KEPPLE CREATORS LAB
KEPPLE CREATORS LAB を紹介する Web サイトです。
https://lab.kepple.co.jp/
こんにちは!ケップルの開発組織「 KEPPLE CREATORS LAB」のマネージャーを務める池浦です。
このたび、 KEPPLE CREATORS LAB のブランディングサイトを公開しました。
本記事ではブランディングサイトを構築した経緯をご紹介したいと思います。また、後半では担当したデザイナーから本サイトのデザインに対するこだわりについてお伝えいたします!
▼KEPPLE CREATORS LAB ブランディングサイト
ケップルは、「Create New Industries(世界に新たな産業を)」というミッションを掲げ、スタートアップエコシステムの発展に貢献するために、起業家・投資家の方々を支援するさまざまな事業を展開しています。代表的なプロダクトとして、イノベーションを促進するためのスタートアップデータベースや、スタートアップメディア、VC・CVCや事業会社向けの未上場株式投資管理SaaS等を運営。また、ファンド決算業務の受託、スタートアップの成長を支援するVCの運営など幅広いサービスを提供し、新産業の創出を担うスタートアップが数多く産まれる世界の実現を目指しています。
KEPPLE CREATORS LAB はケップルが提供するプロダクト・サービスの開発を担う組織です。要求定義から運用保守までさまざまなフェーズを担当し、エンジニア・デザイナーだけではなくプロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーも在籍しています。専門的な職種が多いのが特徴で、各職種ならではの視点を持ってプロダクト・サービスの価値・品質向上に取り組んでいます。
面談や面接の場において、お会いする皆さんから「ケップルのプロダクト開発組織はどんなカルチャー・価値観を持っているの?」「所属するメンバーにはどんな人がいるの?」など組織に関するご質問を多くいただいてきました。限られた時間の中で全てお伝えすることは難しく、面談・面接の前後の時間でより理解を深めていただくために組織の情報をまとめておいたほうがよいと考え、ブランディングサイトを公開しました。
KEPPLE CREATORS LAB Division Manager 池浦
こんにちは!UIデザイナーの髙石です。今回ブランディングサイトのデザインを担当しました。
サイトのデザインといえば Adobe Photoshop や Figma を使って見た目を作っていく様子を想像すると思います。確かにその通りですが、手を動かす作業は全体の後半部分であり、前半はコンセプトやアイデアを練っていく目に見えにくい作業です。作る対象によっては考える時間の方が長く、ブランディングサイトはその一つですね。
プロダクトの場合はいかに効率的に機能するかが指標となるので、正解のありそうな方向程度であれば瞬時に見分けられます。一方ブランディングサイトの場合は想いを表現する重要度が上がるため、選択肢が爆発的に増える感覚があります。同じコンセプトを与えられたとしても、制作する人や時期、その時の興味関心が異なれば、三者三様のサイトが出来上がると思います。実際今回の制作中も、昨日最高だと思っていたはずのアイデアを今日ボツにすることを何度も繰り返しました。
最終的に KEPPLE CREATORS LAB のブランディングサイトを作る上で重視したことは、主に次の3つです。
「Create The Next」は、サイトリニューアル前から存在するKEPPLE CREATORS LABのスローガンです。サイト全体のコンセプトであり重要なフレーズであるため、このスローガンを深掘りしていこうと思います。
「Create The Next」、日本語だと「次を創ろう」となりますが、この「次」とは何を指すのでしょう?
「次」という概念は時間軸の上にあると考えていて、過去に作ったものは、今の実力でも作れるものですし、今作っているものは、ユーザーに明確に求められているものです。将来作りたいものは、今は存在しないが社会にとって本当に必要なものです。
当然「次」は将来にあたるので、私たちは「今は存在しないもの」「社会にとって本当に必要なもの」を創り出そうとしているわけです。ああしろこうしろと具体的に指示してくれる人は誰もいませんし、もしそのような人がいたとしても、その指示が最適解だとは限りません。それゆえ、ユーザーにインタビューしたり、PVやイベントの数を計測したり、なんとか次の一手の手掛かりを得ようとしているわけですよね。
意味のあるものを作りたいけれど、誰もその答えを知らない。ユーザー自身でさえ自分が本当は何を求めているのか自覚していないのです。ユーザーが言っているからといって、数値に表れているからといって、それを鵜呑みにしてはいけません。全ての手掛かりを統合し、直接的には表れていない真意を見抜く。意味のある答えにたどり着くには、クリエイター自身で答えを手繰り寄せるしかないのです。この試行錯誤の道を歩むという覚悟が、「Create The Next」が意味するものだと考え至りました。
フランスのSF小説家、ジュール・ヴェルヌの言葉があります。
人間が想像できることは、人間が必ず実現できる
Tout ce qu'un homme est capable d'imaginer, d'autres hommes seront capables
私たちはもう想像してしまったのです。これを実現させれば、きっと社会は一歩前進できる。そんな確信があるから、困難な道のりだとしても「どうしたら実現できるか」を考えられます。
理想を描き、リスクを背負ってでも実現させる。これがまさしくスタートアップの姿です。胸を張って彼らのパートナーであると言えるように、私たち自身も本当の価値を追求しなくてはなりません。
実現させる力としてのデザインとエンジニアリングを手にした今だからこそ、手の届く範囲内のことをしていてはつまらない。子どもの頃のような純粋無垢な想像力。それこそが今最も必要な力だと感じています。
サイトは作って終わりではありません。KEPPLE CREATORS LAB に興味を持ってくださった方が私たちの想いを感じ取り、共に試行錯誤の道を歩みたいと思ってくださると嬉しいです。
KEPPLE CREATORS LAB UI Desiger 髙石
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