【代表インタビュー】大阪を出て名古屋で会社設立24年　従業員愛が溢れる社長になるまで

◆登場人物

会社設立前は何をされてましたか？

大阪の高校を卒業後、フリーターや営業職に就きました。
23才の頃にコンピューター業界に飛び込み、25才で一念発起し、名古屋で会社を立ち上げました。

会社設立のきっかけは何ですか

学生の頃から「日本男児たるもの一国一城の主になりたい」と考え、将来会社を設立したいという思いがありました。
そんな中、前職である株式会社プレミューラの社長に大変かわいがっていただき、「名古屋に拠点を作りたいから社長をやってみないか？」と声をかけていただきました。
前々からの思いもあり、二つ返事でやらせていただくことになり、設立に至りました。

今、同じ状況なら会社設立しないと思います。
今にして思うと、ほどほどに無謀さがないと裸一貫で会社設立はできないと思います。

会社設立当初の苦労話をお聞かせください

「さぁ、やるぞ！」と意気込んで起業しましたが、経営についての知識がなかったためすぐに倒産の危機に直面します。
300万円用意して会社設立したのに、銀行残高が5万円まで減ったのを見たときは「もうだめだ」と思いました。
経営の勉強しながら仕事をしていく内に事業がゆるやかに軌道に乗り始め、倒産の危機を回避しました。

もう一つは、会社発足時は個人宅向けのPCサポート事業で、自分も技術者として仕事を行ってました。
仕事で扱っていたWindows98・NTからWindowsXPまでのクライアントPCや小規模ネットワークについては、直接部下に教えられました。
しかし、社員数が増えてくると自分のリソースを経営勉強や会社運営業務に充てるようになり、だんだん技術的なことが判らなくなってきました。
また、開発言語に至ってはほとんど知らないので、自分で技術的なことを社員に教えられないということにジレンマを感じました。
これは今も続いています。

考え方や気持ちが変わった時の印象的なエピソードを教えてください

恥ずかしながら会社設立当初、会社は社長の野心を叶えるためにあるものと考えてました。
「社員は自分の野心を遂げるための駒」だと声高らかに明言していました。
ところが、会社設立後すぐに入社した社員の一人が、大した待遇にしてないにも関わらず、粉骨砕身働き私のために尽くしてくれる姿を見るうちに、自分の考え方を恥じるようになりました。
その頃から、力を貸してくれた社員たちに報いたいと強く感じるようになり、社員への接し方、
思いが大きく変わったのを覚えています。

仕事をしていて嬉しかったことは何ですか

会社の利益が上がった、役員報酬が上がった等よりも、社員が喜んでくれることが一番嬉しいです。
社員が「仕事が楽しい！」「この会社に入れてよかった」と言ってくれると大変興奮します（笑）

経営勉強会で「自分は何が欲しくて経営をしてるのか」を突き詰めて考える機会があり、
私がこの世で一番欲しいことは「頼られたい」との答えに至りました。
その具体的な形が上述の状況だと思います。

今後、実現したい夢や会社のビジョンをお聞かせください

我が社では現在、案件の比率はプログラム開発とインフラ業務の比率が 8:2、SES事業と受託開発の比率も同じく 8:2 程度の比率になっています。
これらの比率をどちらも 5:5 にしようと考えています。

プログラム開発は順調ですのでこのまま成長。

インフラ事業は、弊社に「IT技術者＝プログラマー」と思い込んで入社してくる人が多く、
開発者よりインフラ技術者の適性が高い人がかなり居ることと、そういった案件の大手企業様の
オファーはあるため、インフラ業務の割合を増やすことで事業拡大を検討しています。

受託開発事業を伸ばしたいのは、
SES事業の欠点として、開発物完成の達成感などの「心の栄養」を感じにくいといった点があります。
受託開発で身内に囲まれて開発作業をすることで、そういった達成感を仲間と共有する空気を作りたいと考えています。
ゲームや映画の完成品のスタッフロールに、自分の名前が載る嬉しさをイメージしてほしいです。

その片方でSESを残したい理由は、
「技術者の従事したい技術が選べる」といった点に大きいアドバンテージがあります。
（SESでもそうしない企業も多いですが）SESでは会社さえその気になれば、社員に習得させたい技術の案件を選べます。
これは受託開発ではそうはいきません（社員が技術を選びたいという理由で案件を断れない）。
社員の成長に大変都合の良い業態だと考えています。

新しくエーオーのメンバーになる方に向けてメッセージをどうぞ

私が強く信じている信条があります。
「短所には目をつぶって、長所を見る」
短所にこだわっていると、それにつられて長所の成長がおろそかになり、
長所を伸ばしてるうちに、それにつられて短所が改善して（ましになって）いきます。
今まで何人もそういう人を見ました。

長所に専念してください。短所がそのうち気にならなくなりますから。

株式会社エーオーでは、絶賛メンバーを募集中！今回のストーリーを読んで、一緒に活躍してみたいと感じた方・ご興味がある方がいらっしゃいましたら、下記またはこちらより気軽にエントリー下さい！まずはカジュアル面談にてお会いできるのを楽しみにしています。