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セブンデックスでは、UXディレクターとして必要な基礎力を育てるための社内施策(勉強会)を実施しています。
今回は、下記ブログでも紹介されている社内施策の一つである「仮説思考ワークショップ」について紹介します!
目次
目的・仮説思考とは?
前提として、「目的・仮説思考」は別々に行うのではなく、セットで行う地続きの考え方です。
では、「目的・仮説思考」とはなんでしょうか。
コンサルタントやビジネスマンのスキルとして「目的思考」や「仮説思考」の重要性を強調するビジネス書籍は多く、なんとなくイメージがつくかもしれないですが、「これ!」という厳密な言葉の定義はありません。
社内では以下のように伝えています。
あらゆる業務において、まず「目的」を設定し、その目的を達成するための手段と解を考え(=「仮説立て」)た上で、実行に移すこと。
「目的・仮説思考」の考え方で有名なのは「イシューから始めよ」でしょうか。
本書では、「問題を解くこと」ではなく、「そもそも答えを出すべき問題(=イシュー)を見極める」こと、そして「色々検討する」のではなく、「答えを出せるかにこだわる」ことを説いています。
1つ目が「目的思考」(目的とイシューは厳密には違いますが)、2つ目が「仮説思考」の取り組み方と言えるでしょう。
(筆者は大学3年生ごろ手を取りましたが、当時読んで衝撃を受けた名書です。読んだことのない方はぜひ読んでみてください。)
なぜ、目的・仮説思考が重要なのか?
セブンデックスの UX ディレクターは、UX デザイナーとして、リサーチャーとして、プロジェクトマネージャーとして、時に営業として、様々な役割を担います。
2021年公開の記事ですが、内容はほとんど変わっていないです
上記記事にも一部記載の通り、UX ディレクターとして広範囲な職責を遂行するために重要なのが、不確実な状況や多くの変数から、最適な解や戦略を導くための課題解決力や論理構築力、いわゆるビジネススキルです。
ビジネススキルは抽象的で範囲が広いですが、セブンデックスでは特に「目的・仮説思考」が重要と考えています。
なぜなら、セブンデックスがコミットするのは「クライアントの事業成長」であり、クライアントにとって「何を実現すべきか」という最上位の目的から向き合い、最適な成果を定義していくことが求められるからです。
VUCA の時代、解決すべき課題が最初から明確にわかっていることの方が少ないです。
そこから、現状を整理して最終的に到達すべきゴール、つまり「目的」そのものを的確に定義し、クライアント含めチームでしっかり目線を合わせることができるかどうかがプロジェクトの鍵になってきます。
これはプロジェクトゴールに限った話ではなく、決まったソリューションの形式がないセブンデックスでは、成果物やタスクを遂行するにあたって、しっかり目的定義の認識を合わせないと、以下のような状態に陥ってしまいます。
- アウトプットの出戻り
- やっても成果が出ない&時間がかかる
- 手段の目的化(ただタスクを遂行しているだけ)
上記の事態を回避し、アウトプットに最速に到達し、そして最終的に成果を最大化するためにも目的・仮説思考が重要なのです。
ちなみに、「イシュー」からさらに発展して、より上位である「目的」の重要性を説いているのがこちらの書籍になります。興味のある方はぜひ読んでみてください。