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RTAチャート構築から学ぶ綿密なプロセス設計

こんにちは。
セブンデックスでディレクターとして働いているタクトです。

今回は、セブンデックスに入ってから学んだ、PJプロセスの綿密な設計を、僕の大好きなゲームにおけるRTAのチャートを例にあげながらご紹介できればと思います。

RTAとは?

「RTA(リアルタイムアタック)」とは、ゲームをはじめからプレーしてクリアするまでの時間を計測し、より速いタイムを目指すというプレースタイルです。

https://esports.bcnretail.com/column-interview/commentary/221229_000868.html

要は最速でゲームクリアを目指すことです。

ポケモン・ドラクエなどのアクション/RPGのジャンルで盛んに行われており、例えば、ポケモンではRTAイベントが毎年開かれています。

RTA in Japan - ポケットモンスターRTAwiki
RTA in Japan (略称: RIJ) は、2016年12月から開催されている日本のRTAイベントである。アメリカのGames Done Quick (GDQ) を参考に、日本でもRTAのイベン...
https://w.atwiki.jp/pokemonrta/pages/150.html


このRTA界隈では「チャート」と呼ばれる、どの様にゲームを進めていくかを詳細に書き記したものがあります。

この「チャート」はかなり詳細なものであり、あるときには数時間にもおよぶゲームのシナリオ/操作を事細かに記しています。例えば、ポケモンブラックのRTAでは、A4換算で23ページにもおよぶチャートが作られていたりします。

参照:ポケットモンスター ブラック・ホワイトwiki (https://w.atwiki.jp/pokemonrta/pages/25.html)

RTAでは、操作の正確性やゲームのランダム性で勝ち残る運も重要ですが、何よりも「チャート構築力」によって記録が変わります。チャート構築力がないと絶対に他の人には勝てないと言っても過言ではありません。

RTAチャート構築との類似点

なぜ、この話を前半ダラダラしたかというと…

RTAのチャートと同じくらいPJプロセスを綿密に設計することが重要であり、そのプロセス設計の精度によって、PJの成否が決まるという意味で、かなり似ているからです。

例えば、Webサイト制作においては、以下のようなプロセス/スケジュールを引くことは誰しもがやることだと思います。
そして、「TOPページをどう作るか」「採用ページにインタビュー記事を入れるか」などを詰めていくことも、やっていると思います。

参照:【工程図】Web制作設計・企画〜公開までの8ステップ (https://goleadgrid.com/blog/Website-production-process-flow)

ただ、このプロセス設計は、ポケモンでいうところの「1つ目のジムリーダーのあとに2つ目のジムリーダーを倒す」くらいのかなりざっくりしたものですよね。

RTAにおける「全てのジムリーダーを倒し、最速で殿堂入りする」という目的を達成するために必要なチャートは「パーティの主力ポケモンは誰を選ぶ?」「いつ、どのトレーナーと戦い、どれくらいの経験値を得るべき?」「どのアイテムを、どのタイミングで使う?」というもっともっと細かなディティールです。

もしかしたら、2つ目のジムトレーナーを倒す前に3つ目のジムトレーナーを倒すほうが効率的かもしれないし、最初にもらう御三家 (ヒトカゲなど) を使うよりも、そこら辺でゲットした序盤鳥 (ポッポなど) を使ったほうが実は早い、ということがあるかもしれません。 
(実際、RTAでは、序盤のジムリーダーをすっ飛ばしたり、ヨーテリーという可愛い序盤ノーマルタイプを使ったりと、常人では思いつかないようなチャートが次々と発明されています。)

Webサイト制作においても、「PJ開始3日で先にワイヤーフレームを作る」「初日からデザインに着手する」などを行うことが実は最適なチャート (プロセス) かもしれません。

テンプレ的な進行論に従ってPJを進行するのではなく、PJの成果に対する最適なチャート (プロセス) を構築することこそが、PJを大成功させるための秘訣であるとセブンデックスに入社してから学びました。

実際、そのようなプロセス設計をサポートするために「マスタープラン」という社内施策があります。

これは、プロセス設計が熟達している人が、プロジェクトメンバーと一緒にプロセスを数時間かけて一緒に詰める、という施策です。

このような施策を通じて、誰もがRTA走者のようなチャート構築力 (プロセス構築力) を身につける仕組みがセブンデックスにはあります。

まとめ

改めて「RTAチャートレベルでのプロセス設計」についてお話しました。

「RTAチャートレベルでのプロセス設計」とは、PJを前例にとらわれず、PJ開始前にどうやったらPJが大成功するのかが異常なほどの解像度で見えるまでプロセスを設計すること、を指します。

このnoteでご紹介した綿密なプロセス設計を、みなさんもぜひ一度お試しください。

セブンデックスにご興味がある方は、ぜひカジュアル面談にもお申し込みください。

【引用元note】https://note.com/takuto_shimokura/n/n94d04b7c7e91

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