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もうこれで終わりたいと思います(泣
「社会貢献事業」というテーマで書いてきて、今回のその9回目です。
東日本大震災の被災地支援「鯉のぼりプロジェクト」が生まれるまでのストーリーで
「心理カウンセラー10名と柔道整復師1名」の11名で
2011年のGW(震災の2か月後)に現地で活動・・・その後日談。
というところまでが前回でした。
ボクがやっている社会貢献について(8)初めてのボランティア活動
今回は10年続いている「鯉のぼりプロジェクト」について
何故「福島県相馬市」へ行くことになったか。
そして、現在の「みなと保育園」さんへの
支援に至った経緯を書いて・・・
このシリーズを完結したいと考えています。
(本当に長かった)
変わっていく被災地
時は流れ、1年後の2012年3月に
当時連携したNPO法人さんに継続的な支援を申し出た。
「今年も鯉のぼりを揚げに行く」と。
だってさー
お金はあるからね
(やらしい)
ただ、1年も経つと状況は変わる。
仮設住宅が開設されるに従い
当時は避難所だった小学校や幼稚園なども
閉鎖されていったため、
ボクらが初年度に揚げた場所も
日常に戻っていた。
そのため、2年目に鯉のぼりを揚げる場所が
極端に減っていった。
そんな時に声をかけてくれたのは
NPO法人 相馬はらがま朝市クラブ さんだった
福島県相馬市は「福島第一原発」からほど近く
確かに津波の被害も大きかったが
原発の影響をかなり受けた地域だった
南三陸町での1年目の活動をSNSで見てくれていて
「相馬でも鯉のぼりを揚げてくれないか?」という要望をいただいた。
ボクらは二つ返事で支援を決めたのは言うまでもない
さぁ二年目の支援に行くぜ
初年度のボランティアツアーは総勢11名での移動になったが
2年目ともなると慣れてきたのもあるけど
気が付いたら、少人数での開催になってしまった。
(原発の問題もあったし。その方がボクが気楽ってのもあった)
ツアー全体の様子は一般社団法人Zipsのホームぺージから
今回はオッサン二人でのツアー
(地味だ・・・)
余談。画像が粗いのは当時のカメラの問題です。
iphone4Sだったかなぁ・・・インカメラで撮ったらこんなもんでしたw
(最初に手にしたのがiphone3だったので、それだったのかもしれない)
でも画像が粗いおかげで色々ごまかせたと思う(え?
東京は夜中に出発して
南三陸町を目指す
この辺りの経緯は
被災地鯉のぼり弾丸ツアー@南三陸町 出発~石浜コミュニティセンター
1か所目は1年目に行った際に、避難所となっていた場所
コミュニティセンターとして、綺麗になっていた。
2か所目は小学校
この辺りの経緯はこちらから↓
去年はこの上にある中学校に設置したが、
既に多くの方が避難所ではなく、学校内の仮設住宅に遷り住んでいたりと
設置が出来る状態ではなかった。
そこで代替案として
この小学校が選ばれた
しかし、この小学校も3年目には改修工事が始まったので
この年だけの開催となった。
お気づきだろうか。
何でこんな綺麗な学校なのに
改修工事が必要なのか?と。
それは中に入ればわかる
外見は綺麗だが、校舎に入れば一目瞭然
壁の中にある金属もひしゃげるほどの津波がこの学校を襲った。
そこにある時計は全て「津波が到来した時間」を指している
これを見た時にはぞっとした。
地震発生から40分あまりで津波の第1波が到着している
この小学校は沿岸から離れ
しかも少し高台にある
そんなことはお構いなしに
津波はここまで襲ってきた
こんなに穏やかな場所なのに・・・
現地で対応してくれた漁師さん
帰りに「手土産です」と大量のワカメをいただいた。
(友人の居酒屋でみんなで美味しくいただきました。)
続いて三か所め
これは仮設住宅の一角に揚げさせてもらった。
ここについては、撤去の問題もあり、
幾つか寄付もいただいた鯉のぼりもあったので、寄贈させてもらった。
(だから少し小さめ)
この辺りの経緯はこちらから↓
被災地鯉のぼり弾丸ツアー@南三陸町 吉野沢仮設住宅~沿岸部のがれき
その当時はこの年で
南三陸町での「鯉のぼりプロジェクト」が最後になるとは思っていなかった。
その後、高台工事が始まり。
街の様子はみるみるうちに変わっていく。
それから毎年。
支援先は相馬市に変わってしまったとしても
ボクが毎年南三陸町に足を運ぶことにしています。
(その年の参加者によっては気仙沼にも)
気仙沼のエピソードは↓
ボクがやっている社会貢献について(8)初めてのボランティア活動
それはあの当時の風景を知るものとして
この変容を胸に刻んでおく必要があるんじゃないかと
単純に思ったからです。
2012年当時の南三陸町・志津川地域です。
奥には「防災センター」が見えます。
(この防災センターも年々全く変わっていくというのも・・・)
↑これ結構メディアでも放映されることが多かった
「SL機関車」が横たわっているやつ。
ボクらは実際に目にしました。
これ震災の1年後ですよ。
奥を見てもらうとわかりますけど、
復興どころか、復旧もしていない。
まだ瓦礫が1か所に集められているだけ
という状況でした。
現在の姿を見ると信じられませんよね・・・。
現在まで続く支援先「福島県相馬市」
冒頭でもお話したように2年目からは「福島県相馬市」が
支援先として加わりました。
南三陸町は津波の被害が甚大だったことが衝撃的でした
相馬市の場合は津波の被害もそうですが
やはり原発の影響は大きかった
当時の様子はこちらから↓
相馬市での1か所目の設置は大きな公園
そこに大量の鯉のぼりを揚げました
つーか、こんな広いところだって聞いてねぇw(心の声
まぁ大変だったんですけど、
そこは地元の方々が積極的にお手伝いいただき
何とか出来ました。
たくさんの方にご協力いただきました。
ありがとうございました。
(実はあと1か所設置したんですが、それは割愛)
鯉のぼりプロジェクトも3年目に突入
震災から2年。2013年の春にまた
被災地での「鯉のぼりプロジェクト」は開催するつもりでいました。
ただ、当初から続けていた南三陸町への支援はこの年から休止になりました。
高台工事が進み、また工事車両などを優先するため、
「鯉のぼりを揚げる場所が確保できない」ということでした。
それは致し方のないことですし。
復興が進むのはとても良いことです。
ですから、この年からは前年から開始した
「福島県相馬市」への支援だけになっていきました。
ここからの活動については一般社団法人Zipsのホームページから
この年は理事が参加してくれてたんですよねー
だから、被災地への視察もてんこ盛りでした。
石巻・女川・南三陸町と・・・
ずーっとボクが運転しながら、当時の様子を開設しながら
全て下の道でw
最初の年、一番最初に「鯉のぼり」を揚げた中学校
最初の気持ちを忘れないためにここは毎年通っています。
現在まで続く支援先である「みなと保育園」さんへ
この年からみなと保育園さんへの支援が始まりました。
ここの保育園さんのすごい・・・すご過ぎるところは
何でもかんでも自分たちでやっちゃうってところですw
最初の年から本当に手際よくお手伝いいただいて
楽させてもらいました。
これが「みなと保育園」の初年度のイベントです。
この年はまだ「鯉のぼり」を揚げただけ。
この年から6年間はイベント込みの支援を続けてました。
テレビでも取材受けたりして。
ここからは何かイベントとしてやりたいなぁと…
それから2年後かな?
子ども達に風船王子のバルーンアートショーを企画したのは
この辺りの活動は一般社団法人Zipsのホームページから↓
単に「鯉のぼりを揚げる」というだけじゃなくて
子ども達に喜んでもらうようなイベントにしていったんですよね。
実はここに至るまでにはちょっとした思いがありました。
3年目の支援の際に起きたこと
時系列で言うと前後する話なのですが
実は「みなと保育園」さんの1年目の年のは
ここ以外にも「鯉のぼり」を揚げに行きました。
それは別の保育園と小学校。
小学校は国旗掲揚用のポールに設置しました。
校庭では小学生の野球チームが練習をしていました。
何気ない普通の風景です。
しかし、保育園の設置をする際に
現実に引き戻されます。
設置を依頼されたのは体育館の中でした。
理由は簡単です。
放射能の問題。
当時はまだ福島第一原発の影響で、
子ども達は自由に外では遊べない状況でした。
そこで体育館に設置して欲しいと。
もちろんですが
風が無いので鯉のぼりは泳ぎません
ただ垂れ下がっているだけ…
その姿が今でも鮮明に覚えています
園庭にある「放射能の計測器」とともに
色々な出会いやきっかけがあり
福島県相馬市への支援を続けています
最初から何か計画してとか
そんなんじゃない。
何かに導かれるように今に至ります。
これまでの活動は有意義なものだと信じています。
だからこれからも続けていきたいというのが
変わらざる気持ちです。
いやぁ長かった(笑
東日本大震災から10年。
Wantedlyにて「社会貢献を手伝ってもらう学生インターン」を
募集するにあたり
経緯を書いておこうと書き始めたのが運の尽きw
途中から備忘録としても残したいと思い
これまでSNSやブログなどにも書いていない当時の気持ちや
印象や心の変化なども含めて書いていったら
えらい量になってしまいました。
当時の経緯を含めて書いているので
決して読みにくい文章では無いとは思いますが
これもいつか綺麗にまとめたいと思いますw
そして、最後にあたり、
1つのエピソードを書き添えて終わりたいと思います。
そのエピソードの主人公はM氏
「立ちはだかる壁」というストーリーで出てきた事業部長
「新たなる試練」の冒頭でも最初の被災地へ行く際に
寄付金を出してくださったというMさんにまつわる話です
M氏はあくまでも「こころのあかり絵画コンクール」の関係者であり
被災地支援には関係していません
それどころか
寄付金を出していただいた2011年時点では支援先は「南三陸町」でした。
M氏に話を戻します。
毎年開催している「こころのあかり絵画コンクール」で
優秀作品を リトルアーティスト にて綺麗なグラフィックアートにしてもらうのですが
いつもその作品の原画をお渡しする時に
ボクが「お持ちします」という風に申し上げても
必ず律儀に「取りに伺います」とボクのいる新宿の事務所に
お越しいただくような誠実な方なんです
これがM氏です。
その年もいつも通りに優秀作品を取りに来てくださって
作品を見ながら
「この作品は~」とか「この施設は~」とか
お話をしているときに
M氏が突然
「これ言おうかどうしようか迷ったんですが」
と言い出したんです。
え?何?なになに?
と何を言われるのかがわからないので
当然そうなるのですがw
その後に出た話で驚愕の事実を知らされる訳です
「被災地支援で福島県相馬市行かれているじゃないですか?」
「相馬市ってボクの家のルーツなんですよ」
「M家ってのは相馬を統治していた武将で
相馬神社にはウチのご先祖様の銅像もあるんですよ」
え?ええ?
( ゚Д゚)えええええええええ
ここまで読んできていただいた方にはわかると思うのですが
ボクが相馬市の支援に入ったのは「たまたま」
それと「絵画コンクール」ましてや
ライドオンエクスプレスやリトルアーティストの事業部長だったM氏とは
全く関係のない
なのにもかかわらずこんな偶然ってあるものなの?
ボクは完全なる理系人間ですし
理で説明できないことを「単なる偶然」だと済ますような人間です
それでも今まで偶然というだけでは片づけられないようなことが
身の回りで起きています
ボクは運命論者ではありませんし
「引き寄せ」とか「人脈」という言葉もむしろ嫌いです
ただ行動した先にある「奇跡のような出来事」が
あるってことだけは信じます。
こういうのって
「自分が正しいことをしたときに起きる」んですよね
ということで
ボクはこの活動が「正しい行動」だと信じています
この先に何があるかは誰にもわかりません
でも続けていれば何か起きるような気がします。
もし、インターンを始めようと思っている人で
人と違うことをしたいとか
社会のために何かしたいと考えているなら
ぜひボク達のインターンに応募してください
きっと体験したことのないようなことが起きると思いますよw
以上で長い長いストーリーはおしまい。
もうこんなのは二度とごめんw
次はもっと軽いテーマで書きます。
以上お付き合いいただいて
ありがとうございました
ボクが代表をしている一般社団法人について
2009年に先輩経営者からの話をきっかけに「社会貢献事業」を始めるにあたり、
活動をする上では、別法人にした方が良いだろうということで、2011年1月に設立された今年で活動が11年目一般社団法人です。
主に「児童養護施設」の支援と、設立した年に発生してしまった「東日本大震災」の支援事業を行っています。
主に開催しているのは2つ
①児童養護施設向け支援事業「こころのあかり絵画コンクール」
今年で第10回目となりました。
全国の児童養護施設向けに「絵画コンクール」を開催しております。
優秀作品にはご本人が書いた絵をグラフィックアートにして、素敵な額縁に入れてプレゼントしています。
詳細についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/contribution/concours/
活動報告についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/activity/activity-category/orphanage/
②東日本大震災支援事業「鯉のぼりプロジェクト」
2011年の震災当時より、代表自らが被災地に赴き、支援を続けております。
現在は、福島県相馬市の「みなと保育園」さんにて、子ども達の成長を願い、毎年「鯉のぼり」を揚げるイベントを行っており、東京からお連れしたパフォーマーによるショーを行い、子ども達に喜んでもらっています。
この様子は毎年地元のメディアでも取り上げていただいております。
毎年のクリスマスには、ささやかですが、プレゼントも・・・。
そんなイベントも今年で丸10年を迎えます。
詳細についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/contribution/caresupport/
活動報告についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/activity/activity-category/tohoku-earthquake/
学生インターンの募集内容について
■インターンとしてご担当いただく内容
上記の社団法人と連携しつつ、弊社の社会貢献事業として、その広報・PRとして、広報活動やSNS運用が主なお仕事つぃて担当していただきます。
また、4月に開催予定のクラウドファインディングでは企画から運用までを担当していただきます。
活動については、弊社の学生インターンチームの一員で、グループで実施していただきます。
・社会貢献に興味のある方
・将来、子どもにかかわるお仕事を目指されている方
・クラウドファンディングに興味のある方
・社会起業に興味のある方
・ビジネスと社会貢献の関わりを実体験したい方
他では絶対に体験できない「即戦力のビジネス力」が身に付きます。
「えー?そんなの信じらんなーい」って方は、
ぜひ弊社のインターンミーティングに見学に来てください。
普通の学生だったインターン生たちがどう育っているかがわかると思いますよ。
ぜひぜひお待ちしております。
ぜひ気軽にミートアップや募集へのエントリーを!
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ミートアップは近日オープン!
興味のある方はぜひぜひ。