こんにちは、forest採用広報です!
今回のストーリーは、Eコマースマネージャーとして働く谷口さんにフォーカス。大手メーカーで20年ほど勤務したのち、2021年12月にforestに入社した谷口さん。転職を決意した理由、forestで目指したいビジョンについてお聞きしました。
谷口暢啓 45歳 兵庫県出身
1999年、株式会社ノルコーポレーションに入社。物流部に配属後、営業企画部、経営企画部と異動を重ね、EコマースなどWeb関連業務を幅広く経験。ポジションが上がることにより、プレイヤーとしての成長が停滞していることに課題感を抱き、退職。2021年12月にforestに入社。Eコマースマネージャーとして全ブランドの運用・オペレーション管理のフォローを担当。
今のポジション、仕事内容は何ですか?
ポジションはEコマースマネージャーです。ブランドマネージャーの1人として自分の担当するブランドを運用しながら、マネージャーとして全ブランドの運用部分のマネジメントやオペレーション管理のサポートに携わっています。システムに関連した業務やバックオフィス関連業務も一部行っています。
アーリーフェーズのスタートアップですから、チームはまだまだ成長途中ですね。組織ができてくるにつれて、ようやくチームとしての動きが取れるようになってきたなという感じです。
これまでのキャリアについて教えてください。
大手の雑貨メーカーに入り、forestに転職するまで約20年働いてきました。まずはロジスティクス部門に配属され、物流の仕事に6年ほど従事。その後、新規事業部の立ち上げに伴い、営業企画部、経営企画部、小売り事業部通販グループへと異動を重ねました。
今に繋がる大きな経験は、経営企画部への異動でしたね。新規事業を始めるにあたり、初めてWebでモノを売る仕事に携わることになったのです。サイトの作成から運用、仕入れ、発送、カスタマーサポートなど、一連の仕事を最初は1人で行っていました。
その後、最終的にはEコマースだけではなく、コーポレートサイトや自社ブランドサイトの製作や運営など、会社のWeb関連の業務全体に携わってきました。
forestにジョインした理由を教えてください。
転職を検討し始めたのは、プレイヤーとしての成長が停滞していると感じるようになったためです。長年、同じ会社で働いていると、どうしてもポジションが上になり、プレイヤーではなくマネージャーとしての仕事の比重が大きくなります。それもそれで経験にはなるのですが、まだまだプレイヤースキルも高めていきたいと思い、転職を考え始めたのです。
自分のやりたいことができないフラストレーションも転職を検討し始めた理由の一つでしたね。Webはスピードが重要ですが、WebやEコマースに知見のない人が上に立つことになったため、思うような動きができなくなってしまったのです。会社の体制を変えるべく試行錯誤を続けたのですが、最終的に自分が動いた方が思った仕事ができるという判断を下しました。
forestに出会ったときは、おもしろいコンセプトの会社だと思いましたね。事業形態がユニークですし、「日本のいいものを世界に」という姿勢に共感し、2021年12月に入社を決めました。
大手からアーリーフェーズのスタートアップへの転職となりましたが、不安感より期待感の方が大きかったです。新しい環境で1から勉強し、チャレンジできるんだと思うと、ワクワク感しかなかったですね。
forestはどのような社風の会社ですか?
いろいろなバックグラウンドの方がいて、いい意味で非常にフラットですね。派閥もなければ、上下関係もない。私より若い年齢の方が多いですが、対等かつオープンに意見を言い合えると感じています。相手をリスペクトできる人が集まっているのだと思います。
これは大企業に長年属してきた私にとってはいい意味でギャップを感じることでした。派閥ができることによる窮屈さを感じてきたため、風通しの良い今の環境に非常に働きやすさを感じています。裁量を持って個々が自由に働きながら、互いに刺激し合うことでモチベーションも高まる。今までにない経験ができていると感じます。
大変だったこと、やりがいを感じられたことは何ですか?
大変でありやりがいを感じられたのは、入社時に事業を引き継ぐモデルケースがまったくなく、“ゼロイチ”のケースに携われたことですね。売主の意向を残しつつ、ブランドとして成長できる仕組みを作るのが大変でしたが、その分、やりがいも大きかったです。
前職でEコマース含めWeb全般に携わってきた経験が活かせていると思いますが、個人的には過去の経験に頼り切らず、新しい知見を得ることに楽しみを感じています。社内メンバーの中にはEコマースとは違う領域のバックグラウンドを持つ人も多いので、彼らと話すなかで違う視点ならではの気づきや意見を得られることも多いんですよ。
売主である事業主の方と話すのも楽しいですね。意外とアナログで仕事をされていることを知り、驚いたこともあります。話を聞くことで、単に売り上げを伸ばすだけではなく、ブランドの想いやコンセプトを継承した上で、そのブランドをいい形で広げていきたいという想いが強まりました。売主さんが「事業譲渡して良かったな」と思ってもらえる事例を増やしていきたいですね。
谷口さんが思う「forestに合う方」は?
どのような年齢・立場の方であっても、謙虚さや学んでいく姿勢がある人が合うと思います。まだforestは組織として固まり切っていないフェーズのスタートアップですから、例えばマーケティング担当として入社した人が他の業務をやらないといけなくなるシーンはいくらでもあると思うんですよね。そこで「話が違う」と拒絶するのではなく、「自分の経験やスキルアップにつながる」とプラスに捉えられる人に向いている会社だと思います。
年齢を問わずと言いましたが、これは特に年齢を重ねた人ほど重要な素養かもしれません。私のように40歳を超えてくると、過去の常識や方法に縛られる人もいるでしょうから、柔軟に物事を考えられるかどうかは大きいでしょう。
私自身、入社したときには「経験者だから」という意識より「心機一転、ゼロから勉強しよう」という想いの方が強かったように思います。
もちろん、募集している立場や業種によって必須となるスキルや経験はありますが、求人情報に書かれているスキルさえあればいいわけではありません。他者を尊重できる人、過去の経験だけに頼らず、未来志向で新たな経験を上乗せしていける人に来ていただけると嬉しいですね。
最後に、谷口さんの今後の展望についてお聞かせください。
今後、さらにいろいろな形態のブランドを買収していくことになります。そのため、現状のEコマースの運営はもちろん、基盤や体制を作り、整えることに注力したいと思っています。また、個人的に興味のある商品やブランドにも携わってみたいですね。
長期的には、年齢を気にせずにプレイヤーとしてのスキルアップができる組織作りに取り組んでいきたいです。もちろん、年齢や立場に応じてマネジメント職に就くことも大切ですが、本来、人材の育成は一方向ではなく、育てることで自分も成長していけるものだと思っています。刺激を与えあいながら互いに成長していける今のforestの良さを、会社が拡大しても維持できるよう、これからも尽力したいです。