KEPPLE CREATORS LAB
KEPPLE CREATORS LAB を紹介する Web サイトです。
https://lab.kepple.co.jp/
Product Development Sectionでエンジニアリングマネージャーを務めている石野と申します。
マネージャーとしての役割を担ってから、もうすぐ1年が経ちます。この間、どのようにチームを最適にサポートするかを日々模索してきました。 今後はこのブログを通じて、私の取り組みや学び、考えを共有していきたいと思っています。
さて、今回のテーマは、チームの結束を高める「デイリースタンドアップ」についてです。
デイリースタンドアップは、ソフトウェア開発現場で用いられる手法です。この手法では、チームメンバーが毎日短時間のミーティングを行い、次の三つの質問に答えることでプロジェクトの進行状況を共有し、問題点を早期に特定します。
チームによって内容は最適化されるべきですが、このスタンドアップミーティングは15分以内に終わることが推奨されています。短時間で集中して情報を共有することが、この手法のベストプラクティスとされています。
なぜ「デイリースタンドアップ」を取り入れたかというと以下の課題がありました。
これらの課題を解消し、チームのコミュニケーションを向上させるためにデイリースタンドアップを導入することにしました。
ケップルのデイリースタンドアップは、以下のように実施しています!ちなみに立ってやっていません!
参加者全員がデイリースタンドアップ前までに、FigJamに以下を記入します。タスクの進捗管理でJiraを利用しているので、共有内容は各チケットの状況を伝えるよう心がけてもらっています。
各自が話す内容を事前に考え、整理しておくことで、ミーティングがスムーズに進行し、必要な情報の共有に集中できるようになっています。
主に以下の流れで実施しています!
意外とあっさりしていますが、15分で終えるにはこれくらいがちょうど良いです!
▲ FigJam を見ながら MetaLife でデイリースタンドアップを行う様子
実際、約3ヶ月運用してみましたが、以下のような効果が見受けられました。
定量的なデータは取れてないですが、実施前の課題に対して一定の成果がありました。
取り組んでみて意識すると良いポイントをいくつかご紹介します。
デイリースタンドアップの時間は15分と限られています。そのためプロジェクトに関係のない議題は避けることを推奨します。例えば、AプロジェクトなのにBプロジェクトの話をされてもほとんどメンバーは関係ないので、無駄な時間が増えてしまいます。
どうしても問題があった場合は、その場で議論しがちです。すぐに解決出来る内容であれば良いですが、解決せずに15分を超えることが多いです。そういった場合は、勇気を持って切り上げて別の場を設けましょう。そうしないと必要以上にメンバーを巻き込んでしまい、ミーティングの効率が下がってしまいます。
実施後には少なくとも一度は振り返りを行うことを推奨します。デイリースタンドアップのベストプラクティスがあらゆるチームや組織に適しているとは限りません。チームメンバーからのフィードバックを取り入れて改善することで、より効果的な運用が可能になります。
今回は「デイリースタンドアップ」について記載しました。
毎日チームに情報を共有することで、問題を早期に発見するなどの効果が確認できました。さらに、メンバー間のコミュニケーションも活発になり、チームの結束力が向上したと実感しています。次回もこのような取り組みについて記載しようと思います。
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