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ごめんとありがとうが素直に言える価値

どーも。堀内です。

日本人と海外の人の違いでよく聞く話に「そんなに簡単にあやまらない」みたいな話があると思います。

実際に日本人だけでサッカーをやっていると、
「あーごめんパスが悪かった」
「あーもう一歩早く走っていれば!」
「自分がもっと早く気がついていれば!」
「自分のミスだー」
みたいな事が多いです。

海外の人とやると、
「追いつけるだろー!」
「もっとここにパスを出せ!」
「しっかり戻ってこい!守れよ!」
「運が悪かった」
くらいなフレーズを聞くことが多いです。

そもそも遊びのサッカーと言う前提なんですが、日本では前者のような言葉が多いです。
プロのレベルなどで主張をしあう中でも、いやーごめん!みたいなシーンはプロでもみたことがあるんじゃないでしょうか?考えをぶつけ合うようなシーンでの言い合いはとてもいいんですが、理不尽な主張というか怒りに近いものは、不毛な感じがしますよね。

仕事の中でも感じることがあります。それは出身とかではないのですが。心理的安全性にも影響がある気がします。例えば誰かが進めていることを、間違っていると思った時に、言える環境を作るためには、トップや上司に当たる人間が、間違いと思われることへの指摘を受け入れる必要があると考えます。

「あ、ごめん!指摘ありがとう。」といって修正するだけの話です。自分はこのタイプでいようと心がけていますし、「ごめん」&「ありがとう」は積極的に口に出す(文字にする)ように心がけています。

指摘した際に「そうですね」とか「なるほど」とかだけ言って、間違いを認めない人は周りにいませんか?指摘や修正を受け入れるor受け入れないに限らず、その受け答えだけで、その人が成長できるタイプの人かどうか、良い上司や先輩になれるのかがわかります。
(そもそも指摘が的外れだったらこの話とは別にしてください)

良い指摘をした人に対して、指摘をされたということへのプライド?が勝ってしまい、素直に謝ったり受け入れたりできないのは完全に邪魔です。自分の考えで作っているものに、なにか指摘をしてもらうことはプラスになることが多いです。
間違った指摘だったとしても、良い仲間であれば間違えた原因になるなにかがあったことになります。少なからず改善できるポイントや、不明確だった部分を明確にするためのヒントになったりします。

自分も過去の経験で、この「プライド」が大きい人っていうのはめんどくさいなぁと思うし、上司部下やお客様だったとしても、この人のために何かをしてあげたいなと思わなくなります。そうなったら終わりですよね。心理的安全性の違う意味での崩壊かと思います。「協力しなくてもいい」になり、「興味がない」になっていきます。

部下の手柄を自分の手柄のように話す人も同類に感じます。自分はそういう人から距離を置き続けてきました。部署やチームの手柄として話すのは良いんですが、何より、うまく実行してくれたメンバーへの感謝があればそんな関係にはならないと思いますが。

実際に仕事をしていく上で、指摘をしない日なんかないくらい、レビューや相談があります。もちろん言い方には気を付けますし、相手にとって良いアドバイスになるように心がけます。しかし、この考え方は良くないとか、この発言をしてしまうのは良くないよ、というような指摘もしなければいけないときがあります。

その時には丁寧に説明をし、怒っているわけじゃないことや、本人への指摘ではなく、事象に対しての指摘であることを伝えながらお話をします。簡単な指示・指摘よりも時間がかかっているかもしれませんが、この時間が大切だと思います。

先日もPJT内で、自分にとってはロジカルになっていない部分があったので、細かく確認していったものの、結果として指摘内容がわかっていない、前提が一部ズレていた状態でした。テキストでの会話ではきつくなってしまうなと感じ、MTGを開きました。

週次の社内定例ではあったんですが、経緯から考え方まで約10分ほどその話に使いました。

どのような考え方でロジックを組み立てているか、どの時点でズレてしまったと思われるかを解説し、今後はこういう視点も入れていこう、という話ができました。

そのMTGのあとに、そのメンバーから感謝のbigupをもらいました。
間違っていた部分への謝罪から、正しく情報を伝えられたこと、想いを正しく受け取ってくれたこと、成長のサポートになったことがわかって、とても嬉しい気持ちになりました。

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自分が日頃から心がけている、「ごめん」と「ありがとう」が浸透しているんだなぁと言うのを実感した場面でした。「プライド」は自分の仕事をまっとうするために持つものであって、他の人には何も影響は与えなくて良いんです。

最近、子供達の指導をする機会があるのですが、間違った場合に「あ、ごめん、そうなんだありがとう」と言っている自分がいます。子供達も素直にいろいろ言ってくれます。きっとこの先、理不尽なおじさんやおばさん達に会うと思いますが、素直に言える大人もいることをわかってもらおうと思います。

ではまた。

2024.09.26 堀内文雄(一気に寒くなりそうですね、お身体に気をつけて)

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