「グローバル視点で事業課題に挑む!」-アーチーズES事業責任者 Ryojiさんに聞く、自由とやりがいのある環境とは?
2021年10月にアーチーズに入社し、コンサルティング事業を行うExpert Solution(以下、ES)事業部の責任者として活躍するRyojiさん。中国・上海での豊富な経験を生かし、クライアントのグローバル展開に貢献しています。今回は、彼の視点から見たESチームの業務内容ややりがい、そして今後の目標についてお話を伺いました。
ESチームの役割と提供価値
インタビュアー:まずはRyojiさんの自己紹介をお願いします。
Ryoji:日本の大学を2017年に卒業し、アーチーズ代表の加藤も在籍していたYCPというブティック系コンサルティング会社の上海オフィスで働き始めました。5年ほど在籍した後、2021年末にアーチーズに参画し、上海オフィスの責任者という立場でやってきましたので、社会人経験のすべてが上海拠点というユニークなキャリアになっているかと思います。
インタビュアー:ESチームが提供しているサービスについて簡単にご紹介いただけますか?
Ryoji:ESチームのアーチーズ内での大きなミッションは、事業会社がエキスパートインタビューを活用しやすくすることです。コンサルティング業界では、エキスパートに話を聞いて調査するという手法は一般的なんですが、事業会社がそれを活用するのは難しいところも多いです。
私たちは、クライアントが抱える事業課題に対して、どのようなエキスパートに話を聞き、どんな質問をすればよいのかを提案し、必要に応じて海外でのリサーチ業務も行います。例えば、現地の市場調査や競合調査を通して、現地の事情を踏まえた戦略的な提言をすることもあります。
インタビュアー:そうなんですね。具体的なプロジェクト事例があれば教えていただけますか?
Ryoji:たとえば、ある日本の食品メーカーがベトナム市場で商品を流通させたいと考えた際には、市場の競合状況やディストリビューターの動向、流通チャネルについて詳しく調査しました。また、化粧品メーカーからの依頼では、中国や韓国の特定のチャネルでの流通を目指しているケースがあり、業界大手との取引条件や運営チームの体制についても調べ、最適な流通戦略を提案しました。
ESのチーム・働き方について
インタビュアー:ESチームの構成についても教えていただけますか?
Ryoji:ESチームは現在7名の正社員で構成されています。私は上海勤務のディレクターで、上海には日本人のシニアマネージャーと中国人のマネージャー、日本人のアソシエイトがいます。ベトナムにはベトナム人のシニアマネージャーと、ドイツ人のシニアアソシエイト、ベトナム人のアソシエイトが1名ずついますね。
グローバルなチームなので、メンバーそれぞれの特性や働き方に配慮することが大切です。例えば、一つの指示に対しても受け取り方・取り組み方が異なるので、具体的な指示や目的を共有するよう心がけています。
ESチームは少数精鋭のチームなので、プロジェクトによってはフリーランスの方に協力を依頼することもあります。また、地域ごとの専門性も必要なので、特定の地域・国の案件には、それぞれの国のパートナーと連携して調査を進めることもありますね。
インタビュアー:ESチームで働くことの魅力はどんなところにあると思いますか?
Ryoji:一番の魅力は、日本企業の海外進出を支援するという社会的意義ですね。日本市場が縮小していく中で、いかにして海外から収益を上げるかは多くの日本企業にとって重要な課題です。その一端を担うことで、日本経済にも貢献できるというのはやりがいにつながります。
また、アーチーズのエキスパートインタビューというサービス自体が他のコンサルとは明確に異なる強みを持っているので、クライアントにも価値を感じていただきやすいです。
インタビュアー:他にも、ESチームならではの特徴はありますか?
Ryoji:日系のコンサルティング会社でありながら、自由に海外での活動ができるところも大きな魅力ですね。私たちESチームのメンバーは、個々のプロジェクトに対して責任を持ち、実際に動かしていく自由さがあります。おそらく、このような形で自分の裁量を持って動ける日系コンサルは少ないと思います。
インタビュアー: ESチームで働く上で、どのような資質・スキルが重要だと考えていますか?
Ryoji:特に大切なのはオーナーシップです。大規模なコンサルティングファームとは違って、アーチーズには、まだ整備されたルールやナレッジが完備されているわけではないので、自分でモノゴトを進める力が求められます。また、お客様の課題に対して、どこまで自分事として捉え、どれだけの価値を提供できるかも大切です。
インタビュアー: チームの雰囲気や価値観についても教えてください。
Ryoji:ESチームは、「本当にクライアントのためになるお金の使い方なのか」ということに、第三者であながら結構こだわっている文化があります。周りのケースを見れば、適当なスコープ設定で受託したり、現場に人を張り付けて簡単には外せないようにしたりと、必ずしもクライアントに取って本当に意味のある支援になっているか分からないケースがたくさんあります。そのため、既存のコンサルティングに疑問を感じている方には向いていると思います。
今後の展望・ビジョン
インタビュアー:ESチームとして、今後目指していきたいことや挑戦したいことはありますか?
Ryoji:まず、売り上げの成長角度をより高くしていきたいと考えています。事業は順調に伸びていますが、よりスタートアップに求められるような急成長を実現していきたいです。
そのための方策のひとつとして、自分たちで新しい事業を立ち上げることも考えています。クライアントに対するアドバイスの質を高めるためにも、自分たちで事業を経験すること、特にお金を使う側の感覚を養うことは非常に有益だと考えています。
具体的な事業案はまだまだ構想中ですが、アーチーズという会社が海外各国にチーム・ネットワークを持っているという強みをうまく活用した事業にしたいと考えています。
インタビュアー:コンテンツマーケティングにも力を入れるとのことですが、どのような意図があるのでしょうか?
Ryoji:お陰様でアーチーズ自体はエキスパートインタビューを提供する会社としては日本は勿論、アジアの各国でも認識いいただけている機会が増えてきましたが、アーチーズが自らこのようなコンサルティング・調査サービスを有していることは全くと言っていいほど知られていません。
特に海外に関するコンサルティングや調査サービスで、良いベンダーを探すことは皆様苦労されていると思います。
コンテンツマーケティングの活動を通じて、こういったニーズを持っているお客様にアーチーズの存在を知ってもらうキッカケを作り、営業活動に頼らないビジネス流入の仕組みを生み出したいと思います。月に数本のインタビュー記事やケーススタディを発信して、インバウンドでの流入を目指します。こちらについては、年内に本格的に開始予定です。
インタビュアー:最後に、この記事を通してどんな人に興味を持ってほしいと思いますか?
Ryoji:ESチームは、アーチーズのアセットを活用しつつ、自分の手で事業を動かしたいという意欲を持った人には非常に面白い環境だと思います。自由で挑戦的な環境で成長したい、という方がいれば、ぜひ一緒に働きましょう!
インタビュアー:とてもやりがいがありそうです。本日はありがとうございました!
おわりに
アーチーズで、グローバルな視野と挑戦を求めるRyojiさんのインタビューを通じて、ESチームのリアルな働き方とやりがいが伝わってきました。興味を持った方は、是非一度お問合せください。お待ちしております!