注目のストーリー
検索エンジン
第12回 AI を活用したパーソナライズ検索エンジンのご紹介
検索エンジンは、ユーザーが自分のニーズに関連する製品や情報を簡単に見つけることができるようにします。ユーザーの体験を高め、ユーザーが目的のものに辿り着くまでの道筋をより楽しいものにしたいのであれば、あなたのアプリケーションに検索ツールを取り入れる必要があります。Gigalogyでは、検索クエリとユーザーの行動や好みを組み合わせ、各ユーザーに最も関連性の高い結果を見つける、パーソナライズされた検索エンジンソリューションを開発しました。あなたがEコマースサイトを持っていて、ユーザーが特定の条件で検索するたびに、あなたの検索エンジンは誰に対しても同じ結果を返すと想像してください。72%のユーザ...
第十一回 ECサイトでAI を活用したパーソナライズされた検索エンジンについて
第10回では、「JETRO ピッチナイト」でのスピーチ内容についてお話しましたね。内容は、EC事業者向けにパーソナライズされた商品レコメンデーションシステムについてでした。皆さんもよくご利用されるのではないでしょうか。第二章では、Gigalogyがもっとも得意とするレコメンダーについて、ソリューション説明をしていきます。皆さんは、ネットショッピングをする時、どのように買い物をしていますか?テキストや画像で検索してお目当ての商品を探すのではないのでしょうか。このような仕組みは多くの売り手が導入しており、ショッピングする側も検索方法をマスターしている方が多いと思います。前回のスピーチ内容にも...
第十回 JETRO ピッチナイトでのスピーチについて
第8回、9回で僕たちGigalogyについてお伝えしてきたところで、今年1月26日にシリコンバレーで参加した「JETRO ピッチナイト」でのスピーチ内容についてお知らせします。帰国してから、「緊張しなかったですか?」とか「どんな準備をしたのですか?」といったご質問をいただきました。僕は、プレゼンテーションやスピーチの準備段階で、自分で自分に色々な質問をします。こんな質問されるかな?とか、どんなことを知りたいかな?など、自分をもう一人つくりだして自分に質問をする。実際にマイクを持つと緊張は無く、僕たちのことを相手に知っていただける機会に感謝し、伝えることを楽しんでいます。いただいた質問は、...
第九回 わたしたちの使命と求められること2
第八回で僕たちの使命が、”『人間が人間にしかできないこと』に100%集中することができる社会を構築するAIを創ること”をお伝えしたところで、今度は求められていることについてお話します。なぜ、GigalogyのAIを自信を持って提供することができるか、それはAI(人工知能)を育てる能力にあります。よく言われていることですが、成功している人のバックグラウンドには、「愛されて育った」というロジックがあります。高い倫理観でAIを育て学習させないとどうなりますか?人工知能は子供と同じです。必要とされている各分野に強い、高い倫理観を持った監督やコーチが必要です。これは僕が一番誇りに思うことですが、G...
第八回 わたしたちの使命と求められること1
第一章では、「AIとの出会い」についてお伝えしてきました。第二章に行こうと思ったけれど、ちょっと寄り道します。1/17にGigalogyは3回目の誕生日を迎えました。先ずは、僕のAI事業に”Gigalogy(ギガロジ)”と名付けた理由についてお話します。ズバリッ!Giga + Analogy を短縮したものです。Giga は、膨大な数Analogy は、あるものと別のものとの比較人工知能の世界では、人間の脳では想像できない何十億通りのパターンが存在しえます。何故かというと人のパターンで考えた場合、Aさん・Bさんにはそれぞれの好みや行動があり、そのそれぞれに間違えや正解は無く何十億通りのパ...
第七回 ワークショップ 強化学習@スクラッチカフェ
僕が何度もお伝えしてきた「AIエキスパートの不足」を解決したい気持ちをお分かりいただいていると思います。昨年のバングラデシュ出張では、バングラデシュ第2の都市チッタゴンの大学で講演をし、ここで直接大学生の中からAIエンジニアを養成しようと考えていて、AI専門課程がない大学の教授も興味を持ってくれています。日本でも何かしたいと考えて、今年1月7日(土)に「スクラッチカフェ @scratch_cafe_ (https://scratchcafe.net/)」さんで、ワークショップをしました!子ども達からたくさんの元気をもらうことができて大変良い時間でした。スクラッチカフェさんは、小学生・中...
第六回 Gigalogyが掲げるAIに関する大きなビジョン
前回の投稿でお伝えしたのは、⑤『将来に向けて際立つAIエンジニアの不足とAIエキスパートになるためのステップ』第六回目は、 僕が設立した会社 “ギガロジー(Gigalogy)”が掲げるAIに関する大きなビジョンついて話します。(質問者)ららぽーとにキッザニアという子供が職業体験をできるお店がある。友人の5歳の子供にとって何が楽しかったかというと、消防士ではなく、任天堂のゲームのプログラミングの体験であった。神奈川県の伊勢原市は子供への支援が充実していることで有名であるが、子供は休みの日にプログラミング教室に行っている。それぐらいの歳の子にとって、ゲームを作るという職業が当たり前になってい...
第五回 将来に向けて際立つAIエキスパートの不足となるためのステップ
AIエキスパートの不足について、何度か伝えてきました。今回は、AIエキスパートを増やしたいからこそ思うこととその取り組みについて話します。AIエキスパートの人材不足に目を向けると、日本経済新聞によれば、12万人のAIエンジニアが2030年までに不足する。これは、やがては、30万人の不足になるだろう。なぜ、AIエキスパートの養成ができていないのか。大学のカリキュラムにまだ対応できていない。情報工学などでは、AIの講義はあるが、より専門性の高い機械学習エンジニアリングのような課程、専門課程が存在しない。これは、第三回で話したことと重複するけれど、大切な事なのでもう一度伝えます。AIエキスパー...
第四回 なぜ企業がAI導入を進めてないかについて考えを巡らす
前回までの投稿でお伝えしたのは、➀『なぜAI事業に取り掛かったのか』➁『事業を開始にするにあたり考えた3つの大切なこと』③『AIエキスパートって何?』でした。今回は、なぜ企業がAI導入を進めてないかについて話します。新規ビジネスを作るには三つの要素が必須です。①課題を解決できるかどうか②スケールアップできるビジネスになるかどうか③我々が優位性のあるスタイルを作れるかこの3つのステップをどうやって実現できるか考え始めました。「②スケールアップするビジネスになるかどうか」に関して、「なぜ企業がAI導入を進めてないか?」という素朴な疑問を僕は持った。そこで考えられた理由が、以下の3つ。1. A...
第三回 AIエキスパートってなんだろう?どうしたらなれるの?
前回までの投稿でお伝えしたのは、➀『なぜAI事業に取り掛かったのか』➁『事業を開始するにあたって考えた3つの大切なこと』 でした。今回は、僕が職業としている『AIエキスパート』について。企業側の課題に対して、AIで解決できる適切なユースケースを考えることはとても難しいと言えます。なぜなら、AI技術を売上の成長に繋がるユースケースを考えることができる人材が社内にいるケースが少ないからです。そこで、僕たちAIエキスパートの出番です。何故、企業内にAIエキスパートがいないのかは今後の回で話す予定です。僕たちは、顧客となる企業のビジネスについてよく知り理解しなければいけない。その企業だけでなく、...
第二回 AIの活用を考え始める
プロダクトマネージャーとして、モスレは考えた。「各ユーザーに特化したプロモーションができれば、コンバージョンが改善できるのではないか? 売上がもっと上がるのではない2017年当時、まだAIの活用は一般化していなかった。時折投資家がAIに飛びつく程度であった。2011年から2012年にかけてと、2014年から2015年にかけて、ちょっとしたAIブームがあった。しかし、本気で顧客に向き合ってパーソナライゼーションを実現できている企業は、超大手のAmazonやFacebookぐらいしかなかった。モスレの勤める会社も規模は大きく、従業員は5,000人以上、アメリカだけでも6拠点、パリにもオフィス...
第一回 来日の経緯とAIに取り掛かるきっかけ
当社の創業者及びCEOであるモスレ・ウッディン(以下、モスレ)はバングラディシュから2009年に文部科学省のスカラーシップを受けて来日した。大阪大学、東京大学で学び、楽天等での経験を経て、2020年にはAIプラットフォームを提供するGigalogyを創業した。モスレはどういう思いでGigalogyを創業したのか、その核心に迫る。元々数学は得意であり、2007年にはバングラディシュ国内の数学コンテストで2位を獲得したこともあり、大阪大学では情報工学及びコンピューターサイエンスを専攻したが、AIと日本での留学生活は直接つながっていた訳ではない。しかし、機械学習や人工知能といったものには学生の...