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【立ち上げストーリー】飲食で1店舗目を失敗しないために、自分がしたこと

こんにちは。WithGreen 採用担当です。

今回は弊社が1店舗目にオープンさせた神楽坂店をオープンさせるまでのストーリーをご共有させて頂きます✨

飲食店の開業を目指す方には特に、必見です👀🌱


まずは先人の知恵を頼りに​

飲食での創業を考えたときから、100冊は読みました。100冊読めば共通点が見えてきます。「押さえどころ」の目星がつくんですね。その中の1冊『飲食店の開業の仕方教えます 3店までの財務』が、通行量を測るにも、13時~14時の1時間をすべて計らなくても15分を4倍すればいいなど、とても実践的な方法が書かれていました。著者の田中繁明さんの講演にも行きましたし、そのまま取り入れました。

WithGreenは、「日本の生産者や日本の四季に根づいた、サラダボウル専門店」です。出店場所は「昔から続く食のまち」がいいと、神楽坂、銀座、麻布十番あたりを候補に考えていました。そんななか、いまも続く神楽坂店の場所が「半年後に空く」と、神楽坂でふらふらと探しているときに見つけた、家族経営の不動産屋さんが教えてくれました。

法人を立ち上げて間もない私たちに貸すオーナーさんは、不安でしょう。私だって、スターバックスやマクドナルドに貸すなら、家賃の支払いが遅れることもないと安心して貸せます。信用というものがなく、半年の間にほかの入居希望者も出てくるなかで、私たちを選んでもらわないといけません。

私個人の住まいも、証券会社を辞めて会社を立ち上げるまでの無職だった間、住宅審査にことごとく落ちていました。家も借りられないほど実積がない自分ができることは、情熱しかない!

目的の物件は2階にあり、その下がオーナーのいる不動産屋さんでした。顔をおぼえてもらうべく、足しげく通い、実家の岡山で買ったきびだんごを持って行っていました(笑)。(実積はないけれども、あれだけ「がんばる!」と言っているならWithGreenに貸そうか)と、未来を見て、仲間になってもらいたかったんです。

ほかからの申し込みも数軒あったようですが、「WithGreenさんにお願いします」と、正式に入居が決まりました。前のテナントさんが退去される、2ヵ月前(2016年2月)でした。


起業と経営に必要なのは、「情熱と論理」。

起業家としての熱意や創造性があっても、事業計画や数値などの論理がなければうまくいきません。実際、銀行は、情熱だけではなかなか見てくれません。想いと同時に、成功確率を1%でも2%でも上げるための論理や数値を、積み上げていく。

1号店を、絶対に成功させる。そう考えていた私は、収益計画をつくっていました。収益計画書の内容は、「カチカチ」で調査した①出店を狙っている店舗、②出店予定場所近くにある、似た業態の他店、③(ほかの場所にある)競合となるサラダ専門店。
この3つのリアル数値から、「通行量に対する入店人数の割合」を算出。それを基に、曜日ごとの入店数、1日の売上げ金額予想から、月商を1円単位で出す綿密なものです。

出店場所が決まれば融資の申請ができるので、オーナーさんと賃貸契約が済んだらすぐに、この収益計画書を持って銀行に行きました。

銀行の担当者には驚かれました。「こんなところまで予測数値を出す人は、いませんよ」(笑)と。刻々と変化する株式や債権の価格を追っていたトレーダーの経験が、活きたのかもしれません。あっという間に、融資審査に通ったんですよね。


どんなに計画が優れていても、形にならなければ0点

神楽坂店オープンから3ヵ月、痛感したのは、1つお店が存在することの価値です。

1号店に向けて事業計画書をつくりましたが、いくら緻密でも形にしない限り、0点です。粗削りでもいい。私たちにも、粗いところはたくさんありました。それでも、イチがあるかないか。形にする、やりきることの大事さ。2店舗目を進めるときに、よくわかりました。


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