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グローバルなキャリアを活かして米国組織の立ち上げメンバーに
中山 アンリ Anri Nakayama
Cyber Security Cloud. Inc(米国法人)
私はアメリカで生まれ育ち、ロサンゼルスの大学と会計事務所での勤務を経て、アイルランドのフィンテック企業の東京支社の立ち上げに携わる形で日本へ移り住みました。東京で1年半ほど働いたあたりで「やはり住み慣れたロサンゼルスに戻りたい」という気持ちが芽生え、帰国を決意。転職に向けて動き出したタイミングで、サイバーセキュリティクラウド(以下「CSC」)がロサンゼルスでの組織の立ち上げメンバーを探しているという情報を得て、2020年の9月に入社しました。
サイバーセキュリティは初めての分野だったので不安もありましたが、組織の立ち上げは前職で経験していたので、自分のキャリアを活かせるのではないかと思いました。また、新型コロナウイルスの感染が拡大し始め、ECサイトなどのWebサービスの利用が活発化し始めた時期であったことから、サイバーセキュリティ分野の盛り上がりも肌で感じていました。なかでもCSCは、アメリカにおいても大きな影響力を持つアマゾン ウェブ サービスとパートナーシップを結んでいる点で将来性があり、とても魅力的でした。
従業員満足度と定着率を最大化しつつ、パートナー連携の強化を目指す
米国法人の一人目のメンバーとして、立ち上げの準備に関わる多岐にわたる業務を担いました。サービスの販売にあたっての、アメリカの法律に合わせたプライバシーポリシーや利用規約の作成、カルフォルニア州への会社登録、オフィス住所の手配などを半年ほどかけて全て完了させ、現在はカスタマーサポート2名、システムエンジニア1名と私の計4名で運営しています。私はパートナーやクライアント企業の管理、PR関連などを務めるほか、日本法人との連携、日本語と英語の翻訳関連も担当しています。
また、米国法人の人材管理も重要な業務の一つです。四半期に一度の面談とアンケートをはじめ、従業員たちと積極的にコミュニケーションをとり、労働環境の向上と改善に取り組んでいます。私の今後の目標は、米国法人を拡大させ、従業員満足度と定着率の最大化を担いながら、パートナーとの連携を強化すること。チームビルディングを通して、CSCの成長に貢献できる人材を目指していきたいと考えています。
アメリカの文化に合わせたセールス・マーケティング戦略を立案
CSCが提供するWAF自動運用サービス『WafCharm』の魅力をアメリカで広め、ユーザ数を拡大させることが米国法人の担うミッションです。そのために、さまざまなセールス・マーケティング施策や戦略を立案しています。直近で取り組んだのは、アメリカ版のサービスサイトの制作です。それまでは日本版のサイトを翻訳して使っていたのですが、アメリカと日本ではデザインのトーンやページ構成の文化に違いがあるもの。現地にあるさまざまな他サービスのサイトを分析し、現地の企業にとって慣れ親しんだ見やすいサイトに改修することで、適切なサービスの訴求を図りました。
そのほか、SaaSのトップ企業が主催するイベントに参加し、販売代理店などのネットワークを広げながら、世界的な企業のビジネスディベロップメントなど影響力のある人物を起用したサービス紹介動画の制作も計画しているところです。パートナーシップを結ぶ企業との新しいプロジェクトの立ち上げは刺激があり、やりがいを感じますね。日本国内で導入ユーザ数1位※を誇る『WafCharm』を、アメリカにおいてもトップクラスのサービスへと押し上げられるよう、販路の拡大に力を注いでいきます。
※出典:日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2020年7月期_実績調査
皆さんへのメッセージ
『WafCharm』は日本国内で生まれたプロダクトであり、CSCがグローバルに大きく展開していく第一歩目として、2021年11月からアメリカでの販売を開始しています。世界において広く利用されている「日本発のソフトウェアサービス」は数少ない中、CSCの『WafCharm』は米国市場においても大きな拡がりを見せようとしています。
日本とは物理的な距離は離れていますが、私は現在、日本法人メンバーと日々綿密に連携しながら、アメリカでの『WafCharm』拡販に奮闘しています。是非、グローバルセキュリティメーカーの一員として、世界規模での大きなチャレンジに一緒に挑戦しましょう。