「山根さん、エージェント出身でポテンシャライト立ち上げましたよね。前職と比較して何が具体的に違いますか?」
ポテンシャライトはエージェント(人材紹介会社)の出身者が多く在籍をしております。
ポテンシャライトは現在3つの事業を走らせております。
- 採用コンサルティング事業
- エージェント事業
- 新規事業
こちらを全事業をスタートアップ/ベンチャー企業様を対象に取り組んでいる企業とご理解ください。
話を戻すと、
「エージェントで実績を出していた方がなぜポテンシャライトに?」
というご質問をいただくことが増えてきました。僕もその1人に該当をするかと思うのですが、本フィードは、
「エージェントとポテンシャライトの仕事の違い」
を記載したいと思うのですが、各メンバーにも色々と聞いてみました。その回答を踏まえて山根が記載したいと思っています。
まず簡単に山根の自己紹介を。
ポテンシャライト代表の山根です。簡単にプロフィールをご紹介すると、
- 2008〜2011 ネオキャリア 人材紹介事業部で主にIT/Web業界を中心にRA/CA業務を担当
- 2011〜2017 IT/Web/ゲーム業界に特化したエージェント立ち上げ 取締役
- リクナビネクスト主催のキャリアカウンセラーランキング1位(3000名中)
- カウセリング実績:4200名
- 転職先決定人数 :702名
- 2017〜 ポテンシャライト
- スタートアップ/ベンチャー企業を中心に140社採用支援
- スタートアップ/ベンチャー企業向けのエージェント業を開始
- 新規事業立ち上げ
上のキャリア紹介で「太字」にしたのはエージェントとしてのキャリアです。つまりエージェントとしては10年経験、採用コンサルとしては2年半経験をしていることになります。エージェント業はある程度やりきった感はありました。独立背景などは今回割愛しますが、エージェント出身者の方とは話が合います。
そして、今回の本題です。
エージェントとポテンシャライトの仕事は何が違うの?
本題です。エージェントと異なる部分を記載していきたいと思います。
(1)ポジショニングが異なる
顧客企業と人材業界各社の立ち位置は、下記のようなイメージかと思います。
各領域に強みを持つ企業様が顧客企業の採用/人事活動を支援している構図ですね。今回はエージェント出身者様向けに記載をしているので、左から2番目のエージェント様は上記に当てはまるかと思います。
そんな中、ポテンシャライトは事業会社の人事側にポジショニングされます。下記のイメージが近いかと思います。
ポテンシャライトは、logoのポジショニングにおります。企業は採用/人事課題を様々な手法を用いて解決に動きます。媒体、エージェント、オウンドメディア、HRtechサービス、人事組織コンサル、そして上記には記載がないですが、リファラル採用、SNS採用、様々な手法があります。
現状ポテンシャライトは様々な手法のベストプラクティスを用いて課題解決に動きます。「自社の●●のサービスを用いて解決をしましょう」という伝え方はせずに、客観的な視点で解決に導いていく仕事ですので、ポジショニングが異なることは大きな違いかと思います。
(2)仕事内容が異なる
エージェントの仕事内容は大きく下記3点かと思います。
- 法人営業
- 採用企業様に求人要件を聞き、適切な人材のご紹介
- キャリアカウンセラー
- 求職者様と面談をし、適切な企業のご紹介
- 集客(スカウト)
- 転職サイトから自社(エージェント)の得意領域のスキルを持っている人材へスカウト送信
僕も10年間携わってきた仕事ですので、この奥深さ理解しているつもりです。
では、ポテンシャライトの仕事は何でしょうか?
- 採用戦略立案
- 採用予算策定
- 採用ブランディング
- エンジニア採用ブランディング
- デザイナ採用ブランディング
- エージェント様へのプレゼンテーション
- 各採用媒体のハック
- 採用広報
- エンジニア採用広報
- スカウト1to1シート
- TwitterなどSNS採用支援
- リファラル採用支援
- イベント企画運営支援
- CX(Candidate Experience)の設計
- 選考品質改善/選考官トレーニング
- 入社者フォロー・オンボーディング支援
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-
などなど。一部を記載しましたが、たくさんあります。というか無限にあります。
今のポテンシャライトのサービスラインナップは下記です。
なぜ無限なのかというと「顧客企業の採用/人事課題を解決し続ける仕事」だからです。企業の採用/人事課題は尽きません。僕はエージェント時代にも色々な採用課題についてのご質問を頂戴していましたが、その課題はエージェントサービスだと解決しにくいな…と思うことは多々ありました。
ただポテンシャライトは解決できない課題は無いと思っており、顧客企業と課題解決に並走し続けます。もちろんプロフェッショナルとして並走し続けるため、その点が異なるかと思います。
(3)顧客が異なる
ここで言う顧客というのは、「企業のフェーズ」と「やり取りをする顧客の役職」を指します。
まず、企業のフェーズですが、
エージェントでスタートアップ/ベンチャー企業にタッチできる企業はそこまで多くはないかと思います。なぜならエージェントサービスだと料金がミスマッチになるからです。ポテンシャライトの顧客層はシード期/シリーズAが全体の55%。シリーズB/シリーズCが全体の20%ほどです。つまりスタートアップ/ベンチャー企業が多いのですが、アーリーフェーズはエージェントサービスを使うことは多くはありません。
少し古いデータですが、取引企業様の分類はこんな感じです。
また、顧客の役職ですが、
アーリーフェーズが多いが故に、会社の代表/取締役など幹部クラスの方とコミュニケーションを取ることが非常に多いです。独立を実現した方は前職で力があった方が多く、コミュニケーションの難易度もグッと上がります。エージェントとして代表/取締役と日々コミュニケーションを取ることは多くはないのではないかと思います。
(4)求められるスキルが異なる
エージェントで求められるスキルは何でしょうか?要件定義力、傾聴力、提案力、諸々のコミュニケーション力など様々あるかと思います。
ポテンシャライトで求められるスキルは、
1)課題解決力
課題を正確に見極めないと、採用/人事活動はうまくいきません。顧客企業に提案できるソリューションが無限にあるため、その分提案も難しいのです。
ポテンシャライトでは週に1度もしくは2週間に1度のペースで顧客とミーティングをしており、その都度課題をお伝えし、解決策を提示しています。
2)コミュニケーション力
前述した通り、コミュニケーションを取る相手の役職は代表や取締役であることが多いです。これまで人事の方とコミュニケーションを取っていたことが多いかと思いますが、より上の役職の方とコミュニケーションを取るようになります。つまり質の高いコミュニケーションは必然的に求められます。嫌でも力を身につけなくてはなりません。
3)ゼロからイチを創る力
これはポテンシャライト特有の文化ではありますが、ベンチャー採用支援に特化している企業はポテンシャライトを含め日本に数社しかありません。ベンチャー採用のベストプラクティスを知っている企業はほぼ存在しません。そのため、ベストプラクティスをポテンシャライトが創っていかなくてはならないのです。社内では「ゼロイチ」とよく呼んでいますが、世の中に対して新しいノウハウをアウトプットをしていく力、というか姿勢は強く求めています。
上記は「身に付く力」を記載しましたが、ポテンシャライトの文化(バリュー)については下記をご覧ください。
(5)所属する業界はHR?それともWeb/スタートアップ?
僕はHR業界が好きです。これからも日本のHR市場を盛り上げていきたいと思っています。ただ、文化はWeb業界に近いのではないかなと思っています。
こちらにも記載しましたが、ポテンシャライトが使っているツールはWeb業界で使われているツールがほとんどです。Slack、Asana、esa、backlog、hangout、beautiful aiなど様々あります。エージェント出身で当社にジョインをしていただくメンバーは、まずこのツールに慣れていかなければなりません。最初は大体の方が戸惑っていますが、すぐに慣れて仕事がしやすくなります。
「働き方改革」が全世界においてもトレンドになっていますが、便利なツールを用いなければ達成は難しいかと思います。HR業界が用いているツールは少々トレンドからは遅れているかと思いますので、その点については業界全体が留意しなくてはなりませんよね。
以上になります!
記載をしようと思えば、まだたくさん違いがありますので、この先は面談でご質問をいただければと思っています!
では!