こんにちは!
株式会社シテラスの採用担当です。
今回は、異業種からエンジニアの道へと進み、社長にまで登り詰めた代表の"佐々木 康晴"さんにインタビューを行いました!
異業種からの転職で困ったことや社長になるまでのヒストリーなど、さまざま語っていただきました。
少しでもエンジニア業に興味を持ってくれた方が応募しやすいよう、エンジニア業についてお伝えしていきます。
ーーまずは、簡単な経歴紹介をお願いします。
宮城教育大学教育学部を卒業後、新卒入社した会社で、エステティシャンを目指す人向けのインストラクターをやっていました。
そもそもエステティシャンというのも、大学在学中に保健体育の教員免許を取得したことから、体を動かすことに繋がるのではないかと思い、就職を決意したのがきっかけです。
今でこそスポーツインストラクターやパーソナルトレーナーという仕事がありますが、昔は数も少なかったので、少しでもスポーツ関連に近づきたいという一心でした。
その後、ご縁があり、同エステティシャン会社のシステム部に移動することになり、本格的にエンジニアの勉強を始めたのが今の仕事に至る経緯です。
勉強と実践を繰り返し行い、本格的にエンジニアを志したいと思いエステティシャンの会社を辞め、前職である「ルーシップ」に入社しました。
その後、2024年4月に「ルーシップ」の分社という形で"株式会社シテラス"を立ち上げ、代表取締役に就任したのが今までの経歴です。
ーー異業種からの転職を決意したきっかけは何でしょうか?
大学卒業後、仙台で2年程エステティシャンインストラクターの仕事をしていましたが、少し肌に合わないなと感じ、田舎に帰って漁業でも始めようかなと思っていたのが最初のきっかけです。
社長がたまたま仙台に訪問されていたので、お話をする機会がありました。
エステティシャンを育成する仕事には向いてないことや、現状の悩みについて社長に相談をしている中で、システム部門へ転籍する話が決まり、東京に転勤をしたのが始まりです。
そこから軽くシステムに触れることになり、まずは簡単なシステム管理やヘルプデスク業務を仕事をしていました。
楽しかった一方で、この先会社がなくなったら自分には何ができるんだろう。自分が自信を持ってできることがないんじゃないか。と手に職がついていない感じがしていました。
そのため、プログラマーやエンジニアの仕事をし、しっかり自分を守れるスキルを身に付けたいと考え、転職を決意しました。
本格的にエンジニア職に就いた後は、未経験ということもあり特にがむしゃらに勉強すること、学ぶことを意識し、実際に資格を入社後2年間で10個程取得するなど、学ぶ姿勢は常に大切にしていました。また、転職をしたのは28歳でしたが、他の人に追いつくためにとにかく勉強しなければいけないと思っていたのが当時の一番の思い出です。
ひたすら勉強をして実践に活かす。という流れを続けた結果、気づけば社長へ就任することが出来ました。
ーーエステティシャンの仕事が、エンジニアの仕事に役立ったことなどはありますか?
エンジニア業務でこれが役に立ったことはあまりありません。
ただ、人と関わる仕事の際、うまくコミュニケーションをとるのに役立ったかなと思います。
後は、交流会などの場でネタにできるのも良かった点です。
会話のアイスブレイクとして使えて、話が円滑に進められたこともありました。
総合的な経験で何か役に立っているかと言われると難しいですが、過去の経験を通して、どんどん価値観が変わっていったのは未経験だからこその強みかなと思っています。
ーーエンジニアを目指す上で意識していたことはありましたか?
まず、28歳で転職をしているということもあり、最後の挑戦だから失敗ができないと感じていたのが一番です。
失敗したら実家に帰るぐらいの覚悟で勉強を行い、この業界でやっていけるのかどうかを全力で試す日々を送っていました。
勉強についても、ただ与えられたことをやるのではなくて、自分の興味や方向性に合った資格を選び、毎日コツコツと学習することを意識していました。
必ずしも市場トレンドに従う必要はなく、自分のやりたいと思うもの。とにかく気になったもの。モチベーションを維持できるものを優先的に選んで勉強していました。
ーーエンジニアになってからのギャップはありましたか?
僕自身、周りよりも遅れてエンジニアを目指したため、追い付くために勉強しなければいけないと思っていましたし、エンジニアは休日でも自分でコードを組んだりしているイメージがありました。
ただ、周りのエンジニアは意外と勉強してないなというのがいい意味でのギャップでした。
見えてないだけだったのかもしれませんが、いい意味で期待を裏切られた印象です。
でも、逆にチャンスだとも思ったのも、正直な感想です。
あとは、忙しい現場だったからこそ、前職との業務時間のギャップはありました。
就業終了時間は、基本的に21時くらいになっており、遅い時は23時過ぎに仕事が終わる時もありました。
今はないとは思いますが、昔だからこその仕事ぶりでしたね。
ーー未経験からエンジニアを目指す上で、大切なことはなんだと思いますか?
資格取得も大事ですが、一番大切なのは継続的に学び続ける姿勢だと思います。
社員にも、ことあるごとに言い続けていますが、1日2時間、3時間もやる必要はないけれど、1時間でも30分でも毎日少しずつ継続的に続ける方が学びにつながると思っています。
そもそも学び続けているという姿勢こそに意義があると考えています。
IT業界は、移り変わりが早く常に新しい情報を手にしておかなければなりません。
そのためにも、毎日継続的に学び続けることで希少価値の高いエンジニアに近づいていけると思います。
資格も重要な一方で、資格ハンターみたいに資格を取っているだけで実務で全然使えないものもたくさんあるので、そのバランスが重要です。
基本的には、自分がやりたいことをするのがいいと考えています。
会社の方向性や自分のキャリアの方向性からズレていなければそれが一番いいと思います。
ーー未経験だからこそ、やれることは何かあると思いますか?
転職するにあたって「未経験」という言葉にはあまり意味がないと思っています。
経験者・未経験者という区別よりも、自主的に必要だと思うことを学べるかどうかが重要だと思います。
誰しもが「未経験の道」を通るからこそ、自主的に学べる人が成長していきます。
僕の場合は、28歳での転職でしたので、「後がない」という状況が強みにもなりました。
最近弊社に入社していただいた方も、29歳の未経験者でしたが、3ヶ月のJavaの研修を終えてすぐにJava silverの資格を取っていました。やっぱり、後がないからこそのやる気は強いと感じましたね。
あとは、エンジニアはパソコンと向き合う仕事ではなく、「人と話す仕事」だと思っています。
「仕事相手はパソコンじゃなくて人」だとよく社員にも伝えています。
もちろん、1人で黙々と作業する場面も少なくありませんが、情報共有や工程間の調整など、他人とのコミュニケーションをする機会は必ず発生します。
また、クライアントとのコミュニケーションでは、高い傾聴力と提案力を兼ね備えたコミュニケーション能力が大切です。人とのコミュニケーションができるだけで、自分の仕事が何倍にもやりやすくなり、周りも助けてくれます。ですので、人と話す仕事を経験したことがある方は、エンジニア職もスムーズに進めるのではないかなと思います。
ーー新卒の方や、未経験の人材を採用する際、重視しているところを教えてください。
コミュニケーション能力を特に重視しています。
やっぱり、エンジニア職はリモートも多いけど、人と仕事をするものだと思っているので、コミュニケーション能力は重要だと考えます。
あとは、継続力ややり抜く力もよく見るポイントです。
どうしてもエンジニアは学び続ける必要がある仕事だと思うので、1日30分でも勉強をし続ける継続力を大切にしています。
ーー新卒の方や未経験者に期待する役割、成長のビジョンについて教えてください。
同じ業務を繰り返し行うことによって、目の前のことを淡々とこなすことが当たり前になってしまうのが現在の懸念点です。
そのため、繰り返しの業務になるのではなく、新卒の方や未経験者の方の意見を聞き、自分では思いつかなかった発想を取り入れたいと考えています。新しい意見を取り入れ、より良いものを作っていくための道しるべが新卒の方や未経験者に期待する役割です。
新卒や未経験の方の知恵を借りて、どんどんIT業界にてスケールアップしていくのが理想です。
若い子が突拍子もないようなことを言ったり、夢を語ったりするのはすごくいいことだと思うので、怖がらず発信して欲しいなと思っています。
ーー新しくIT業界を目指す方に向けたメッセージをお願いします。
何とかなります!
ものすごく意識の高い業界や、仕事なんじゃないかなって勘違いしてる人が多いと思うんですが、実際に入ってみると、意外とそんなでもないです。
僕も入ってみてハードルが下がりました。だから、意外とできます!
人間と会話する方がよっぽど難しいと感じるのが本音です。
毎日30分〜1時間でも何とか繰り返し続ける。小さな積み重ねが一番大事だと思います。
ぜひ挑戦してみてください!
ーー佐々木さん、ありがとうございました!
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