにより “子どもの未来につながる仕事ができている” ことが、働く上で強い原動力になっています。「ライフイズテックに出会って人生が変わった」「ライフイズテックに行くことが生きる場になっている」という声をCSチームにいた頃にお客様よりいただけた時には間接的な立場ではありますが、とても嬉しかったです。
また一緒に働く仲間たちがビジョンに深く共感しているからこそ、日々の業務で刺激をもらえていますよ。
ーー ごんちゃんがそうだったように、やはりライフイズテックで働くにはビジョンへの共感が必要不可欠なんですね。
そうですね。やはり “子どもたちの未来をつくる” という部分に共感できるとやりがいを持って仕事ができると私は思います。あとは新しいことにもどんどん挑戦していく会社なので、自分でレールを敷くことを楽しめる人にライフイズテックは合うかなと思います。そして私もそういう人と一緒に刺激し合い働いていけたらなと思っています。
<インタビューを終えて>
日本の教育は変わってきています。しかしごんちゃんは、海外との仕事を通して広い視野で物事を見て形にしていくことの大切さを肌で感じてきたからこそ、既存の教育の枠組みを柔軟に変えていく必要性に気づけたのだと思います。
また「なぜ、仕事をするのか」と子どもに聞かれたときに納得できる答えを伝えたいという言葉に、“育児と仕事の両立” の理想形を見たような気がしました。子どもが仕事に打ち込む親をみて応援したくなる。親も子どももその仕事を誇りに思う。そんな仕事ができているかを考えるきっかけにもなりました。
「子どもの未来につながるきっかけをつくりたい」を原動力に教育と向き合うごんちゃんが、どんな形で新しい教育をつくり広げていくのか、非常に楽しみです。
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