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失敗するプロジェクト

前回成功するプロジェクトについてストーリーに記載したのですが、
「基本が大切なのはわかったんですが、それができないからプロジェクトって難しいんですよね〜」
ってよく若手プロマネに言われます。
こんな素敵な発言ができる人はだいたい「良いプロマネ」の入り口にはもう立っているのですが、
”成功するプロジェクト”より実は”失敗するプロジェクト”からの学びの方が簡単だったりします。

もちろん諸々の条件はあるのですが(そもそも人が絶対的に足りていないとか、目標が最初から達成不可能だとか)、一定体制が整っているプロジェクトの失敗例の典型はズバリ

”リーダー=プロマネ がいけてない” 
です。 


具体的には下記の2パターン

1)知識or経験不足から何も決めれない

2)知識or経験はあるが、人格的にチームから尊敬されていない


1)のパターンは外から見ても明らかなので、実は比較的簡単に問題解決はできますし、早めに人を入れ替えればプロジェクトは失敗せずに済みます。

それ以上に2)のパターンは厄介で、ぱっと見うまくまわりそうに見えて、リーダー自身も自分はできると信じているので容易に首をすげかえる事もできず、問題が先送りにされて最後の最後でプロジェクトが崩壊して上長が登場するとか(上長が人格者である事が前提)、あるいは本当はもっと良い結果を導き出せたのに別の未来を見る事になる、という事になります。


2)のリーダーの特徴もいくつか原因が因数分解できて、大体下記のいくつかのパターンに合致するケースが多いです。
1)感情の起伏が激しい(普段から怒りがち)
2)部下をかばわない・助けない(客先や平場で部下を後ろから刺す、困っているのに少しも手伝ってあげない)
3)首尾一貫していない(明らかにその場限りの発言が多い、そしてそれに気がついていない)
4)長時間労働前提(自分は遅くまで会社にいる気満々なので、昼間に部下つかまえて一方的に話しまくる、定時過ぎたあたりから仕事始める。)
5)逆に全然働かない(部下の状況理解せずに無茶振りだけして帰る)
6)相談にいくといつの間にか演説タイムになっている(Yes or Noの結論だけ欲しかったのにあの人話長いから相談するのヤメた、になる)
7)定例会議はいつも自分が気持ちよくなる場(部下の困りごとではなく、自分の意見を発表する場になっている=つまり他人の話を聞いているようで聞いていない)

だいたいこれのどれか複数の要素を持っている人が部下から尊敬されず、知らないうちにプロジェクトを失敗に導いています。
逆にこの辺を気をつけて行動すれば、普通の部下なら”一緒に頑張ろう””この人のために念の為にXXを確認しておこう”という気になってくれ、その積み重ねで潜在リスクがどんどん最小化されていきます。リスクの最小化、これがプロジェクトのキモ、というわけです。



ちなみにこの考え方は管理職がチームをマネジメントする際もほぼ一緒です。

よくマネジメント研修であるのは ”自分が気持ちよく話している時はだいたい部下はしらけている” です

常に相手の方が自分より話すように促す事、相手がどういう意見を持っているのか、それを探りながら仕事をする、そんな毎日です、はい。

(そんな簡単にはいかないんですよ、でもだから、そういう目標持って日々過ごすのって充実するんです。数年立ったら全く別の自分に成長できていたりするんですよ。)


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