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風林火山はタイミング

どーも。堀内です。

「風林火山」という言葉をご存知でしょうか?
戦国時代の武将、武田信玄が旗印にしていたことで有名で、一度は目に触れたことがある方は多いのではないでしょうか?

戦における4つの心構えとされています。

疾きこと風のごとく
静かなること林のごとく
侵略すること火のごとく
動かざること山のごとし

正確ではないのですが、こういった意味合いだったと思います。

動くときには素早く、潜むときには徹底的に静かに、一気に攻める時は攻め、耐える時は徹底的に耐える、と自分は解釈をしています。
この言葉はスポーツでもビジネスでも感じるシーンがあるので、このように言葉になっていることにとても感動した記憶があります。

単純に旗も文字もカッコイイ!と少年時代に思ったからかもしれません。

この風林火山、現代語で超ウルトラスーパー要約(語彙力ナシ)してしまうと、「タイミングって大事だよ」って言う話にできるかなと思います。

※ブラックビスケッツを思い出す人は年齢がバレます。

スポーツの世界で…と言ってもどーせまたサッカーの話をするんですが、笑
守るべきときと攻めるべき時があるのは簡単にわかると思います。
リードをしている場合は、残り時間を考えて守りきったほうが良い、みたいな話は誰しもがわかると思います。静かな状態から一気に風のように走ったら、相手が守れない、なんていうのもそのままな気がします。

では、ビジネスの世界で。

基本的に、素早いことは良いことが多いです。レスポンスがはやい、解決がはやい、デリバリーがはやい、答えがはやい、とてもわかりやすいです。

では、静かであることが大事なシーンはあるのでしょうか?
例えば会議のシーン、余計なことを言わないほうがいい時は想像できますか?上記の早いレスポンスが、相手にとっては悪いタイミングになってしまうこともあります。エンジニアの人たちは頭の回転が早いので、素早く答えを求めがちです。お客様の話を最後まで聞かずに、答えを出してしまうこともあります。

その回答が正しかったとしても、不満に思われることがあったりします。難しいですね。

もう少し別の角度での「静」を考えると、何かビジネスチャンスにサービスを準備している時などでしょうか?

「このサービスやりまーす」と言って、まだ準備もままならない時に、やってしまうと、もしかすると他の会社に同じことをやられてしまうかもしれません。ライバル企業に先行者利益を奪われてしまうかもしれません。

静かにときを見定めて準備をし、ここだという時に攻め込まないといけないのです。

攻め込んだ途端にシェアを取りに一気に侵略するべきです。火のごとくですね。
他の会社に入る隙を与えないように一気に攻め込むのです。

そして1度シェアを奪ったら、そこから追い出されないように…というのは実は難しくて。山のごとしは自分では答えが見つかってません。

サービスでシェアを維持していくためには常に動いていないといけない印象です。

先行者利益はありますが、他の良いサービスに追い越されるリスクは常にありますし、資本のある会社に奪われるのはよくある話です。

いうなれば、ブレないこと山のごとし、かもしれません。

ミッション・ビジョン・バリューに沿って活動する、という軸をぶらさない。
一度決めたことはやり抜く、という山のごとしかと思います。
プロジェクトや会社も、最初に決めたゴールに向かってブレずに速やかに進んでいくと良いと考えます。

実は私の先祖のルーツは山梨県にあるようで、どうしても戦国時代の話では武田軍を好んでしまいます。この風林火山は、なんとなく頭の中にあります。武田家の血が流れているのかもしれません。

ではまた。

2024.09.13 堀内文雄(異論反論は………風のごとく逃げ出します)

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