こんにちは!プレステージ・インターナショナル IT統括部の広瀬です。
エンジニアは向学心があり、常にリスキリングされているイメージがあります。中でもクラウドエンジニアは、継続して資格を取得しながら、更にスキルアップできる環境を求め、転職活動をされている印象です。
今後やりたいこと、挑戦したいことという「ありたい姿」が明確である一方、実際に転職先で「何ができるのか」、「何を求められているのか」等具体的な情報は少ないのではないでしょうか?今回はクラウドチームを率いるGM:ゼネラルマネージャー、陳(ちん)さんへの直撃インタビューをお届けします!
「当社が求めるもの」「当社で目指すもの:CCoE:Cloud Center of Excellence 」「当社で実現できること」を少しでもイメージしていただければと思います。
話を聞いた人:陳 義一(チン ヨシカズ)
中途入社 2023年1月
経歴:建築現場監督からIT業界に飛び入り。オンプレサーバーの構築・運用を経てクラウドの上流から下流まで全フェーズを担当。縁ありPIに入社。
趣味:旅行、お酒
好きな事:自動化、やった事ない事
好きなAWSサービス:AWS Lambda
現在、東京麹町本社でクラウドチームGMとして従事。
※インタビュー中、当社社名は「PI」と略称にて記載いたします。
PIでのクラウドエンジニアについて
ーー まずクラウドエンジニアについて、分かりやすく教えてください
クラウド環境のインフラ設計、構築、運用まで行うインフラエンジニアのスペシャリストです。
クラウド自体の知識はもちろん、各OSの知識、ネットワークの知識、セキュリティ知識、プログラミングの知識など、多方面な知識が求められます。
ーー PIのクラウドエンジニアならではの特徴はありますか?
まず社内システムの構築がメインとなるため、小規模なシステムから大規模な基幹システムまで幅広いシステムに携わることができます。また、PIの事業がBPO事業であることから、多種多様な業界で必要なシステムの考え方を学べることが、他社では味わえない特徴となります。
ーー求めるクラウドエンジニア像は?
前述したように、多方面な知識があるに越したことはないのですが、一番大事なことは「自分で調査・学習ができて、それを楽しめること」だと思います。
多方面な知識が必要となる上にクラウドは毎年進化しており、新しいサービスもどんどん出てきますので、「知らないこと」、「分からないこと」が当たり前に出てきます。「知らないこと」に直面した際は調査して学習し、「知っていること」に変化していけることが大事です。この知っていく過程も含めて楽しめると、自ずと技術力がついてくると思います。ですので、多方面な知識を楽しみながら吸収できるエンジニアを求めています。
ーー必要な資格はありますか?
PIではクラウドの中でもAWS上にクラウド基盤を作成して基盤運用を行っていますので、AWS 認定資格の取得を推奨しています。クラウドプラクティショナーの資格だけでも自信となり、打ち合わせ中の会話が「~だと思う」から「~です」に変わりますのでお勧めしています。多方面な知識が必要であるため、基本情報や応用情報もあるとより良いです。
資格がない場合は、手順書が整っている作業で学習を行っています。また、社内研修とAWSの提供している研修を実施し知識を増やすことを優先しています。AWSとは密に連携しており、昨年はAngelDojoにも参加しました。この時AngelDojoに参加したメンバーは、全員資格を取得しました!
※くわしくはこちら「AWS主催の“ANGEL Dojo”レポ!」をご覧ください。
昨年出張時に撮影したマリーナベイ・サンズ
PIで実現できること
ーー具体的にPIではどんな経験を積むことができますか?
クラウド基盤を去年作成したばかりですので、出来立てほやほやのクラウド基盤をより良くしていくという、なかなか経験できないことが体験できます。また、常にメンバーに新しい技術を触れさせ、調査や検証に時間を使えるようにメンバーのタスク調整をしています。新しい技術の調査検証を行う経験は、流行り廃りが激しいIT業界で今後も適応できるエンジニアとしての基礎を固めることができます。
ーーご自身のPIで経験できたエピソードをお聞かせください!
クラウド基盤の設計・構築から行い、オンプレからクラウドへの大規模移行を検討している企業としての転換点に立ち会えていることは、何ごとにも代えられない経験だと思っています。PIの基幹システム等もクラウド化していく予定ですので、学習で得た知識を実践しながら習得できる絶好の機会になると思っています。
また、PIは世界中に事業所を展開している会社で、幸いにも去年1週間ほどシンガポールに出張させていただきました。英語での打ち合わせは辛かったですが、初めて仕事での海外出張を経験できたことは非常に良かったと思っています。
クラウドチームについて
ーー どんなクラウドチームにしていきたいですか?
現在運用の自動化を整えている段階です。各種セキュリティ対策や通知、パッチ適用などを自動化し、人が介入しなくてもいい基盤を目指しています。人は人しかできないことを行い、定型的な作業は全てLambdaなどで自動化できることを1つの目標としていきたいです。
またメンバーそれぞれが楽しみながら、成長出来るチームにしていきたいと思っています。クラウドエンジニアは多方面な知識が必要ですが、裏を返せば様々な範囲の業務があるということです。各メンバーが目指すエンジニア像に必要な業務や成長する為に必要な業務が必ずあります。「好きこそものの上手なれ」という言葉の通り、楽しいと思えることこそ成長する上で必要な要素です。
メンバーのやってみたいことは極力できるような環境を作っていますので、今後も継続していこうと思っています。
ーー どんな方と一緒に働きたいですか?
・自分で調査・学習できて、それを楽しめる方
・自動化して業務が楽になるならそれに努力を惜しまない方
・試行錯誤して問題を解決することに達成感を感じる方
・相手の意図を見抜き、求められていることに対して、適切かつそれ以上の対応ができる方
こちらはシンガポールではなく、プライベートでのタイ旅行
ーー 最後に、中途転職を考えているエンジニアの方へひとことお願いします!
自分も中途入社だったので、転職前は不安でいっぱいでしたが、実際に働いてみると、皆さんと気軽に話ができる、雰囲気の良い会社だと思います。経営理念の通り、人の困ったことに耳を傾けられる人が多く働いていると感じています。
転職は自分の人生を左右するので慎重になるかも知れませんが、考え過ぎても埒が明かないので、まずは飛び込んでみるのも良い選択だと思います。もしご縁があれば是非共に楽しみながら成長していきましょう!