みなさんこんにちは!経営戦略室の宮坂です。
【シリーズ企画】
中途入社メンバーがどのような経緯でエレファントストーンに入社を決め、成長してきたか。現場メンバーインタビューの第二弾です!
▼第一弾はこちら『経営戦略室・企画課/登 陽一朗さん』
今回は、『ディレクター 山口さん』です!日本放送協会NHKの番組を作る制作会社からベンチャーの映像制作会社に転職された背景から現在のことまで伺ってきました。以下のようなことをお考えの方は必見です!
- 「現在の仕事にやりがいを感じにくくなっている」
- 「もっと自分のスキルを発揮したい」
- 「一社会人として、ビジネススキルも磨きたい」
- 「現在の仕事に、物足りなさ(業務が一辺倒、日々刺激や新しいことがない)を感じている」
それではどうぞ!
【ディレクター/山口 明宏 プロフィール】
どうもディレクターの山口です!この会社では「ぐっさん」と呼ばれてます。2017年4月よりエレファントストーン入社、サービス紹介動画をはじめ、インフォグラフィックスやアニメーション、など幅広く担当。その他360度カメラでの撮影・配信なども担当。以前は6年ほどNHK Eテレの中国語教育番組のディレクターとして活躍。企業の取り組み紹介やロケ構成の演出を多く手掛ける。青森県出身、趣味は、運動全般。
宮坂:「山口さん、本日はよろしくお願いいたします!たくさんお聞かせください!!」
山口:「おっけ〜!よろしくお願いします。」
宮坂:「・・・。優しい笑顔ありがとうございます!」
【前職について】
ーー前職ではどのようなことをされていたのでしょうか?
「前職はNHKで中国語教育番組を担当してました。番組のネタを調べて取材したり、番組が成り立つように台本作成したり、撮影時の指示出しとか軽い編集作業をしたり。その時は撮影では、今に比べ実際に機材を実際に触るのはかなり少なく、『こう撮ってください』っていう指示出しとかがメイン。編集は、今と比べるとざっくりとした編集で「放送する情報を整理する」というような仕事でした。タレントさんのどの言葉をテロップに入れるか決定したり、借りてきた情報、提供元、収録中に出てきたワードの正式名称調べたりとかで、テロップや画を最終的に綺麗に編集して仕上げるのは編集スタジオの人が行っていましたね。
業務の中では、『このコメントを拾ったらみんな笑ってくれるな』とか考えていくのは面白かったかな。」
ーーちなみにですが、はじめから映像業界と決めていてテレビの制作会社に進むことにしたのでしょうか?
「しっかり考えたのは大学3年で就活を意識しだした時だったかな。それまでは特にやりたいこともなかったし、映像に関しても超好きってわけではなかったです。制作に進むってなってから、入社前に少しでも不安を減らすために4年生の後半で、週末だけの映像専門学校に半年間通いましたけど、今思えば超基礎のことしかやってなかったです。」
宮坂:「そうだったんですね!てっきり映像に没頭していて、映像業界に進まれたのかと思っていました。」
ーーそれでは、転職を考え出したきっかけはなんでしょうか?
「自分も番組をつくってはいるけど、制作している実感や手応えをいまいち感じられなかったこと。番組づくりのなかで、局と視聴者との間に入って、ただ情報をまとめて伝えてる人みたいな。カメラを回して撮影するわけでもないし、音声機材を扱うわけでもないし、編集作業も最後の仕上げまでできるわけじゃないし、何もやりきれていないというか、本当に一部でしかないと思ったことですね。
それと、6年間居たので業務の学びも減ってきたと思ったことですね。転職を考えていた時は『これ超やりたい』っていうのがなかったんですけど、他の業界を見回した時に、Web業界が盛り上がってきていると思って、そっち方面にいって学んだ方がためになるかな、とか考えてました。
あとは、その頃に自分の作品作りをし始めて、『あ、結構面白いな』って気づいたこともきっかけとしてありますね。かっこいい映像をつくったりすると自己満足だけど、『おぉ、すげぇじゃん!』って(笑)勉強したテクニックを使って上手く形にできた時とかに自分で作品を作り上げる楽しさを感じましたね。」
宮坂:「その頃に自分の作品作りに目覚めたんですね!」
【エレファントストーンに入社を決めた経緯】
ーー当時転職活動の際に基準にしていたことはありましたか?
「今まで積み重ねてきたスキルに+aできる業務内容の企業を探してたかな。それと、自分で撮影とか編集とかもできて、自分の作品として映像をつくっていけるかどうか、という点も大切にしていましたね。」
ーーなぜ、エレファントストーンに入社を決めたのでしょうか?
「嶺さんの自主制作作品を見て、『おぉ、かっこいい・・・!』と思ったことが大きかったです。」
ーーちなみにどの作品を見たのでしょうか?
「2016年の New Year Movieで、『NEW YEAR DANCE 』って動画です。」
▼山口さん入社の決め手の一つ。嶺さんの自主制作作品はこちら
「正直、この映像を見るまでは、当時のエレファントストーンのHPに載ってた実績の中で特に他社と比較して飛び抜けている映像はなくて、なんなら他社の方がかっこいいぐらいな感じでした。これはあくまでも当時の話ですよ!(笑)
でもYouTubeに上がっていた、自主制作作品をみて『こんなかっこいい映像をつくっているんだ』って衝撃を受けましたね。エレファントストーンと他2社の選考が進んでいったのですが、実績や条件面とか色々みたうえで、当時はすげぇ迷いましたね。最終的な決め手は占いです(笑)」
ーー占いですか?!
「条件は3社とも良くて、正直これから先は入ってみないとわからないことだなって。実は、前の会社に入る前に新卒で入った制作会社を3ヶ月で辞めてるんですよ。その後、知り合いのNHK関係の人に拾ってもらったんですけど、似たような業界でも、会社によって人が全然違うっていうのはその経験でわかってたので、あとは運かなって。自分と一切関わりのない第3者目線でいろんな人を見ている人からのアドバイスを聞いてみようと思ったんです。」
【実際に入社して】
ーーテレビ番組の制作と映像制作会社の業務内容の違いはどのようなところがありますか?
「一番は、映像制作会社のほうが先方の担当者とのやりとりが多いことですかね。入社当時から人数は少なかったので、やれることは任されてました。プロデューサーが間に入ることもあるけど、基本的に企画段階からディレクターが直接クライアントとやり取りすることはエレファントストーンの特徴な気がします。企画段階からクリエイターが関わりクライアントの意向を直接聞くことで、お客様が言葉にはせずとも求めていることや、目指したいイメージのニュアンスを汲み取って、作品に反映させやすいっていうのはエレファントストーンの強みになってますよね。
それと、今って次から次へと新しいものが出てきますよね。SNSのプラットフォームでもそうだけど、映像に関しても同じことが言えるんですよ。編集ツールだったり、表現方法だったり。それに対して、前職では従来の番組制作の流れがあったし、すぐに新しいものを取り入れる感じではなかったけど、エレファントストーンは自分で試して取り入れていける幅広さと吸収が早いっていうのはあると思います。
あと企画提案のところで言うと、企画はテレビ制作の時からやってたけど、今の方がしっかり企画出してるかな。テレビは来年放送する企画を考えるとかだった。エレファントストーンでは特定の映像をつくっているわけじゃないから当たり前かもしれないけど、制作の度に企画出すから最低でも1、2ヶ月に1本は企画出してる感じ。前職と比べたら圧倒的に多いです。エレファントストーンでの企画に関しては、扱う映像の業界・業種・サービスなどもばらばらなので、制作の都度相手のことを知るためにリサーチは欠かせなくて、しっかりと調べます。」
ーー業務内容の幅広さがだいぶ違うと思うのですが、その違いについてはどのように捉えていましたか?
「前職に比べて、業務範囲が幅広いということに関しては『こんなこともやれるんだ〜!』とポジティブに捉えてました。」
ーー今まで触れてこなかったジャンルの映像制作や業務に対しては、どのように対応されているのでしょうか?
「とにかく調べまくって、研究しまくって、ひたすら検証実験。社内メンバーに知ってる人がいたら聞くことももちろんあるけど、社内で誰もやったことがないことについては研究・練習しますね。
例えば、予告編をつくるってなったら、予告編の参考事例を30本以上とか見まくって傾向から雰囲気が合いそうなものを参考に、秒数、文字の出し方などを研究するとか。
知識と経験を増やして、自信を持った上でお客様と話す。あたかも実際にやったことあるかのように(笑)まぁ、そうしないとプロとして仕事できないなっていう。さらに言うと、自分たちに依頼してくれるお客様の中でも、他社で映像制作したことがある企業さんもいるんですよね。プロのクリエイターとしては、予備知識を持った人たちに対しても、新しい提案で凌駕しないといけないと思ってます。」
ーーその“プロとして仕事をする”という意識をしっかりと持たれたきっかけや、タイミングはいつでしょうか?
「(話が戻りますが)プロとしての意識を持ち出したのは転職を考え出した時かな。自分は、他の人から見て何ができるんだろう、どんなことが期待されているんだろうとか、社会的な立場から自分はどう見られるんだろう?とか考えてましたね。
NHKの番組制作会社を辞めてからエレファントストーンに入る前、フリーで仕事受けていた時期があるんですけど、バックにNHKがあるのと、個人で売り込むのはやっぱり少し違うというか。個人だと、自分しか見られてないし、全て結果で見られちゃうから、『自分はこれができますよ』っていうのを示していかなきゃいけないと思ったことがきっかけかな。」
【クリエイターとしての意識の変化】
ーー入社当時、すでにプロとしての意識をしっかりお持ちだったとのことですが、入社後にクリエイターとして意識の変化はありましたか?
「もちろんありました。嶺さん(ディレクター職マネージャー)のお客様に対する対応をみて、全然知識が足りないなって。嶺さんはお客様からの質問に対して、基本なんでも答えられるんですよね。当時一緒に打ち合わせに入ることがあったんだけど、ここまで答えられなきゃいけないんだっていうのは思ったし、クリエイターとしてこういうスタンスが必要だなって感じたかな。
あと、普段からお客様への対応も良いし、制作においてはプロとして細部のクオリティへのこだわりもすごいし。」
宮坂:「クリエイターとして更なる発見があったのですね!」
ーー 一緒に制作するメンバーに対して、向き合い方の変化はありましたか?
「会社ではチームで制作していくっていう部分で、一緒に仕事をする人の気持ちを今まで以上に考えるようになりました。どうしたら周りの人が気持ちよく働けるかなとか。
あとは、今までは指導する立場ってなかったけど、エレファントストーンで年次が上がるにつれて後輩育成については色々意識するようになりました。教える時に、ただ教えるんじゃなくて、その先の『+a』を教えるように意識してます。その人にとってためになることだったり、応用とか活用場面とかまで伝えるようにしたり。教えられた人に『なるほどな!』って感じてもらえるように教えていきたいです。」
ーー入社後にクリエイターとして意識の変化もあった中で、スキル面で成長を感じる瞬間はありますか?
「スキルアップを感じる瞬間ももちろんあります。何か新しい撮影手法や演出方法を勉強して挑戦した時に、それが作品として形になった時ですね。『よし!できた』って。」
ーー新しいことに果敢に挑戦していて向上心が高い印象を受けます・・・!
「向上心というか、飽き性なんですよね。新しいことをどんどん取り入れたいし、扱えるようになると嬉しいし。あとは同じことをやり続けているのが怖いっていうか、焦りもあるかな。うかうかしてたら他社がいい映像作ってるし、置いていかれたくないって気持ちがあります。
テレビだったら芸能人がいるから見てくれるし、タレントさんが番組を面白くしてくれるけど、今は作品そのものがよくないと見てもらえない。自分がやったことがそのまま直結してるということをすごく感じます。」
ーーやりがいにもつながっているということでしょうか?
「そうですね。あと、やりがいとしては色んなことをできること。もっと色々やりたいと思って転職を考えてたので、ディレクターの立場でお客様の話を聞いて、汲み取って台本にしていく。そして撮影も編集も自分でやる。テレビ番組の制作の時に比べたら、自分の作品を生み出している感じがしてやりがいにも繋がっていると思います。」
【今後について】
ーー今後のご自身の課題と目標はありますか?
「若手の育成と個人のスキルアップです。
若手が楽しんで働ける環境をつくっていくことが課題としてあると思ってて、自分が手一杯だとそれも出来ないので、向き合うためにも時間を確保しないといけないなと思います。それと、新しいコンテンツを生み出していくために、常にスキルアップもしていかないとって思います。」
ーー新しいことにどんどん挑戦していけるのは山口さんが求めていた環境でもありますよね。
「そうですね。課題と目標の話と逸れちゃうけど、前職での経験から俯瞰的に見て、エレファントストーンは個人の成長が早いと思います。組織的にもいろんな新しいことを取り入れてスピード感持って動くし、技術的な部分でもすでに色々試した人たちがたくさんいるから近道を知ってる。映像とか企画とかのノウハウを知っている人がやっぱり多いですよね。
個人でいると自分ができることに対して仕事が振られるけど、会社のいいところは、組織だからこそ身の丈以上の大きな案件に挑戦できるっていうメリットもあります。会社員としてクリエイティブなことしたいって思っている人にはすごいマッチするんじゃないかなと思います。」
山口さんありがとうございました!!
クリエイターとしてのスキルアップのために、エレファントストーンでは新しい表現や手法をスピード感を持って試していける環境があるので、新しいものを積極的に取り入れたい、挑戦したいと思っている人にはとてもいい環境というお話をしていただきました。
山口さんにインタビューさせていただくまでは、いつも優しく穏やかな雰囲気をお持ちの印象だったのですが、今回プロのクリエイターとしての意識についてお話を伺い、新たに制作に対する強い芯の部分を垣間見ることができました。さらに、一緒に働く周囲にいる人や後輩のことを考え、組織のなかでの制作にもしっかりと向き合っているというお話もしてくださいました。
エレファントストーンには、個人でできる以上に大きな案件へ挑戦がしたい方や、スピード感のある現場で、クリエイターとしてビジネスマンとして成長していきたい!と思っている方にぴったりな環境ではないでしょうか?
少しでも興味をお持ちいただけた方がいましたら、まずはカジュアルにお話しませんか?
皆様からのご連絡お待ちしております!
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