皆さま、こんにちは。エレファントストーンの宮坂です!
【シリーズ企画】
中途入社メンバーの経歴とエレファントストーンに入社を決め、どんな成長があったのか。現役メンバーインタビューラストです!
▼第一弾はこちら『経営戦略室・企画課/登 陽一朗さん』
▼第二弾はこちら『ディレクター職/山口 明宏さん』
ラストを飾るのは、【エディター職/坂内 七菜さん】です!カメラアシスタントから、エディターとして舵を切った経緯から、現在の業務についてまで聞いてきましたよ。どうぞ最後までお付き合いください!
▽こんなことをお考えの方は是非!
- 「今までの経験をもとに色んなことに積極的に挑戦したい」
- 「とことんスキルを磨いていきたい」
- 「チームでの制作をしていきたい」
- 「少し背伸びをするような案件にも挑戦したい」
【エディター職/坂内 七菜 プロフィール】
1993年生まれ、埼玉県出身。武蔵野美術大学映像学科卒。大学では写真表現を専攻。在学中からカメラマンアシスタントとして活動を始め、同時にアニメーション制作/配給会社でのアルバイトも掛け持ち。卒業後は映像制作会社で写真と映像制作に関する幅広い業務に従事。多岐にわたる経験を生かすべく、2019年エレファントストーンに入社。インディペンデント・アニメーションと旅行が好き。
【前職について】
ーー早速ですが、前職ではどのようなことをされていたのでしょうか?
「大学在学中にスチールカメラマンのアシスタントとしてアルバイトをしていたところにそのまま入りました。正社員ではなく、業務委託みたいな感じだったんですけど、3年ぐらいアシスタントとして働いていましたね。私入れて3人しかいなかったので、当時は結構色んなことしてました。その3人は、スチールカメラマンが一人、ムービーカメラマンが一人、私がアシスタントです。」
ーー3人ですか!坂内さんは具体的に何をされていたのでしょうか?
「スチールカメラマンとムービーカメラマンそれぞれのアシスタントをしていたので、写真の現場も行くし、動画の現場も行くし、編集もするし、撮影の許可取りもするし、コンテも作るし・・・。一人で行ける現場には一人で行ってカメラ回して撮影もしていました。大体ブツ撮りだったんですけど、淡々とネイルチップを撮り続けるとか、黙々とやる系の仕事が好きだったのでそういうのは自分に向いてるな〜って思ってました。・・・なんか色々やってましたね(笑)
それと、前職の3年の間は頻繁に東北に行っていて、東北を回って祭りや観光地を紹介する地域プロモーション映像のような撮影もしてたから、エレファントストーンでいう『フィルさと』的なこともやっていましたね。」
宮坂「本当に色々とされていたんですね・・・」
「今思えば修行だったかも。大変だったけど、メンタルも体力もだいぶ鍛えられましたね。
でも、東北回っていた時もは地元の方との交流があったり、ものすごい絶景が見られたりして、ハードスケジュールだったけれど毎回楽しんでいました。いわゆる奇祭と呼ばれる、風変わりなお祭りの撮影が一番楽しかったですね。また行きたいです!」
ーー当時、悩みなどはありましたか?
「私は結構その場に馴染むことが得意で、郷に入っては郷に従えみたいなことが苦じゃないというか、どこでも目の前のことを楽しめるので、それなりに楽しくやれてはいました。
でも、もともとスチールのアシスタントとして入ったし、自分もスチール撮影はやってきたことなので、もっと写真に集中してやりたいなと思っても、なかなか集中してできないことが少し悩みポイントでしたね。
それと、業務が撮影準備やら編集やら多岐に渡っていた、且つそれを同時並行でやらないといけないことが多くて、何か一つの作業に集中してできないっていうのも悩みでした。あとは単純に撮影で全国に飛び回るのが体力的にきつかったです(笑)」
ーー転職活動のときにどのようなことをお考えでしたか?
「会社選びで基準にしていたのは会社の規模感で、中小規模のところで探してました。成長中の会社に入って、自分も一緒に成長していきたいという気持ちでしたね。あとは、あれもこれもじゃなくて、もっとスキルの専門性を高めていきたいなって思っていました。」
宮坂「転職はスチールではなく映像で探していたんですか?」
「前職で映像編集をやっているうちに、『あ、編集って黙々と作業できるから楽しいかも』って気づいたんですよね。まだ若いしと思って、今までやってきたスチールだけじゃなく、他のことにも挑戦していって、専門性も高めたいって思ったんです。」
ーーエレファントストーンのエディターとして入社を決めた理由はなんでしょうか?
「Wantedlyで編集者として黙々と映像編集できる会社を探している中でエレファントストーンを見つけました。もともと現場にいた経験もあったのでディレクターとも迷ったんですけど、やっぱり編集に集中して、専門性を上げたかったのでエディターにしました。」
ーーエレファントストーンのエディターは業務範囲が幅広いと思うのですが、面談で話を聞いてどう感じましたか?
「実際、面談で話を聞く前までエディターはただ作業をする編集者的な立ち位置だと思っていたけど、話を聞いた時に「ただ編集をするだけじゃなさそう・・・。」と思った記憶もあります。もともと編集者として転職先を探していたので、少し戸惑いもあったような・・・。記憶が曖昧だけど(笑)
でも、業務内容的にも今までの経験を活かせそうではあるなと思ったのと、当時は明確に『これがやりたい!』っていうのが無かったんですよね。だから、どんな環境でもどんな業務においても、いい経験になるんじゃないかと思ってエレファントストーンのエディターへ入社を決めましたね。」
【実際に入社して】
ーー入社してから驚いたことはありましたか?
「ありましたね。入社してからすぐに案件を与えられたときはびっくりしました。エレファントストーンって“アシスタント”の肩書きがないじゃないですか。だから、前職ではずっとアシスタントとしてやってきていて、それが染み付いていた分すぐに案件がきたことに驚いたかな。『そっか、やっていかなきゃいけないんだ』って(笑)
あとは、撮影もついていっていいんだ!スキルがあれば撮影ディレクターとかもやれるんだ!っていうことも楽しそうって思ったかな。」
宮坂「淡々と編集したいと仰っていたかと思うのですが、編集だけじゃない部分についてはどう感じていましたか?」
「もちろん編集をがっつりやりたいと思っていたんですけど、さっきも言ったように、正直入社したときはやりたいことがぼんやりしていたので『目の前のことをとにかくやってみよう!』ってポジティブな気持ちでしたね。」
宮坂「持ち前の適応能力ですね!」
ーー現在の業務としてはどのようなことをしているのでしょうか?
「エディターとして映像編集ももちろんですが、ディレクターを担うこともあります。エディターがディレクションまで担当するのは、撮影無しでアニメーションだけの映像編集がほとんどだけど、私は簡単な撮影ありの案件もやってます。前職でカメラを触ってた経験と知識も少しあるので、カメラマンと私で撮影現場に行って指示を出しながらやってます。」
ーー現場でディレクションすることもあるんですね!
「そうですね。そう考えると業務内容に縛りがないっていうのを感じますし、今までの自分の経験やスキルが活かせているなっていうのも感じます。もちろんはじめにスキルが無かったとしても、勉強・練習してスキルを増やしていけばどんどんやらせてもらえる環境があるので、新しいことにも挑戦しやすいと思います。最初はやることいっぱいあって大変だったけど、今となっては色々できて良いなって思います。」
ーー実際に、自分があまりやってこなかったジャンルの映像制作・業務内容の時、どのように取り組まれているのでしょうか?
「多少時間をかけてでも、一回気が済むまでやってみる。自分が思い描いている形になるまでとにかく手を動かしてます。そうすると、『あ、いい感じにできたじゃん。』って納得できるものができるタイミングがあるんですよね。
前職で扱っていた映像は実写の映像が多くて、ほとんどオフライン編集だったんですよ。なので、入社当初はエディターとしてできないことが多かったです。でも、その時は今できない編集技術でも、“やってみれば自分にできそうな範囲”の新しいことにはどんどん挑戦してました。
割となんでも『できます』って言っちゃうので、横山さん(エディター職マネージャー)に『これできる?』って言われたものはやってみる、みたいな。とにかく手を動かし続けて、それが形になると、『やればできるじゃん』っていう成功体験にも繋がるし、自分の自信になりますね。」
宮坂「今はできなくても、“できそう”なことに積極的に挑戦して、できる範囲を広げていってるんですね!」
「そうですね。例えばAfterEffects(編集ソフト)は、『こういう動きをつけたい!』というイメージが明確にある場合、それをしっかり表現できるソフトなんです。だから、日常的に『今こういうテイスト流行っているな〜』『このお客様はこういう表現好きそうだよな』っていうのを頭の片隅にインプットしておくんです。そのイメージしている表現を制作のタイミングで思い出せれば、AfterEffecsを使って形にできるから、イメージ通りの形になるようにとにかく気が済むまでやってみてる感じですね。一回できれば次の制作にも活きてくる感じもします。
その場の思いつきで形を作り上げていく人もいるだろうけど、自分は理想のイメージを目指して近づけていくっていうスタイルで日々編集して、スキルの引き出しを一つずつ増やしていっています。」
【クリエイターとして意識の変化】
ーーエレファントストーンに入社してから、クリエイターとして成長したなと思うタイミングはありましたか?
「ありました。スキルももちろんだけど、考え方のところで変化が大きかったと思います。
タイミングとしては、グレード(評価制度の一つ)が変化した時です。クリエイターグレードに上がると、大きい案件を丸ごと任せてもらえるようになるんですよ。制作の統括者、監督のような立ち位置になるので、プロデューサーとのやりとりだったり、手伝ってもらうメンバーのことだったりを考えなきゃいけない。大きい案件が自分の“視点”を変えるフックになったと感じています。今までは自分のことでいっぱいいっぱいだったけど、大きな案件をやったことによって、個人ではなくチームや会社でやる意味とか、総合的な視点を考え出しましたね。」
▼エレファントストーン評価制度についてはこちらをご覧ください!
ーーちなみに“大きな案件”とはどんな案件だったのでしょうか?
「『クーリッシュ/ベタックマ』の案件です。
大学にいた頃から、個人作家による手描きアニメーションがすごい好きで、その界隈でアルバイトもしていたぐらい好きなんです。当時ちょうど新卒でホーリー(エディター)も入ってきて、ホーリーはその畑の人だったから、『あ、手描きのアニメーション使える!できるじゃん!』って思ってすごいやる気が出て頑張ったんですよね(笑)」
宮坂「タイミングが揃ったんですね!」
「そうですね!ずっと気になっていることとか、自分がやってきたことが活かせる案件が絶対やってくるので、そこにいかに乗っかれるかです。」
【エレファントストーンで仕事をするやりがい】
ーー坂内さんにとってエディターポジションの『楽しさ』はどういったところにありますか?
「さっきも軽く話したけど、クリエイターグレードになると結構任せてもらえることが多くて、自分のやりたいことを取り入れられるんですよ。例えば、『ここ手描きでやりたいです』っていうのを言えるようになってきて、だんだんできることの幅が増えてくる。そうなってくると楽しいです。
あとは撮影現場に参加することとかも楽しいです。編集だけ黙々とやるっていうのもそれはそれで好きだけど、また違った楽しさがディレクション案件にはあるので、それも楽しいですね。」
ーーエレファントストーンに入社して、坂内さんがやりたいことができている実感はありますか?
「最初に思っていた、会社と一緒に成長していくという部分では実感がありますね。でもそれだけじゃなくて、色々とやりたいことはできていると思います。編集作業をとことんやろうと思えばやれるし、撮影現場に行くこともできてます。エレファントストーンは、やりたいな〜と思ったことを実現できる可能性が高い会社だなって思いますね。」
【今後について】
ーー今後の目標はありますか?
「編集技術者としてもまだまだなのでもっとスキルを高めていって、できることを増やしていくことと、新人教育も頑張っていきたいです。
今年初めて部下ができたんですけど、新人教育が想像以上に難しくて日々悩むこともあります(笑)今は手探り状態でやっている感じです・・・。だんだんプレイヤーだけではいられなくなるので、作業が好きな分ちょっと辛いところではあるけど、新人教育と編集技術者をうまく両立して、個人の総合的なスキルアップ、ビジネスマンとしてのスキルアップにもつなげていきたいなと思います。」
宮坂「新人教育はOJTの皆さんが抱えている悩みかもしれないですね。」
「そうですね・・・。でも、ダーちゃん(エディター/坂内さんの部下)は絵が描けるから、色んなことをできる可能性がたくさんあると思ってます。もっと技術を向上させていけば、持ち前のスキルに磨きがかかって自分のやりたいこと、新しいことにもどんどん挑戦できるって感じています。ダーちゃんがそこを伸ばしていけるように接していくというか、縮こまらずに伸び伸びできる環境にしてあげたいですね。」
坂内さん、ありがとうございました!
上司として、新しく新人教育という課題もある中でも、プレイヤーとしてさらにスキルアップを目指していきたいという姿勢がとても素敵です。そして、スキルを活かして業務範囲に制限なく挑戦していける環境、好きなことを取り入れていける環境、やりたいことにとことん向き合い打ち込める環境がいいというお話をして頂きました。実際に、自分の“好き”を映像制作に取り入れている方はとても多く感じます。
- エディターとしての編集作業を超えて、映像ディレクションもしていきたい方
- 自分のスキルをフルに発揮したい方
- 編集者としてはもちろん、エディターチームのリーダーとして組織を引っ張っていきたい方
大歓迎です!ご興味をお持ちいただけたら、まずはカジュアルにお話しませんか?
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