西川 輝(にしかわ ひかる)
プロダクト開発部 エンジニア
法政大学経済学部出身。前職はスタートアップへ入社後、友人の紹介で STORES に入り、STORES ネットショップ、STORES レジ、STORES ブランドアプリと複数事業の開発を担当。2024年11月に一人目のエンジニアとして入社。現在はプロダクト開発において、多くの委託エンジニアをまとめつつ開発を進めている。
1人目のエンジニアとしての入社
桑原:西川さんはどういったきっかけで入社されたのですか?
西川: 夏目さんからスカウトを受けたのがきっかけです。ちょうどSTORESレジをリリースした際のインタビュー記事を夏目さんが見て連絡をくれました。
桑原:なるほど、スカウトがきっかけだったんですね!
西川:そうですね。当時は会社の情報も少なく、正直マンションの一室でやっているようなスタートアップをイメージしていました。でも実際にオフィスに行ったら立派なビルでびっくりしました(笑)。
桑原:確かに昔はアパートの一室だったので(笑)。1人目のエンジニアとしての入社については迷いなどはありましたか?
西川:かなりありました。むしろ営業会社の1人目のエンジニアということで、最初は断固拒否していたんですが、、(笑)最後はいくつかの観点で入社を決めました。
桑原:断固拒否されてたんですね!笑 そこからの決め手は?
西川:僕は昔から個人でやっている飲食店が好きでよく一人飲みをしています。
マスターのこだわりを聞いたり、常連さんとの会話を楽しみながらお酒を飲んでいるあの何気ない時間が好きなんです。
なので「あなたの大事なお店が潰れない社会をつくる」というコンセプトは自分にぴったりでした。
桑原:率直に事業理念への共感があったんですね。
西川:そうですね。そして2つ目は、アンナビは元々SNSの運用代行で成長してきた会社です。既にお客さんがいる状態からスタートするため、プロダクトの導入におけるハードルが低く、開発したものをすぐに使ってもらえる環境があります。また、プロダクト以外での収益基盤があることで、長期的な視点でプロダクト開発に取り組めるというのは他のスタートアップにはない強みだと感じています。
また3つ目としては、顧客解像度の高さですね。夏目さんの実家が飲食店を経営しているほか、会社でも焼肉店の店舗経営を行っています。良いプロダクトを作る上で顧客のリアルな声を聞ける環境があるのはとても魅力的だと思います。
現在開発しているPAPANO AIシリーズ
桑原:西川さんからみて、現在開発しているPAPANO AIシリーズとはどんなものですか?
西川:まさに、AIが勝手に経営課題を改善してくれるプロダクトだなと思います。
桑原:勝手にという部分がやはり鍵になりますか?
西川:そうですね。飲食店経営を行うということは料理を作って出せばいいというわけではなく、売上や支出の管理、集客、従業員のシフト管理、満足度向上など様々な課題に対して向き合っていく必要があります。
自分の作った料理でお客様の喜ぶ顔が見たくて創業したはずなのに気づいたら上述した経営課題に対して向き合う時間が多くなり、また経営のプロフェッショナルではないので経営課題に対しての適切な動きが出来ない。ましてやそのためにコンサルなどを雇うことも出来ない。そんなお店の経営管理を勝手にできるプロダクトを僕自身も作りたいと日々向き合っています。
桑原:なるほど、「AIの力」で、という部分がまさに体現されていますね。ちなみに、具体的にはどんなプロダクトを現在開発していますか?
西川:例えばモバイルオーダーであれば、来店してくれたお客様の性別や年齢、趣味嗜好などのデータと、売上目標や原価率などの店舗様側の経営データを鑑みて「お客様の満足度を向上させながら、利益率をあげていく一人一人にパーソナライズされたメニュー」になる機能などを開発しています。ここは飲食店にルーツを持つ夏目さんならではのユニークな発想で面白いなと思っていますし、まだ見たことのないプロダクトだと思っています。
現在リリースしているのは「支出管理」「シフト管理」「モバイルオーダーPOS」となり、今後はCRMなどの領域にも広げていき、さらなる経営課題に対してお手伝いできるプロダクトをリリースしたいと思っています。
桑原:徐々に拡大していくんですね!
スピード感を強みとするプロダクトチーム
桑原:現在はどのようなチーム体制で開発をしているのでしょうか?
西川: 現在は社員のエンジニアは僕一人で、業務委託の方数名に手伝っていただきながら開発を進めています。
少人数ながら、既に4つのプロダクトをリリースしており(最近モノレポ移行しましたが、レポジトリ数は10を超えています)、スピード感を持って開発しています。
桑原:すごいスピード感ですね!早さの秘訣は?
西川:優秀なエンジニアのみなさんが手伝ってくれているという前提はありますが、使用している技術スタックや意思決定の早さが大きな要因だと思います。
Next.js をバックエンドでも採用しており、フルスタックフレームワークとして利用しています。比較的新しい技術のため手探りな部分は多いですが、高い生産性を維持できていると思います。
意思決定の早さに関しては作るものがある程度明確であることが大きいと思っています。
先行プレイヤーが既にたくさんいるため、基本機能を一から全て仮説検証する必要性はそこまでありません。また、細かい機能や仕様の擦り合わせはPdMの西村さんと同期的に話してその場で決めてしまうので、スムーズに開発を進められています。
桑原:そこが強みでもあるんですね!
技術スタック(その他含む)
エンジニアからみたアンビエントナビ
桑原:エンジニアの西川さんからみたアンビエントナビはどんな会社ですか?
西川:みなさんが口を揃えて言いますが、素直でポジティブな良い人が多いのが特徴です。
スタートアップならではの大変なことも多い中で、前向きに働ける環境をみんなで作り上げようとする雰囲気が自然と根付いています。
また、エンジニアのような異なる文化を持つ人が入社しても、すんなりと受け入れ、理解しようと寄り添ってくれる点も印象的でした。
「他人のものさしで他人を見る」という行動指針がありますがそれがまさに体現されているなと。
そのほかでは育成の仕組みが非常に整っている点です。
エンジニアの世界では「自分で調べて自分で学ぶ」という価値観が強い傾向にありますが、アンビエントナビではとても細かく目標や行動指針に関するステップが用意されています。
若手メンバーが多いことも要因の一つだとは思いますが、エンジニアの育成という観点からも学ぶことが多い環境です。
未来への展望
桑原:西川さんの今後の目標はなんですか?
西川:これからについては大きく2つあります。1つは、スケーラブルなプロダクト基盤の構築です。今後プロダクトや機能を拡張していくことを見据えて、しっかりとした土台を作っていきたいと考えています。
桑原:これからの開発の発展に向けて、基盤を作っていくんですね!
西川:そうですね!もう1つは2人目以降のエンジニアが入ってきたときに、スムーズに活躍できる環境を作ることです。エンジニアの視点やプロダクト開発の価値を社内に共有していくことで、エンジニアとビジネスサイドが一緒になって価値を生み出せる環境を作っていきたいですね!