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マーケティング統括部プロモーション戦略部で、バイトルのテレビCMや交通広告の企画立案から運用設計まで担当をしている小澤さん。2018年に化粧品メーカーから中途入社、1年目で大型のサイネージ広告や有名映画とのタイアップ企画を実現したそうです。そんな小澤さんの前職での経験やディップを選んだ決め手、ディップだから味わえるマーケのやりがいなどを聞いてみました。
- ディップの幅広いターゲット、WEB・マス問わず使える手法が魅力だった
- テレビCMや交通・屋外広告、イベントやキャンペーンまで。企画立案から実行まで携われる
- ディップ初の映画とのタイアップ企画を実現。バイトルのアプリ応募数ギネスを更新
- 新しいことを試したい方には最適な環境
ディップの幅広いターゲット、WEB・マス問わず使える手法が魅力だった
上野:前職の仕事を教えてください。
小澤:化粧品メーカーにて、あるブランドの既存顧客向けの販促企画を新卒から3年ほど担当していました。通販がおもなチャネルで、その手段となるカタログ編集やDMの制作をしていました。毎月商品の売上目標があり、その数字を紙面広告を通じてどのように達成するかという戦略設計から考えていました。
上野:年次が若い時から、責任ある立場で働いていたんですね。
小澤:中堅の化粧品メーカーということもあって、そういう経験が出来たのかなと思います。既存顧客向けの売上はカタログが多くを占めていたので、店舗やWEBストア以上の役割を担っていました。また企画面だけでなく、誌面上のデザインレイアウトやコピーなど、実際の制作まで携わっていました。つねに「なぜこの商品の見せ方やコピーで売上が立つのか?」を考えさせられる仕事でしたね。
上野:実際の制作面まで携わられてたとなると相当な実力がつきそうですね。転職を考えたのはどうしてですか?
小澤:「幅広い人に、人生の前向きなきっかけを与えられる」仕事をもっとしたいと考えたからです。
上野:具体的にいうとどういうことですか?
小澤:「幅広い人に、人生の前向きなきっかけを提供すること」は新卒での就職活動時から変わらない軸で、前職では化粧品の販促を通じて実現していたと思います。ただ、ターゲットの幅が限られてしまうことがどうしてもありました。年代や属性も固定されることが多く、また自社ブランドイメージを最大限考慮する必要があり、多くのユーザーの気持ちに向き合って考えていきたいという自分の思いとは離れているような気がしていました。
上野:よりターゲット目線で、アウトプットを作りたかったということですね。
小澤:そうですね。またマーケターとしてのキャリア形成面でも、カタログ制作という紙媒体だけでなく、さまざまなプロモーションの方法を経験できる仕事をしたいと思い始めていました。ユーザーの思いを捉えていきながら、あらゆる手段を適切に用いることができるマーケターになりたいと思ったんです。
上野:どうしてディップに決めたんですか?
小澤:当時のテレビCMで乃木坂46を大々的に起用したマスマーケティングが印象的で、他社とは一味違うユーザー視点のサービス訴求や、積極的なマーケティング姿勢に魅力を感じました。また商材である求人広告の「働く」というテーマは誰にでも関わることだと思って。ディップであれば幅広く人や社会に対して広告を生み出せるし、キャリア形成の面でも自分が経験したい仕事ができると思い入社を決めました。
テレビCMや交通・屋外広告、イベントやキャンペーンまで。企画立案から実行まで携われる
上野:現在どのような仕事をされているんですか?
小澤:アルバイトを探そうと思った時にまずバイトルを「想起」していただくことを目標に、テレビCMや交通・屋外広告などのマス広告の企画制作や、PRや協賛業務、またキャンペーン・イベントの企画から実施を担当しています。具体的にいうと、乃木坂46などタレントを起用したテレビCMを中心に、デジタル広告や交通・屋外広告、SNSを通じた全体のコミュニケーションプランを設計したり、よりプロモーションを広めるためにPRやイベント、オンラインやオフライン問わないキャンペーン施策などを考えています。またそれにともなう市場分析(トレンドデータ調査、SNSの反響確認)や効果測定、広告代理店との打合せ、経営層への報告レポート作成、タレント事務所との調整なども行っています。
上野:プロモーションに関わることすべてという感じですね。今挙げていただいたマーケティング施策はプロモーション戦略部ですべて立案しているのでしょうか?
小澤:訴求の土台は、社内の意見や市場の傾向を鑑みて、私たちプロモーション戦略部が立案しています。とはいえ、ディップは求人広告媒体運営という特性上、プロモーションを実行することで媒体の認知度が上がり、売り上げに大きな影響をもたらすので、社内でも注目度や関心度が非常に高い分野になります。ですので、時には経営層から具体的なアイデアをいただくこともありますね。そのアイデアを軸にユーザーの皆様に伝わるようにアレンジしたり、新しいことを提案したり、常に私たちが企画から実施までオーナーシップを持って統括しています。
上野:経営層へのプレゼンなども小澤さんが?
小澤:私はまだ直接説明するという立場ではありませんが、社長や役員の方々との定例打ち合わせには参加しています。経営の観点を踏まえたフィードバックが得られるので、学びが多いです。
上野:プロモーション戦略課でメンバーからも企画提案ができるということですよね。小澤さん自ら提案した施策があったら教えてください。
小澤:入社して、半年ぐらいの頃に渋谷スクランブルスクエアでの広告の施策を提案しました。当時渋谷スクランブルスクエアがオープンする前だったのですが、代理店の方に日々ディップのプロモーションの方針や課題など相談している中で案内いただけて。「これはプロモーションの課題解決はもちろん、先進性のあるディップにぴったりだ」と思って、急いで提案書を作りました。また広告ディスプレイの形が特徴的だったので、何かこの形を活かして面白いことができないかと代理店の方に相談したところ、結果的にSNSでも話題になるような広告を生み出せました。
上野:入社間もなく、大きな施策を成功させたんですね。
小澤:部内が提案や相談がしやすい雰囲気というのが、実現できた要因の一つだと思います。上司にこんな広告があると伝えたら、「まずは企画書作ってみて」と言ってくれたので、気負わず考えることができましたね。
ディップ初の映画とのタイアップ企画を実現。バイトルのアプリ応募数ギネスを更新
上野:たくさんのプロモーション企画に関わられているようですが、転職されるときに思っていた「前向きな人生のきっかけを与えられる」ということ、またマーケターとしてのキャリアアップはディップ入社以降、実感できていますか?
小澤:感じますね。先ほどの渋谷スクランブルスクエア広告の例でいうと、今使える手段を機敏に捉えて「今ならでは」のプロモーションがユーザーに向けて出来ているなと思います。新海誠監督の映画「天気の子」でタイアッププロモーションをした際は、幅広いユーザー層にアプローチができたうえ、バイトルのアプリダウンロード数や、応募数の向上に寄与できました。
上野:詳しく教えていただけますか?
小澤:コラボCMやキャンペーンなどが実施できる、映画のタイアップのご提案をいただきました。最初は有名作品に乗っかるだけのタイアップは意味が無いと思ったのですが、調べると主人公たちが働くことを通じて大きく成長する姿が描かれていて。社会に出るステップとして、新しい経験を得る機会、成長のきっかけとしてアルバイトをして欲しい、というバイトルの想いにぴったりだと思いました。また当時は47都道府県に向けて大型プロモーションをする前例がなかったので、全国の人にバイトルを知ってもらえるチャンスだと思い、絶対に参画したいと社内提案しました。
上野:一気にアプローチできると。
小澤:また映画の中で終わらせてしまうのではなく、バイトルとの接点を身近にできないかと「天気の子 バイトル部」というアプリ内回遊施策を発案しました。バイトルのアプリの中で、秘密のキーワードを入力して検索すると閲覧ができて、「天気の子」の声優さんの仕事のお手伝いができる「ドリームバイト」に応募できるという企画です。
上野:映画の中でバイトルが登場するだけでなく、映画を観た人がバイトルを使って実際に仕事選びをすることにつなげる導線も用意したんですね。
小澤:サイト内の施策実行のためにメディアプロデュース部門の協力を必要としましたし、ドリームバイトを実現するために配給会社やタレント事務所との交渉もあったり、関係各所と折衝が必要でした。さらに応募だけでなく売上にも貢献できるようにしたかったため、営業部向けにプロモーション発表会を実施したり、商談で役立つ資料の作成を行いました。
上野:本当にご自身で動いて、「バイトルへのきっかけづくり」を作ってらっしゃると。
小澤:私を含めて当時若手3名のプロジェクトメンバーで、企画からリリースまで約2か月間という怒涛の展開でした。周囲の協力もあり、結果として昨対比+2.5ptと数万件の応募を増加させ、更にアプリからの応募率は当時のギネスを更新することができました。
新しいことを試したい方には最適な環境
上野:前向きなきっかけを作りつつ、売り上げにもしっかりつなげているんですね。今後ディップでどのようなことをしたいと思われていますか?
小澤:「人々に前向きなきっかけや力を与えたい」という軸は変えず、ユーザーに気づきを与えられるマーケターになりたいです。将来的には、社外の広告賞をいただけるぐらい話題性があったり、心を動かすコミュニケーションができればなと思っています。
上野:最後に、ディップのマーケティング職に向いている人ってどんな人だと思いますか?
小澤:変化に対応できる方ですかね。ディップが行っている事業は人材サービスで、求人広告は人の人生に密接につながっている領域に当たるので、プロモーション内容がユーザーや世の中の流れとそぐわないとなった場合、プロモーションの内容を実施の1週間前であっても変更することがあるためです。そういった中でも思考を働かせて、いいものを作ることが求められます。また自らの意思を持って進められることも大事です。担当するプロジェクトが多いので、意思をもって進めないと流されてしまうということもありますし、前例のないプロモーションが多いので、本当にその案が最善なのかということも突き詰めて考える必要があり、自分の意思は大切だと思います。
上野:それはやはり、いろんなことがやれるということの裏返しなんですかね。
小澤:そう思います。ディップの事業は「人」や「社会」に関わるサービスなので、やれることは本当に裾野が広いです。「ターゲット」「手法」「表現内容」、すべてに縛りはないので自分の考えたアイデアを実現できる仕事だと思います。なのでユーザーがはじめてバイトルと関わっていただくきっかけ作りとしてどんな手段がありそうかは、常に私自身もアンテナを張っています。いつこのアイデアが実現できそうかな?って時期をうかがってます。「こうしたい、ああしたい」という思いがたくさんある方には、最適ではないでしょうか。
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interviewee
小澤 由帆
商品開発本部 マーケティング統括部 プロモーション戦略部 プロモーション戦略課 2018年化粧品メーカーより中途入社。WEB広告やマス広告などさまざまな領域で、バイトルを中心としたマーケティングに従事。趣味は空手で、現在は初段合格を目指している。
※記載されている内容、所属組織名は、2022-06-09時点の情報です。