こんにちは!人事採用担当の源田です。先日、当社で初の試みとなる、AI活用コンテストを開催いたしましたので、ご紹介をさせていただきます。
AI活用コンテストとは?
昨今加速度的に普及しているAIサービスを活用した業務改善やビジネス提案を募集し、コンテストとして発表の機会を設けました。出場者は持ち時間10分の中でプレゼンテーションを行い、全社員が審査員として投票しました。投票の結果、最優秀賞/優秀賞/特別賞/IT講師賞を決定しました。
受賞者には特別休暇&アマゾンギフト券が贈呈されるため、商品ゲットのために燃えている出場者が大勢おりました!
今回はその中でも最優秀賞を受賞したデジタルソリューションチームの皆さんにお話を伺いました!
■デジタルソリューションのチームメンバー
A.Kakimoto:2020年1月入社。デジタルソリューションチームのサブプロジェクトリーダーを務める。依頼したことに対して、プラスアルファの価値をさりげなく付加して仕上げてくれる忍者のような人。あまり感情表現を表に出さないが、揚げ物を揚げている時とハイラル(ゼルダ)を駆け回っている時は心が躍る。好きな言葉は「なぜベストを尽くさないのか?」
T.Udagawa:2021年6月入社。デジタルソリューションプロジェクトのマーケティングチームに所属。パパ育休制度利用者の先駆けとなる存在(詳細はコチラの記事をcheck!)。最近はお子さんが映画デビューされたようで「シナぷしゅ」を一緒に観賞。子供向け作品の観賞がメインになったのかと思いきや、今ハマっているのはバチェラーシリーズ。直近配信されたシーズン5を観て面白さに気づいたようで、バチェロレッテシリーズを含め1から観る予定。
Y.Wada:2017年12月入社。デジタルソリューションプロジェクトのインフラチームに所属。一部の人からミスターRPAやエクセルマスターと呼ばれ、社内のDX化に貢献してきた一人。自宅にゲーセン化、シアタールーム化した部屋があり、ここ数年東京と千葉からは出ていないと噂。一見インドアかと思うが、実はドライブ好きで最近はバイクに興味を持っているというアウトドアな面も。
T.Kono:2020年7月入社。デジタルソリューションにはサブメンバーで参加し、主にインフラ面を担当。ITスキルと冷静な分析力を武器にチームの業務改善に貢献してきた秋田の貴公子。アニメ、漫画、小説、ドラマのオススメを聞くならこの方!というくらい作品紹介やレビューが的確。自主的にプログラミング等を勉強して業務に活かす、まさにDX人材の鑑。
改めまして、この度は最優秀賞受賞おめでとうございます!早速インタビューに入れればと思うのですが、今回AI活用コンテストに出場しようと思ったきっかけは何だったんですか?
A.Kakimoto:はじめは私が受賞後にもらえるお休みに釣られた形でした(笑)もちろんそれだけではなく、AI活用って非常に面白そうだなという興味と、少数精鋭のインフラチームにおいて、どのようにメンバー同士で補完し合いどの部分を自動化できるのかを日々考えているので、せっかくだったらこういった機会にAIを活用してチームの課題を解決できたらと思いました。そんな経緯もあったので、はじめにインフラチームのY.Wadaさん、T.Konoさんに一緒にでませんか?とお声がけをさせてもらいました。
きっかけはまさかのお休みだったんですね(笑)あれ?T.Udagawaさんはどういった経緯で?
T.Udagawa:実は最初は一人で出場しようと思っていたんですよ。そうしたらA.Kakimotoさんからインフラチームが出場するとお聞きして、「へえー出るんだ」と思っていたところ一緒にやりませんか?と誘われました。
一人でやるにしても結局何をするか決めていなかったし、プレゼンの中で実際にデモを作ってみせるとかは自分にはできないと思っていたので、表現力的な部分で何か貢献できるだろうと思って「私でよければでます!」といった感じです。
A.Kakimoto:人づてでT.Udagawaさんが出たがっていると耳に入ったので吸収しようかなと思って(笑)
今回AIを活用した競合調査というテーマについて考えた時に、メンバー的に結構いいものができそうだなというイメージはあったんですね。
競合調査をやっているY.Wadaさんもいるし、Google Apps ScriptができるT.Konoさんもいるし、あとは「発表するスライドどうしよう、デザインに強い人がいたらもっといいよね」というところで、T.Udagawaさんが出場すると耳にしたので、もし発表内容が決まっていなかったら一緒にやりませんか?と声をかけました。ほんとにすぽっとブロックがハマったような感じでしたね。
T.Udagawa:そうなんです、まんまと吸収されましたw
ドラゴンボールのセルのように完全体になるために吸収したんですね(笑)仲間集めの話は少年漫画みたいでテンションあがります!ちなみに今回の発表における4人の役割は?
A.Kakimoto:私がデモツールの作成と、一応取りまとめ的なことをやっていて、T.Udagawaさんにはスライドのデザイン作成、それから発表の構成をつくっていただいて。Y.Wadaさんは競合調査の経験もあるので項目の選定やBIツールのイメージ図を、T.Konoさんには私が作ったデモの検証やAIに関する情報を調べていただいてましたね。またChatGPTですが、意図していない回答になることが結構あったので、実用的なレベルにするために、どれくらい正確性のある回答なのか、どのように質問をするとより正しい回答に近づけるのかを考えることが重要でしたね。大まかにはそういった役割分担ですね。
それぞれの強みを活かした素晴らしい役割分担ですね!今回「AIを活用した競合調査」というテーマで発表いただきましたがみなさんこのテーマについてどう感じていましたか?
Y.Wada:最初、A.KakimotoさんからChatGPTと組み合わせてやってみたいという話を聞いたときは、正直できるのかな?と内心思っていました。やっぱりChatGPTはオンライン上に公開している情報しか持ってこれないので、情報を得るには実際に競合他社のアカウントにログインしてその機能を見てみないとわからないと思っていましたし、人の手なしで把握できるのかなと不安もあったのですが、実際にやってみると非常に便利で上手く使いこなせば十分活用できると感じましたね。
T.Kono:競合他社の情報が日々アップデートされていく中で、なかなか随時工数をかけて調査するのは大変なので、ある程度でも自動化できたらいいよねっていうところで、今回のテーマは非常によかったと思いますね。実用に向けて今後もブラッシュアップできれば非常に便利だと感じました。
A.Kakimoto:我々はマーケティングを担うプロジェクトなんですけど、競合調査の部分が実は結構薄いというか、お客さんへのアプローチとかはいろいろやってるんですけど、例えば競合他社に対してこういう施策を打つ!みたいなことはまだあんまりできていない部分が大きかったりして情報も少ないんです。
以前、メンバーの施策の一つで競合調査をやったことはあったんですけど、今はなかなか動けていない状況だったので、自動でやるとしたらこの辺りかなっていうところで決定しました。
発表までの道のりはどうでしたか?どのような準備をされたんですか?
Y.Wada:私が担当した部分は以前作成した資料があって、それを流用できたのでそこまで時間はかかりませんでした。今回BIツールも用意したのですが、なにかもう一押ししたいなと思ってA.Kakimotoさんに提案して作成をしました。というのも、確か最初は3組くらいしかエントリーがないと聞いていて、これはもう休暇もらえるじゃん!と思っていたんですけど、気づいたら15組くらいに増えたと聞いてやばいなと思いまして(笑)
こちらもテンプレートみたいなものがあったので、それを使ってちょこちょこと数字を競合調査っぽいものに変えていった形なのでそこまで時間がかからずに済みました。
T.Udagawa:今回、発表テーマが明確だったので、僕が考えることとしてはデモツールを基点としてどういう肉付けをしたら一番よく伝わる発表内容になるかの整理でした。それさえできれば良い発表にできると思っていたので深く悩むことはなかったです。
ただ、普段は製品資料やパンフレットなどの作成が基本で、プレゼン用の資料はあまり作らないんですね。今回は話の流れをわかりやすくすることを意識し、プレゼン途中から入ってきた人でも今どこの話をしているのかがすぐに分かるような資料を一から作成しました。
また、うちのチームが一番目に発表するとわかった上で、いかに印象を残すか、飽きさせないかという点を意識したプレゼン作りになったので、最後に印象に残りそうな言葉を入れてみたり、KING OF TIMEのロゴマーク(※)のにっこりなんかはまさにそうですけど、ちょっとした小ネタを入れたりしてみました。
Y.Wada:最後のにっこりマークは、元々そういうバージョンがあるものだと思ってました。どこかのパンフレットで使っているものなのかなと思っていたら実は今回T.Udagawaさんが作っていたというのに驚きました。
一同:あれはナイスアイデアでしたね!
※この先頭にある冠をかぶったマークです。当日の発表の最後ではこのマークの表情をにっこりさせており、「あんなにっこりバージョンなんてあったの!?」と社内から反響が多くありました。
まさかT.Udagawaさんのオリジナル作品だったとは!にっこりバージョンのステッカーとかできたらいいですね。他に発表の中で印象的だったシーンはありますか?
T.Kono:今回、A.KakimotoさんとT.Udagawaさんに代表して発表いただいたんですけど、お二人の雰囲気がなんて言うんでしょう、ブースからお届けしてますよ!みたいなラジオ的な雰囲気もあり、スタートアップ企業のすごい2人が今から発表するぜ!みたいな雰囲気も感じてすごい印象的でしたね。時間内にピタッと終わらせるっていうのも見事だったなと思います。
Y.Wada:確かにA.KakimotoさんとT.Udagawaさんの発表は、さすがというか、慣れているなと感じました。私には真似できない部分がありますね。それもやっぱり今回このチームで役割分担が上手くできた成果なのかなって思います。
あとは、反響っていう意味だと、もっとツールをよく見せてみたいんだけどどうしたらいい?とかのご質問をいくつかのプロジェクトからいただいたり、T.Udagawaさんのスライドについてはね、営業の方がさっそく参考にしたいって言ってましたね。
T.Udagawa:そうですね。営業の方々からは結構いろいろご連絡いただきましてありがたいかぎりです。
今回のコンテストを通じて、会社にとって新しい引き出しができたと思いますので、社員の皆さんの日々の業務にぜひ貢献できたらと思っています。
※T.Konoさんはリモートでインタビューに参加してくれました!
ちなみに発表の手応えってどのくらいでしたか?
A.Kakimoto:正直、わりと手応えはありましたね。ただ、ほかのチームの発表も魅力的なものが多く、そこと比べるとどうかなぁっていうところはあったんですけど、しっかり準備したものは出し切れたなと思っていました!あれ?皆さんも同じ気持ちかな......?(笑)
T.Kono:同じ気持ちでしたよ!ただ、初日が終わった時点ではうちの発表は結構良かったんじゃない!って思ってたんですが、今回2週に分けて実施されたじゃないですか。なので、全ての発表が終わるまではどうかなどうかなってすっごいドキドキして過ごしていましたね。
T.Udagawa:僕はちょっとびくびくしてましたね。他の方々の発表を聞いているとコンセプトもすごく良いし、しっかり作られたデモツールもあるし。これで落としたら俺のせいだ...って思っていました(泣)もし発表態度とか言われたら、ちょっとだけ頬杖ついてたのは減点されんのかなとか。ただ、まあこれで受賞できなかったらしょうがないと、やり切った気持ちはあったので自信はありました。
一同:そんな気持ちだったとは(笑)
今回海外からも多くの参加がありましたがどうでしたか?今後交流していきたいとかありますか?
A.Kakimoto:今回沢山の方に参加いただいたと思うんですけど、海外メンバーを含めた実施はとても良かったと思います。海外の方々はわりと向こうで発展しているツールを使いこなそうとしている人が多かったのかなっていうのが印象的でしたね。こっちだとあまり馴染みのないツールだったりはしたんですけど、人事のところだったり、感情分析のところだったり、こういうツールがあるんだと初めて知った部分もあってとても勉強になりました。
今のところ、日本語しか話せないですが、ぜひその辺はAIを駆使して翻訳させてコミュニケーション取ってみたいなあっていう気持ちはありますね。
T.Udagawa:僕も海外の方々が沢山参加されていたのはとても良かったと思いますね。なかなか海外にいるみなさんが普段どういったことをされているのか見えていなかったので、皆さんの発表を通じて知ることも多くて理解は進みましたし、とても刺激になりました。また、こういう人たちと同じ組織で仕事しているだなっていうのを実感をしました。
今回の賞品である休暇とAmazonギフト券の使い道を教えてください!
A.Kakimoto:休暇については、最近買ったゼルダをたくさんやりたいなって言う気持ちはあるんですけど、でも、せっかくなので、今回AI活用コンテストっていうものでお休みをいただいたので、まあちょっとそういうAIに関する見聞を広めるのに、一日ぐらいは使うかなっていう気が。(後半棒読み)
一同:えっすごい真面目じゃん!
A.Kakimoto:まあ気持ちだけなんですけど(笑)
T.Kono:Amazonギフト券でワイヤレスイヤホンを買おうかなと思っています。AirPodsみたいなタイプのものですね。ipadで勉強動画でも見る時にでも繋いで使えればいいかなって思ってます。休暇は映画を観に行くとかに使いたいと思ってます。「響け!ユーフォニアム」っていう作品があるんですけど、それの劇場版が公開されているので、観に行きたいと思っています。
T.Udagawa:Amazonギフト券はこないだ全部使っちゃいました。ちょうど娘の誕生日が近くておもちゃを買いましたね!なんか、対象年齢一歳からの積み木みたいなものです。藤井聡太くんがちっちゃい頃から積み木で遊んでたみたいな記事を読んで、ものの見事に感化されました(笑)お休みはまだ決まっていないんですけど、子供を連れての旅行がまだなので行きたいと思っています。
Y.Wada:所属プロジェクトの人たちには散々私がここ数年千葉と東京から出てないんですって言い続けているので、そろそろこのフラグを回収しようかなと思っていまして、休暇を使ってどっか旅行行こうかなとおもってますね。Amazonギフト券は車でちょっと遠くまで行こうかなと思っているので、その道中で使う保存用のクーラーボックスを買いました。
最後になりますが、今後のAI活用についてお考えを聞かせてください!
Y.Wada:競合分析に限らず、例えばTableauと組み合わせることで、営業やマーケティングにとって有効な分析手法として確立していくことができるのではないかと思ってますね。まだちょっと具体的には思いついていないんですけれども、今後の課題として取り組んでいきたいと考えています。
A.Kakimoto:競合調査はせっかくデモツールまで作ったので、これは実用化レベルまでもっていきたいなあっていうのはあります。今回出会ったBingAIとかは、まさに今めちゃくちゃ使ってるんですけど、デジタルソリューションチームで進めてるAIに関する施策とかもあったりするので、その辺りに今回調べてきた知識だったりを反映できたらいいなと思ってます。
T.Udagawa:僕は元々AIに関していうと、興味とかはあるけど皆さんに比べると実際に何ができるかの理解は薄いと思ってました。例えばChatGPTは質問したらただ回答を返してくれるみたいなイメージが結構強かったんですね。だけど、今回AI活用コンテストを通じて、アウトプット的なところでも結構使えるというのが見えてきたので、例えばメルマガの配信文章を作る際に、こういう風に訴求する時にはどういう言葉を使ったら効果的か、みたいなところとか、ヒントになる具体例なんかをちょっと出してもらうだとかで、活用していきたいと思ってますね。
A.Kakimoto:展示会でも使いたいですよね。来てくれたお客さんに対して自動解答してくれるみたいな。いつも展示会に連れて行っているマネキンに喋らせるのはね、ちょっと怖いですけど(笑)例えばデジタルサイネージとかでキングくんをしゃべらせるとかですかね。
T.Kono:私はあんまりまだイメージがついていないんですけど、例えば、今後KING OF TIMEの製品サイトで使ってるチャットボットにAIも組み込んでいって、お客さんの質問に対して、より的確な回答を自動で返してくれるみたいなものを作っていく事なんかはあるかと思うので、ぜひ何らかの形で関わっていきたいなと思っています。
今回は当社で行われたAI活用コンテストについて紹介させていただきましたが、いかがでしたか?審査員として参加した従業員からは「新しい技術に触れる良いきっかけになった」「いろんなメンバーのAI活用に関するアイデアやプレゼンを聞けて良い学びになった」「自分もAI活用を進めていこうと思った」などなど、好意的なコメントが多数寄せられていました!
社内でも発表をきっかけに多くの従業員が学びと刺激を受けたと思います。AI活用コンテストをきっかけで学習や活用を始めた方もいると思いますので、全員が持っているアイデアを共有しながら多くの従業員が興味を持って取り組める環境にしていき、今後、全社員のDX人材化を目指すにあたり、AI等のテクノロジー活用を行いながら、自分の業務を効率化できる考えを身につけ、10年、20年先でも通用するような存在になってほしいと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!