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マネージャーに良いイメージってある?
"こんなマネージャーは嫌だ。"
- コミュニケーションが「元気?フワッ」位、中身空っぽ
- 「これいついつまでにやってくれる?」的な、業務の具体的な管理で終わる
- 「俺の時はこうやったんだぜ。マネしなよ」的な自慢話を聞かされて何も刺さらない
- 1on1で話すこともなくて私生活の雑談をして終わる
経験した事はありますか?
マネージャーの皆さんは、ドキッとした方も多いんじゃないでしょうか?
一見コミュニケーションを取ってる様に見えても、実際はメンバーの成長に寄与する会話ができてない。コミュニケーション質が悪い状態です。
正直、この様なマネジメントを受けてもメンバーは1ミリも成長しません。
マネジメントとは組織成果最大化の為の手段
マネジメントとは組織の成果を上げさせるための道具・機能・機関である
ピーター・ドラッカー|マネジメント理論
マネジメントを通して組織の文化が構築され、事業にベクトルが向き、成果にコミットメントする。その人自身の力で成果を出せる人材に育て上げることが責務なのです。
さて、マネジメントを行う上で重要な事があります。
活躍し成果にコミットするのは「その人自身」であり、マネージャー本人ではない事。メンバーの可能性を最大限引き出し、輝かせる必要があるのです。
なんだか…プロデュース業っぽくないですか?
全員勇者の世界などない
ドラクエの世界では勇者は1人。そして鍵になるのが協力な仲間。力の強い戦士、足の早い武闘家、遠距離から加勢する魔法使い、見方を援護する僧侶。全員が自分の能力に合った道を選び、その道のプロフェッショナルとなる。強みを活かし、足りない部分は補完してもらう。理想の状態じゃないでしょうか?
もし僧侶が無理して勇者を目指しちゃったら?
そもそも能力的にも合わないし、強力な援護者もいなくなるわけで、、、なんだか元のほうが強そうですよね。
僧侶が僧侶たる理由は、個の能力を最大限活せることはもちろん、メンバー全員の総力を考えたうえでも最適配置だからです。
そんな世界をプロデューサーがプロデュースしています。
現実世界ではどうでしょう?
日本人は個性より協調の文化が根づいてることから、「なるべく同じでいよう」の心理状態になることがよくあります。その結果、自分の能力を活かせず上手く立ち回れなくなってしまいます。僧侶タイプが勇者や戦士の集団で自分の個性を忘れ、勇者になろうと頑張ってしまいうまくいかない。
そんなメンバーに対して、何が価値かを見定め、最も輝く理想の状態を描き、一緒に実現に向けて歩みサポートする。
現実世界にもプロデューサーがいた方が良くないですか?そう思った訳です。
もし、マネージャーがプロデュースを始めたら。
時は2023年10月。1人のあるメンバーのマネージャー担当になりました。
彼女はUXディレクター入社して1年半。入社当初はその負けん気と根性で「なんでもやってやります!」位の勢いを持ってました。周りに良い空気を伝播させる力もすごく、一番の個性だなと。
ただ現実ではプロジェクトが複雑で難しく、初めてのUX、困難の連続でした。会社や周りのメンバーの成長を見ながら、ひとり本当にこのままで良いんだろうかと悩んでいました。
一方で自分は確信してました。絶対に伸びると。
初めてのプロジェクトで上手く立ち回れなかったのは、能力不足ではなく、相性と意識の問題。気遣いがすごいからこそ、周りに飲まれ、「自分は周りに合わせなければ」と変に力が入ってしまった。自分の活かすべきポイントを間違えてるだけでした。
「個性死んどるやないかい。」
「自分で意思を持ち、決めること」
「自分のやり方で戦うこと」
「自分の夢を描き続けること」
シンプルですが、一番輝くであろう場面を想像し、その姿をシェアしました。
1on1でも夢への進捗を聞きながら「もっとこうできたら喜びそうだよね」みたいな会話も挟みつつ、夢の実現に向けて一緒に考え歩み。
そして、個性死んでた時から3ヶ月、、
活躍・成長
そして、会社のMVPに。
今はいつかやりたかったHRの事業・新たな挑戦に携わってます。
責務を果たせてよかったよかった。
あとがき
実は自分も良いマネージャーに出会った経験があります。
- 成果と人脈について問うてくれた
- 仕事で何もかも上手く行かない時、強みを活かした場所を見つけてくれた
- 客観的意見から自分の市場価値を見出してくれた
そのすべてが、自分の事を真剣に考えた上で、あるべき姿を示し、時に厳しく本音をぶつけてくれた。だからこそ、一段上の自分に成長することができました。まさにプロデュースを受けたおかげでした。
自分が経験したからこそ言えます。
もし、マネージャーがプロデュースを始めたら、それは最高のマネジメントになるのではないでしょうか?