こんにちは。WithGreen 採用担当です。
今回は弊社のサラダボウルのこだわりである
生産者と消費者をつなげたい
という想いについてお話ししたいと思います🤝
生産者が分かることで生まれる「安心感」
日本は、生産者と消費者のつながりが、他の国に比べてわかりづらい。スーパーで売っている野菜は誰が育てたものなのか、卵はどこから輸送されてきたものなのかを答えられる方は少ないのではないでしょうか。
その背景には日本の流通のシステムが影響しています。
日本では、狭い国土や天災に対応していくために、生産と流通の効率化を大切にしてきました。農作物の規格は、統一されています。これにより、生産者は、栽培技術や生産効率を高めることに専念できます。生産者同士の助け合いもできます。
一方で、生産者の顔やそれぞれの農作物の個性は、規格に統一され、埋もれてしまいます。当然、消費者にとって、生産者は見えにくくなります。いま「食の安全・安心」とは、農薬や添加物が含まれない食品を求めることと語られがちで、考えないといけない要素です。
しかし、食の安心の根本とは、毎日きちんと食事ができること。だからこそ、自分の食べているものはどのような人が、どうやって作ってくれていて、私たちの食卓に届くのか。食のうしろにいる人や背景を知る。
つくっている人の顔が見え、つながりを感じられることほど安心なことはないですからね。生産者と消費者がもっと結びつくことにこそ、豊かさがあると考えています。
つくり手の存在に実感があるとき、おいしさは、増えませんか?
契約農家さんから送られてくる野菜は特別な楽しみがあるし、大切に使おうと思います。それはきっと、手元に届いて口にし、自分のからだの一部になるまでの物語が、見えるから。ストーリーも一緒に味わうから。
食卓に並ぶ料理にしても、生産者、作物、つくる人、味つけ、器……それぞれ食べ物にまつわる物語があります。その土地で、その素材と味がどうして生まれたのか? どんな人たちの想いがあるのか?
私たちの「おいしい」を決めているのは、単に「味がいい」だけではないんです。物理的に生産者とつながることは、実際のところ都会生活では難しいでしょう。でも、核家族でも1人で食事をしていても、「つながれている感覚」さえあれば、人は支えてもらえる。
そこから、一食一食を大切にするとか、一つひとつのことに感謝できるようになる。食を超えたところでも、自分にも周囲に対しても、自然と慈しみが生まれてきます。
サラダにアボカドを入れない理由
契約農家さんとお客さんは、1つのコミュニティー。日本の生産者を大事にしたい。両者をつなぎ、食べることで心とからだを健康にする。その喜びに貢献するのが、WithGreenのサラダボウルです。
だから、私たちWithGreenのメニューに、アボカドはありません。
アボカドはメキシコの生産量がもっとも多く、ドミニカ、ペルーと熱帯地域でそのほとんどが作られています。日本の気候では、生産することが難しいのです。代わりにさつまいもやトマトなど、国産の栄養価の高い野菜を四季折々で使っています。
少しキズがある、曲がっているといった理由で流通の規格から外れてしまう野菜も、なるべく使うようにしています。
素材感やうま味を、余すところなく味わってほしい。だから、残った野菜の一部もスープにしたりして、日替わりで用意しています。まずは、食べておいしいサラダボウルを追求する。
お客さんの笑顔を追求したら、結果的に、野菜の命をつなげ、食品ロスを減らし、課題解決になっている。一杯のサラダが、生産者さんとお客さんを結ぶ。私たちを、ゆるやかにつなげる。「仕組みもおいしい」を、ワクワクしながら実現しているところです。
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