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第九回 わたしたちの使命と求められること2

第八回で僕たちの使命が、”『人間が人間にしかできないこと』に100%集中することができる社会を構築するAIを創ること”をお伝えしたところで、今度は求められていることについてお話します。

なぜ、GigalogyのAIを自信を持って提供することができるか、それはAI(人工知能)を育てる能力にあります。

よく言われていることですが、成功している人のバックグラウンドには、「愛されて育った」というロジックがあります。

高い倫理観でAIを育て学習させないとどうなりますか?人工知能は子供と同じです。必要とされている各分野に強い、高い倫理観を持った監督やコーチが必要です。

これは僕が一番誇りに思うことですが、Gigalogyはその能力が高い。一緒に仕事をしている皆に心から感謝しています。

各メンバーのドメイン知識や追究心そして”愛” が性能の高い人工知能を創り出します。

こんな質問をいただきました。

Q. コンサルティングの仕事をAIですることは可能か。

現時点ではNOですが、将来的にはできると思います。

コンサルティングの仕事には、実務経験、深いドメイン知識とマーケティング力、色々なファクターを加味した動きが求められます。

このファクターの中には、もちろん「感情」も含まれます。先程もお伝えしましたが、現時点でAIは感情を持っていません。

持たせることが出来るか?難しいですが将来可能だと思います。

これが可能になると、人間では時間を取られすぎる膨大なデータの整理・抽出の自動化に加え、解決策や方針を示すために感情を用いて提案することができるようになります。

私たち人類の10,000年以上で培われた倫理観を、AIに持たせる感情に含むことが大切です。

僕たちは、情報量が増えた世の中で、その情報処理をするのは人でなくてもいい。人間には本来の仕事をしていただきたい そんな気持ちでプロダクトを創っています。

また、情報量が増えたからこそ、ユーザーが求めるものも変わってきています。

ECサイトなどで、自分の閲覧履歴や行動などから好みに近い情報を表示したりお薦めしてくれるパーソナライゼーションに対して求める割合が、3年前の51%から現在は70%を超え80%近くにもなっています。

これは、多くの情報の中からユーザーが自分で探し出すのではなく、欲しいタイミングで必要なものを提供して欲しいと感じている割合です。普段皆さんが当たり前のように利用しているサービスのほとんどに含まれている技術、これもAIなんです。

人工知能が皆さんの好みや行動を学び、提示してくれています。

Gigalogyの技術は、このパーソナライゼーションの質が高いAIを創ることができます。

通常のレコメンダー(お薦め機能)ではなく、ユーザーがサイトに入ってから出るまでに起こした各アクションや考えを情報として学び、一人一人に特化したパーソナライゼーションを提供することができます。

これが、Gigalogyが誇ることの1つ目である人材に続き、2つ目です。

3つ目はというと、Gigalogyが誇る人材と質の高いパーソナライゼーション技術によりつくられたエンジンによって、人の偏見や感情に左右されることなく、商品やお店・多くのプロダクトについて、ユーザがこれから体験することを他者の感情を交えず、情報を公平で正確にまっすぐに伝えることができること。人の感情が入った口コミや評価によって、せっかく興味を持ったものに対して機会を奪うことなく、その良さを伝えることができることです。

これだけ情報が多い時代です。人は誰かの評価によって商品を選ぶよりも、公平で正確な情報により自分で体験をすることを怠らずにいて欲しい という願いがあります。

余談ですが、僕はレストランを訪れる際、口コミはほとんど読まないことにしています。それは、人間の五感は照明や音・温度など雰囲気、そのお店のスタッフさんの対応や、その日の自分の体調や感情、一緒に過ごす人との関係性で、同じものを食べても違う味に感じることがあるからです。

だから、他の人の体験を先に見て、自分で体験することを邪魔されたくない気持ちがあります。

とても便利になってきている世の中で、便利になりすぎたからこそ奪われる機会があります。

”『人間が人間にしかできないこと』に100%集中することができる社会”というのは、仕事のことだけではありません。

僕たちが提供するAI(人工知能)は、人間にしか感じることができない大切なその部分は今よりももっと体験して欲しい。

その代わりに、忙しい皆さんの行動や好みに沿ったパーソナライゼーションで、適切なタイミングで必要なものを提供したり、選択肢を広げたり絞ったりして、公平で正確な情報を伝える適応性のあるソリューションを提供していきたいです。

第二章からは、僕たちのプロダクトと技術をお知らせしていきますが、その前に第10回では、1月26日にシリコンバレーで行われたJETRO ピッチナイトでスピーチした内容をお知らせしますね!お楽しみに!

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