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ネクスキャットの社長コラム#9「素振りなくして成長なし」

当社の存在意義である経営哲学”フィロソフィー”に関連して、代表取締役 千歳紘史(ちとせ こうし)が日々の思考をシェアします。

成長欲求とは裏腹に成長に伸び悩む人は、インプット偏重になっていることがあります。インプットも大切ですが、地味な素振り(すぶり)で体で覚えることも大事です。

成長の秘訣は素振りにあり。

成長したい意欲から、知識を増やそうとさまざまな書籍を読んだり、できることを増やすためにセミナーに通ったりと自己啓発に勤しむ人が多く見受けられます。

インプットを増やすという観点でそういった活動も大切ですが、あれこれ手をつけずに1つのことだけに絞ってとことん取り組む、地道に毎日体に刷り込む(=素振り)がそれ以上に重要です。

スポーツ選手も、職人と呼ばれる人も、皆はじめからトリッキーな技やオリジナリティあふれる物を生み出せている訳ではありません。

まずは、とにかく一つの型を極めるところから始めています。それが素振りです。

1つの型を身につけたあとの拡がりは速く、その型を応用することで新たな技をできるようになりますし、他と区別をしやすくなることで気づきも生まれやすくなるのです。

僕の尊敬する経営者でワインのお好きな方に、なんでそんなに詳しいのですか?と質問したら、「半年間、どこに行っても同じワインだけを飲み続けた」とおっしゃっていました。そうすると半年後にまず、そのワインか、そうではないかの区別がつくようになったそうです。

その後は、そのワインとの比較で色々な味や香りの違いを感じるようになり、もっとワインを楽しめるようになったそうです。

これが、成長する人の行動パターンなのだと思いました。

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