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コラム 非言語思考と言語表現

こんにちは、リアライズ経営企画のKです。
第一弾ブログ、読んで頂けましたか?感想も随時お待ちしておりますので、Twitterなどでどしどしご記入ください!
今回は、コラム記事として普段私が考えていることを少し短めの文章でお話します。

今回は「非言語思考と言語表現」について。
息抜きがてらお付き合いください。

非言語思考と言語表現

突然ですが皆さんは、SPIというものをご存じでしょうか?
リクルートさんが、選考のためのツールとして運営されている、WEBテストのようなものです。
新卒採用で、ある程度以上の大手企業を受けた経験のある若手の方は、一度ならず受験されたことがあるかと思います。
SPIでは、性格診断のような項目と、言語、非言語の能力に関するテストがあります。(ほかにも英語や構造に関するテストもあります)今回はこの言語・非言語に関するお話です。
ちなみに僕は、非言語より言語の方が圧倒的に点数の高い、超言語優位型です。

非言語と言語とは?

ここからの話は少しSPIとは離れます。
まず、非言語と言語について、僕の理解を簡単に述べておきます。非言語とは、数字に関する一般的な能力です。ビジネスの世界で言うと、数字の勘所に対する理解力あるいは、KPIの設定力ともいえる能力でしょう。つまり、ビジネスを伸ばすための数値を分解して、何がネックになっているかを理解する力であると言えます。
言語とは、文字通り文章に関する一般的な能力です。ビジネスの世界だと、報告や指示を相手に齟齬なく伝える能力と、相手の言っていることを過不足なく理解する能力になります。

2つを総合すると、非言語的能力で捉えた数値に関する思考を、言語的能力で過不足なく、構造的にステークホルダーに伝える。というのが、ビジネス上のコミュニケーションの基本構造になるといえるでしょう。
※それぞれの能力は定義により、上述した以外にも様々な要素が含まれますが、長くなってしまうので、今回は上述の定義で議論します。

どうやって鍛える?

上記の議論を踏まえると、優秀な経営者や、コンサルなどにいる優秀なビジネスパーソンは、非言語と言語どちらの能力も平均より高い水準で持っているという結論になるでしょう。
では、この2つのスキルはどうやって鍛えるべきなのでしょうか。僕個人の経験も踏まえて考えてみます。余談ですが、SPIを提供しているリクルートさんは、対策を講じてもSPIの点数は上がらないと言っています。飽くまでこちらはSPIの点数のお話で、ビジネス上で使用する非言語・言語スキルはある程度訓練で向上させられるというのが僕の見解です。

非言語的能力の向上

非言語的能力はいわゆるビジネスの勘所を抑えるという意味で重要になってくるスキルであると先述しました。数的処理そのもののスキルを上げなくても、ある程度パターン化すればビジネスの勘所を抑えることは可能であると考えます。
そこで重要になってくるのは、事例研究です。様々な業種の事例やKPIを学ぶことで、ある程度共通の「このパターンだったらここがキモになってくるな」という経験的な理解ができるようになります。
正直、本当に地頭のいい人は、この辺りをしっかり学ばなくても鋭く見抜く力を持っていることがあります。ですが、僕のような凡人でも、しっかり事例研究すれば食い下がることは可能だと思います。
事例研究でおすすめのやり方は、新興の上場企業のIRを読み込むことだと思います。
(みんな大好き、北の達人コーポレーションさんのIRサイトを置いておきます。
https://www.kitanotatsujin.com/ir/library/#tab2
これだけの情報量と分析が分かりやすい形で、タダで読めるとか、興奮しますね。)

言語的能力の向上

長くなりましたが、次に言語能力の向上について考えてみましょう。
言語的能力は、相手に過不足なく情報を伝え、相手の言っていることを正しく理解するスキルであると先述しました。伝えるときも、聞くときも共に重要になってくるのが、構造化力だと思います。
ビジネス上の会話には、必ず結論があり、それ以外の箇所はたいてい補論となります。例としては、以下のような感じです。

結論:スタートアップ・ベンチャーは採用広報に力を入れるべき
補論①:費用が発生せず、発信ができる媒体がたくさんある(環境に対する理解をそろえる)
補論②:通常の採用媒体はフローだが、採用広報はストックになるので、中長期のリターンが大きい(メリットの提示)
補論③:会社の個性を社外に公開することで、入社時のミスマッチを減らせる(メリットの提示)
補論④:採用広報に力を入れている、Nyleさんとかは優秀な人材を数多く採用できている(事例の提示)
etc....

こんな感じでしょうか?

伝える場面で重視するべきは、結論を明確にし補論を整理して伝える。聞く場面で重要なのは、結論と補論を切り分け、相手が何を伝えたいかという核を理解することです。

このような言語的能力の向上のための手段はただ1つです。それは、インプットとアウトプットを繰り返すこと。すなわち、情報を学び、学んだ情報を自分なりに咀嚼して他の人に説明をする。これ以外にありません。

今はTwitterやnote、Wantedlyなどでも情報発信が気軽にできる時代です。
これを読んだその日から、インプットとアウトプットに力を入れてみてはいかがでしょうか。

それでは、また次回お会いしましょう。

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