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【パラレルワーカーインタビュー】コンサルティングファーム・人事実務双方での経験と視点を活かす人事変革のプロフェッショナル

※本コンテンツは弊社オウンドメディア「UPGRADE」の転載記事です。

ご興味いただきありがとうございます!
今回は、当社で実際にプロジェクトで伴走いただいているパラレルワーカー(プロ人事)さんのインタビューをご紹介いたします。

※人事制度やサクセッションプラン(後継者育成計画)の領域でプロフェッショナルでいらっしゃるパラレルワーカーさんの取材記事です。形だけではない現場に入り込んだ本質的な人事制度構築で価値提供されている方になります。

特に下記に当てはまる方には、
当社での取り組みや提供価値の解像度を上げていただくことができる事例です。

・どのような経験、視座を持ったプロ人事とプロジェクトを伴走するのか知りたい。
・プロ人事とどのように企業に入り込んで課題解決していくのかイメージしたい。
・「CORNERプロ人事ならでは」の提供価値を知りたい。

是非、ご一読ください!

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【パラレルワーカーインタビュー】

コンサルティングファーム・人事実務双方での経験と視点を活かす人事変革のプロフェッショナル
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2021年11月に独立・起業し、組織・人事コンサルティングを手掛ける会社を設立した青木さん。コンサルティングファームでの経験はもちろん、事業会社での人事経験も長く持っていることから、双方の立場を知る実利のあるコンサルティングを提供し、多くの企業から頼りにされています。

そんな青木さんにインタビューを実施し、青木さんのキャリアや強みを自覚するようになった経験、パラレルワーカーとして働く上で大切にしていることなどを伺ってきました。

<プロフィール>
青木 裕和(あおき ひろかず)
コンサルティングファーム数社にて、MVV/人事ポリシー、サクセッションプラン、人事制度、人材アセスメント、エンゲージメント調査など、組織・人事コンサルティングのプロジェクトを幅広く経験。また、外資系大手企業や国内大手企業などで、人事企画担当者やHRBP、人事責任者という立場で人事実務を幅広く経験。2021年11月に法人設立し、組織・人事コンサルタントとして組織・人事に関わるコンサルティング業務に幅広く従事している。


コンサルティング会社から事業会社へ転身し、経験を積んだ後、コンサルタントとして独立・起業

ーコンサルティング会社2社で経験を積んだ後、視野を広げるべく事業会社へ。

学生時代に経営戦略や組織戦略に興味を持ち、大学院修了後はコンサルティングファームに入社しました。コンサルティングファーム2社にて数年ほど勤務し、新規会計システムの開発・導入、人事制度の改定・運用、従業員満足度調査・各種人材アセスメントなどクライアント企業の変革に関わる業務を若いうちから幅広く経験しました。

コンサルティング会社での仕事にはとてもやりがいを感じていた一方で、自分がスキル的にも経験的にも未熟だったこともあり、寝る間も惜しんで働くなどとてもハードな環境下で毎日を過ごしていました。また、事業会社のコンサルティングに関わっていく中で、支援を受ける側のキーパーソンとして変革に携わりたいという気持ちも強くなり、事業会社への転職を決めました。

ー外資系大手企業や国内大手企業、ベンチャー企業などさまざな事業会社で経験を深める。

事業会社への転職で最初に入社したのは、外資系企業のGE。当時人事面での先進的な取り組みが評価されていた企業で、セッションCと呼ばれる優秀人材の管理手法やリテンション施策の導入、従業員満足度調査の実施・分析などの組織開発業務全般に携わった後、担当事業部のHRBPなども経験しました。また、担当する事業部での事業撤退に伴う人員整理や会社分割に伴う所属会社の人員移行など、決してポジティブではない組織改編の中での、人事部側のプロジェクトリーダーという役務も経験することができました。

その後、日本企業での機会を求めて、エンタメ業界の上場企業へと転職。ホールディングスとしてグループ各社の人事戦略やサクセッションプラン等に幅広く携わった後、業績不振に陥った主要グループ会社を立て直すべく、行動指針の策定、組織体制の見直し、ミッショングレード型人事制度の導入、サクセッションプランに基づく人員入替の実施、シニア活性化など、人事変革に関するさまざまな業務に従事しました。

以降も新たなチャレンジを求めて、リゾートウエディング業界のリーディング企業へと転職。社長直下の人事責任者として人事業務全般の仕組みの見直しや、社長と共同してミッションステートメントを設計したり、IPO準備などにも従事しました。

ーこれまでの経験やスキルを活かすべく、組織・人事コンサルタントとして独立・起業。

複数の事業会社で経験を積む中で自分も40代を迎え、自身の今後のキャリアをまた違う角度で考えるようになりました。改めて気づいたのが、将来独立を考えていたからこそ新卒時にコンサルティング業界を志望したということ。その中でも、経験を積んで強みとしてきた組織・人事に関するコンサルティングの領域で独立を考えるようになりました。

こうした背景から、自身の経験やスキルに磨きをかけた上で独立しようと再び組織・人事コンサルティング会社へと転職。コンサルティングマネージャーとして勤務した後、2021年11月に株式会社HRビズという組織・人事のコンサルティング会社を立ち上げました。

現在は、これまで在籍したコンサルティングファームや外資系人事コンサルティング会社、またはエージェント企業からクライアント企業を紹介いただき、組織・人事関連全般、特に人事制度やサクセッションプランに関わるプロジェクトを中心に、クライアント企業を支援しています。

コンサルティングファームと事業会社の両方を経験しているからこその強みがある

ー事業会社での経験を通じて、企業変革を実現していくキーパーソンを見極めていくことの難しさを学んだ。

これまでのキャリアで印象に残っているのは、エンタメ業界の企業での経験です。当時のポジションは、社長室 兼 人事部のアシスタントマネージャー。2社合併により、双方の出身者が混在し、組織文化が確立されず業績が悪化した状況下でのアサインでした。

コンサルティング会社での経験も活かしながら、役員や上級管理職、その他キーパーソン数十名一人ひとりへのヒアリングを入念に実施。組織・人事に関わる課題を整理したうえで、結果を役員と共有し、アクションプランを企画・実行していきました。ただ実行の過程で気づいたのが、一部のデータ・側面を見ただけでの判断は、本質的な解を見失うということです。

例えば既存の評価データのみで社員のパフォーマンスを断定してしまうと、本当のキーパーソンや優秀社員を見つけられないこともありました。人事評価結果と本当に成果を上げているということが必ずしも一致しない場合もよくあり、こういった点が、外資系企業にいたころでは考えられず、改めて日本企業の難しさを痛感しました。

会社として重要な人材、評価すべき人材をさまざまな側面を通じて見つけ出し、どう評価し、成果を上げてもらうかという点を丁寧に整理することが重要だと改めて認識しました。

ー重要なのは、自分からではなくキーパーソンからのアウトプットとして感じてもらうこと。

社内で変革を進めていく上では、整理した課題とアクションプランを社員が前向きに受け止めてもらえるように説明していくことが重要です。その際、変革に向けたアクションプランを自分から発信するのではなく、社内のキーパーソンの言葉で、社員に対して働きかけてもらうことの重要性も感じました。

キーパーソンを把握するためにも、プロジェクトの成功に向けたカギを見つけるためにも、こまめなコミュニケーションを大事にしていました。現場に入り込み、優秀な人材を見きわめ、その人材が適切なリーダーシップを取れるようにすることで、徐々に組織の雰囲気も変わっていったんです。こうしたグッドスパイラルを生み出すことにより、組織も健全になっていく様子が肌で感じられるようになりました。

ーコンサルティング会社と事業会社の両方を経験しているからこその強みがある。

コンサルティングファームでの経験を振り返ると、やはり物事を筋道立てて考えていくことに強くなった実感があります。組織の課題を整理し、それをどのようなストーリーで解決していくかという点で、経験を積んでスキルを高められました。

一方で、事業会社で働いてみて、変革を推し進めていくにはそれだけでは足りないとも感じました。事業会社では組織的・政治的側面なども意思決定に大きく影響し、いかに組織として調和を取りつつ進むべき方向に向かっていくかの難しさを学びました。

コンサルティングファームと事業会社の双方を経験したことで、その両方を併せ持つことでの強みに気づきました。課題を整理し、キレイに資料にまとめたとしても、それを業務に落とし込み、運用できなければ意味がありません。実際の経験を通じてそこに気づけたことで、きれいな資料を作成するだけでなく、具体的かつ実現可能性のある施策を提案することで、自分にしかできない支援を提供できるのではと考えています。

会社をより良く、日本をより良くしていきたい方と一緒に働きたい

ーコンサルティング会社でも、事業会社でも実現できないアウトプットを創造していきたい。

2021年11月に独立・起業し、組織・人事的な課題に対して、日々さまざまなクライアントと向き合う中で、コンサルティングファームでも事業会社でも実現しにくいアウトプットを追求していきたいと考えています。

一般的にコンサルティングファームからの支援は高いフィーがかかり、そのため金銭的余裕がないと稼働工数が制限されてしまいます。一方で事業会社の人事では、普段の業務に大半の時間を費やすことになり、変革の必要性を理解しながらも行動に移しにくい側面があると思います。

コンサルティングファームならではのトップダウン・ロジカルな強みを活かしつつ、さまざまな事業会社での経験を活かし、現場に入り込みながらプロジェクトを推進していく。自分だからこそできる、自分にしかできない強みを活かし、企業に伴走していきたいと考えています。

一過性の取り組みではなく、より本質的な変革に携わり、貢献をしていきたい。

例えばジョブ型雇用、人的資本経営などもそうですが、日本企業の多くが変革を実行しようとしている一方で、カタチばかりになっているケースも見受けられます。日本企業特有の難しさも感じる中で、このままでは良くないという危機感も感じています。

そんな状況だからこそ、自分はより本質にこだわって貢献していきたい。外部の人間ということも時には忘れて、自分に何ができるかを考え、貢献していきたいと思っています。

ー会社をより良くしていきたい、日本をより良くしていきたい方と一緒に働きたい。

一緒に働きたいのは、会社を、日本をより良くしていきたいと本気で考えている方です。

事業会社で働いてみて、それぞれの現場で、想いはありながらできていないこと、結果的にうまくいっていないことが多々あると知りました。そんな企業に対し、自分ならではの強みを活かした支援をしていきたいと考えています。

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