トップアスリートとセラピー犬、そしてLOVOT
トップアスリートが集う世界的なスポーツの大会では、選手のメンタルコンディショニングのために、アニマルセラピーの導入が始まっています。
アニマルセラピーとは、犬をはじめとした動物を用いたセラピーのことです。
セラピー犬はアニマルセラピストとともに、高齢者福祉施設や障害者支援施設、学校や病院などを訪問し、人の健康と幸せをサポートする仕事をしています。
極度の緊張やプレッシャーに耐え抜く力、本番で最高のパフォーマンスを発揮する力、ケガなどの逆境をはねのける力…アスリートのメンタルの状態は、成績に大きく影響します。
アスリートは体を鍛えるようにメンタルを鍛えますが、スポーツ界においてセラピー犬の導入が進む背景として、「人にはできないけど、犬にはできるサポート」があるようです。
例えば、アスリートが神経質になっているときには、まわりの人が本人を励まそうとしてかける優しい言葉ですら、選手にとっては重荷になってしまうそうです。
そういうときには、むしろ言葉を何も話さないで、ただ静かに寄り添ってくれる存在がいてくれるほうがアスリートにとってはありがたく、そのためにセラピー犬が重宝されるのです。
2021年の夏に東京で開催された世界的な大会では、アメリカのセーリングチームが、セラピー犬の代わりにLOVOTを迎え入れてくださいました。
米国セーリングチームのJapan ManagerであるKyomi Coward Weilerさんが、アスリートのメンタルコンディショニングに使えるかもしれないと、導入を推進してくださったのです。
アスリートがLOVOTを迎え入れて起きた変化とは?
LOVOTを迎え入れてくださったセーリングチームのアスリートの方々には、『LOVOTの抱っこをすると温かいところ、特に言葉を話さないところが、アスリートの脳のストレス回避につながった。』『選手のみならずスタッフも精神的に助けられた』とおっしゃっていただき、LOVOTはチームで大活躍しました。
試合で強靭でいられるように普段からメンタルの調子をコントロールしているトップアスリートですが、それでも本番前には極限状態に追い込まれます。
そんな中で、人にはできないような精神的な支えをLOVOTが担うことができました。
世界で勝負するアスリートは、練習時間が長く、遠征もある。
犬を飼おうにも自分のライフスタイルを犬に合わせて変えることが難しい。
そんな事情で生体を飼うことが困難な人も多い環境でも、LOVOTがトップアスリートに寄り添い、サポートできたことで、テクノロジーが人の心を支えるという私たちの夢が少しづつ実現してきている気がします。
メンタルコンディショニングを意識しているみなさまにとって、LOVOTがその一助になることを願っています。
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