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【特別企画:オープン座談会】レジェンド二人が語る、PaylabとCAFISの「これまで」と「その先」

こんにちは!株式会社NTTデータ フィナンシャルテクノロジー(以下、NTTデータFT)決済イノベーション事業部です。

今回は、特別企画と称してNTTデータFT森永さんとSRE総合支援をしてくださっているスリーシェイク寺岡さん、尾張さんによる座談会の様子をお届けします!

二人の共通点であるPaylab(ペイラボ)についての紹介や、エンジニアの成長機会について語り合い、担当プロダクトであるCAFIS®を次に進めるために必要な人材についてもお話ししています。ぜひご覧ください!

森永 浩史(写真右)
NTTデータフィナンシャルテクノロジー 決済イノベーション事業部 
キャリア採用入社。データベースエンジニア、インフラエンジニアとして活躍後、NTTデータに出向しSREとしてデジタル開発組織の立ち上げに関与。現在はデジタル部門のリードアーキテクトとして決済システムのアーキテクチャ統制、クラウド戦略策定、社内環境DXに取り組んでいる。

※前回登場したインタビューはこちら

【中途社員に聞く】あなたはどうしてNTTデータFTへ?〜「自由」で「チャレンジング」な働き方に迫る〜 | People 〜人材・文化〜
こんにちは!株式会社NTTデータフィナンシャルテクノロジー(以下、NTTデータFT)決済イノベーション事業部です。今回は、テックリードとして活躍する李 鵬さんと、上長である森永 浩史さんへのイン...
https://www.wantedly.com/companies/company_3412420/post_articles/914213


尾張 厚史さん
スリーシェイク Sreake事業部 事業部長
証券システムのアプリ開発、インフラ企画/設計/構築/運用を15年経験し、 2021年5月にスリーシェイクにジョインし、PMとしてお客様企業に対して SRE導入支援を行っている。現在はSreake事業部 事業部長としてお客様への提案活動も行なっている。


寺岡 良矩さん(写真左)
スリーシェイク Sreake事業部 SRE
ISPにエンジニアとして8年勤務したのち、情報サービスを提供する上場企業で機器の購入から構築、24x7の運用、IT統制他、アプリケーション開発以外のITに関連するあらゆることをこなし、2020年1月よりスリーシェイクに SRE としてジョイン、様々なクライアントの支援に従事。


Paylab(ペイラボ)って何?

尾張さん:これから、NTTデータFTさんとスリーシェイクによる「オープン座談会」を始めます。森永さん、寺岡さん、本日はよろしくお願いします!

森永・寺岡さん:よろしくお願いします。

尾張さん:お二人の話の前に、まずは共通点であるPaylabについて簡単に教えていただけますか?

森永:Paylabは、オフィス開発環境の改革や開発・運用の効率化、サービスの安定性向上などを目的に、コミュニケーションツールや情報共有ツール開発など、各サービスに対して横断的にサポートしているSRE組織です。自分たちでBizDevOpsをまわして、色々なことに取り組んでいます。

尾張さん:森永さんはPaylabの立ち上げから携わっていますが、当時はどのようなことを軸に組織作りをされていたのでしょうか?

森永:実はもともとオフィス環境改革が目的で、SREがやることとは全然違ったんですよね。でも、たまたま集まったのが優秀なSREメンバーだったので、オフィス環境改革といわゆるSREとしての仕事を一緒にやることにしました。

それもあり、あえてロールを分けないことは意識していました。最近は専門職化が激しいですが、領域を絞らずに幅広く取り組むことで色々な課題解決ができると思うんですよね。それに、ジョブディスクリプションを定義すると、みんながやりたくない仕事や名もなき仕事だけが残ることがあると思うんです。私はそうしたくないという想いがあったのであえて分けずにいました。ただ幸いなことに、自分の領域に閉じない積極的に取り組んでくれるメンバーが集ったので、いい意味で杞憂に終わりましたね。

尾張さん:名もなき仕事こそ大事だったりしますよね。寺岡さんもパートナーとして立ち上げ初期から携わっていますが、Paylabはどんな印象ですか?

寺岡さん:NTTデータグループのこれまでの会社や部署とは違ってベンチャーっぽいというか、よりモダンで自由度の高い環境だなと感じます。必要となれば、新しい技術や手法も積極的に取り入れてますよね。

森永:そうですね。いい意味で少し肩肘張ってやってみようかなと、新しいことにもどんどんチャレンジしています。NTTデータグループというと堅いイメージを持たれる方もいると思いますが、Paylabではベンチャーのようなマインドと柔軟性やスピード感を持って開発に取り組んでいきたいなと思っています。


Paylabの立ち上げに携わった二人って何者!?

尾張さん:お二人の経歴について、まずは森永さんお願いします。

森永:私はこれまで2社経験していまして、1社目は独立系SIerでデータベースエンジニアを担当していました。大体トラブルの電話がかかってくるので、すぐに調べて回答したり、検証して改善したり、新製品がきたら検証したりと3年ほどOracleにどっぷり浸かっていました。

尾張さん:データベース周りからスタートされていたんですね。その後もずっとデータベース周りを担当されていたんですか?

森永:いえ、その間に少し開発を挟みましたが最後はデータベース周りの業務を担当していました。いわゆるデータベースコンサルのようなことを5年ほど。当時は火消しプロジェクトを対応することが多かったんですが、ある案件の火消しをしていたら、「CAFISのデータベース周りを見てくれないか?」と声がかかり、現在のNTTデータFTに入社しました。

尾張さん:そうだったんですね!当時はデータベース周りを担当されていましたが、どのようなきっかけでPaylabの立ち上げに携わったのでしょうか?

森永:データベースはだいぶ長くやっていました。NTTデータFT入社後もデータベース周りや開発運用を担当していましたが、7~8年が経った頃にそろそろ飽きてきたなと思っていたんです。そうしたら、ちょうど「ペイメントイノベーションラボ(Paylab)を立ち上げるからやらない?」と社内で声がかかり、2019年5月から立ち上げに携わることになりました。

尾張さん:そこで森永さんに白羽の矢が立ったのですね!次は寺岡さんの経歴もお願いします。

寺岡さん:私は、大学を中退してベンチャー企業でアルバイトをしたのがエンジニアキャリアの始まりです。そこで初めてプログラミングに触れたら面白くて、学校にも行かずに会社に入り浸っていました。そのままその企業に就職するかなと思っていたら、事業が上手くいかず辞めることになってしまいました。

森永:寺岡さんにそんな過去が...!初めて聞きました。その後は就職活動されたんですか?

寺岡さん:就職活動をして、ISPの企業に入社しました。そこでは、サーバーのセットアップや運用・保守をメインにやっていました。当時は自由に使えるサーバーがあったので、勝手に色々なものを作っていました(笑)。RADIUSやDNSサーバー、メールサーバーなど一通り触って学べる環境だったのと、一人すごいエンジニアがいてその人のおかげですごい成長できました。

森永:ロールモデルや強い先輩がいるといいですよね。スリーシェイクの前がその会社なんですか?

寺岡さん:いえ、ISPで運用周りに苦労したので次は違うことに取り組めて、イケてる会社に行きたいなと思って2007年に転職しました。でも、いざ入社してみたら中は課題だらけでしたし、二人目のインフラエンジニアとして入ったのですが、もう一人は新たにできたグループ会社に異動してしまうし、社内IT担当は休職してしまうしで、私一人でオフィスのネットワークやデータセンターのサーバーなど全部面倒見ることになりました(笑)。アプリ開発のエンジニアはいっぱい入るのに、インフラエンジニアは増えずにやることだけが増えていく日々でした。ここには13年ほどいたんですが、この終盤からクラウドが流行り始めました。

森永:それは泣けますね…。クラウドに触れたのは最近なんですね。

寺岡さん:そうですね。ずっとオンプレで2020年頃からクラウドを使い始めました。13年いたのでそろそろ他のところ行こうかなと入社したのが現在のスリーシェイクです。


イレギュラーこそ成長のチャンス

尾張さん:少し話は変わるのですが、エンジニアってどういう環境で成長するんでしょうか。

寺岡さん:とにかくコード書いたり、構築したりと実際に手を動かすしかないかなと思っています。あとはどれだけ障害対応やトラブル対応を経験するかだろうなって。

森永:実践が一番の成長ですよね。昔は飲みに行っているときに、「ちょっと来てほしいです」って連絡がきて障害対応してました(笑)。寺岡さんもありませんでした?

寺岡さん:ありましたよ。前職は自分たちで24時間365日保守をやっていたので、基本ずっと携帯を横に置いていましたね。酔ってても障害対応の電話がくると一気に目が覚めます(笑)。

森永:あったあった!私はスキー場でゴンドラに乗っているときに電話がきたことがあります。さすがにどうしようもできなかったんですけど、ゴンドラを降りて電話をかけ直したのもいい思い出です。そんな昔話は置いておいて、やっぱりイレギュラーが人を成長させますよね。

寺岡さん:トラブルって大抵は未知の出来事でそれを最速で解決しないといけないので、追い込まれるんですよね。ただそういう状況だからこそ新たな気付きがあったり、限られた時間の中で難しい課題に取り組むのですごい力になると思ってて。

森永:本当にそうだと思います。私もこれまで色々なトラブルや障害を経験してきたからこそ、知識と経験が貯蓄されて、今ではある程度の当たりをつけて対応できていると思います。

寺岡さん:トラブルってできれば避けたいかもしれないですけど、普段経験できないことを経験してこそ力になるので、進んで取り組んでほしいなと思います。難しい課題に取り組めるという意味で、私はトラブルや障害が好きですね。

尾張さん:いつだか寺岡さんが、「トラブル対処するのが俺たちの仕事だろ」って名言を残していたのを思い出しました。トラブルを避ける意味がわからない、それが仕事じゃないのって。

森永:寺岡さんらしいですね(笑)。でも、そういう意識はすごく大事だと思います。トラブルや障害って大変だけど課題解決の一番わかりやすい例であり近道だと思うので、それをポジティブに捉えてくれたらいいなって。当社にはそういう経験をしっかり積める環境があるので、積極的に取り組んで成長してくれたら嬉しいです。


CAFISの「その先」をつくる

尾張さん:先ほど、成長というワードが出ましたが、NTTデータFTさんでは今後どのような経験や成長ができそうですか?

森永:先ほどお話したように、成長ってトラブルや色々な経験を積むことももちろんそうですが、何かの「最初」に携われるのも大きいですよね。私はたまたまPaylabの立ち上げに携わって、そこから色々な経験を得られたんですよね。なんだろう、後から入る人はルールに従わなきゃいけなかったり、窮屈さがあったりするじゃないですか。何かの「最初」に携わって、それを自信にして「色々できるようになった!」って思える人が増えてほしいんですよね。”最初パワー”みたいなものがあると思ってて。

寺岡さん:それは確かにあるかもしれないですね。0から1を作るってやっぱり大変ですし、数えきれない失敗がありますからね。

森永:そうなんですよ。最初は土台がないので、自分たちでとにかく調べて考えて作らないといけないので、やっぱり力が付くんですよね、そうそう、CAFISの作り直しについて最近SREメンバーの中でもちらほら出ているんですよ。

尾張さん:おぉ…そんなお話があるんですね!CAFISのような大規模システムの作り直しを踏まえると、今後はどのような方に来てほしいと考えていますか?

森永:開発でもいいし何かに没頭して、はっきりものを言える人だと嬉しいですね。それこそ、「私の仕事は開発なので」って言い切って専念できるくらい。NTTデータFTは開発が中心だけど、NTTデータのグループなので、間接的な業務が発生することもあるんですよ。でも、グループ会社だからやらないといけないじゃなくて、それをどうなくすか?も含めて改善していけるようなマインドの人だといいですね。それこそ寺岡さんみたいに、「それやる必要あるんですか?」ってばっさり言ってほしいです。

寺岡さん:(笑)。

森永:つまり流されない人ですね。なんだろう、もっとエンジニアとして生きていいんだよって。

尾張さん:ちなみに、寺岡さんからみてこういう人がいいんじゃない?というのはありますか?

寺岡さん:どこの会社も欲しい人は一緒で取り合いなんですよね。というのは置いておいて、自分から仕事を見つけて取り組める人がいいと思います。待ちのスタンスじゃなくて、どれだけ自分から積極的に動けるかがすごく大事だなと思います。そういう人は勝手に成長していきます。

森永:自走できるのは大事ですね。本当は3~5年のサイクルで作り変えなきゃなと思っていたので、それこそ新しく入る方を中心に全部作り変えてもらうのもいいんじゃないかって思っています。

寺岡さん:CAFISの「その先」を作れる人ですね。

森永:CAFISのスローガンは、「Beyond the payment」ですからね。

尾張さん:これはかなりやりがいがありますね。

森永:もうどんどんやってほしいですね。あとは、既存サービスだけじゃなくて、実はパフォーマンス管理のシステムを作ろうとしてるんですよ。社内の色々なデータを集めて生成AIを活用して、パフォーマンスを可視化して取り組みに活かしていくと。そういうこともやってたりするので、これを一緒にできる人がいると嬉しいですね。

尾張さん:いいですね。色々なことができて面白そう。

森永:Paylabはまさにこういうことをやるための環境でもあったんですよね。データを集めてどうやって良くしていくかって。やっとそこに来れたので、この先もまた面白いことがやれるんじゃないかなって思います。

尾張さん:本日はありがとうございました。森永さんと寺岡さんのお話を聞いて、私自身共感することも多かったですし、勉強になりました。今後の展望では、CAFISのその先を作っていくことや、社内システムの開発などを聞いていてとてもワクワクしました。今後のPaylabとNTTデータFTさんの発展がとても楽しみです!

今回は「オープン座談会」企画第1弾として、NTTデータFT森永さんとスリーシェイク寺岡さん、尾張さんのレジェンドトークをお届けしましたが、いかがでしたか?

少しでもNTTデータFTや決済イノベーション事業部について知っていただけたら幸いです。

当社に興味を持ってくださった方は、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししてみませんか。

お会いできることを楽しみにしています!



企画構成・執筆:株式会社スリーシェイク



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