当社の創業者及びCEOであるモスレ・ウッディン(以下、モスレ)はバングラディシュから2009年に文部科学省のスカラーシップを受けて来日した。大阪大学、東京大学で学び、楽天等での経験を経て、2020年にはAIプラットフォームを提供するGigalogyを創業した。モスレはどういう思いでGigalogyを創業したのか、その核心に迫る。
元々数学は得意であり、2007年にはバングラディシュ国内の数学コンテストで2位を獲得したこともあり、大阪大学では情報工学及びコンピューターサイエンスを専攻したが、AIと日本での留学生活は直接つながっていた訳ではない。しかし、機械学習や人工知能といったものには学生の頃から興味があった。
AIに特化することになったのは、社会人になってある国際的な企業でプロダクトマネージャーとして働いていた時に、ふとあることに疑問を持ったのがきっかけである。その会社は、ヨーロッパやアメリカにオフィスがあるような大企業であるのに、「コンシューマー向けにどうして画一的な情報しか提供できないのか?」と疑問に思った。例えば、エンドユーザー向けのプロモーションコンテンツで10個しか情報スペースがないのに、ユーザーに関連しないものも、全員に同じ情報を配信していた。その人に合った情報を提供できれば、もっとプロモーションがうまくいくはずだと考えた。このことは、わずか5年ほど前のこと(2022年時点)であるが、コンシューマー向け商品・コンテンツのパーソナライゼーションということがそのような国際的な大企業でもできていなかったのだ。
第二回に続く
株式会社Gigalogy CEO モスレ・ウッディンによる、教えてAI(人工知能)!
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