どーも、代表の堀内です。
最近、ディレクターチームの人数も増え、インターン生もジョインしました。
色々と考えを伝達するシーンも増えてきたので、何回かディレクターに関係する話を中心にしていこうと思います。以前にもディレクターの記事を書いたなと思ったので、探してみたのですが、2年前でした。
一昨年この記事を書いている日にたぶん面接をしていて。
2021.06.18 堀内文雄(場所を選ばず仕事中。湖畔ナウ)
湖畔から現在のエンジニアリーダーの一人の最終面接をしたのを覚えています。 エンジニアとして入ってくれましたが、今はもう立派なエンジニアリーダーで、大きなプロジェクトをやってくれています。もう2年、まだ2年。時間が経つのは早いものです。
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さて、本題です。
ディレクターとして大事な要素、社会人として大事な要素と言えるかもしれませんが、正しく情報を伝達する、ということです。
必要な情報を相手から引き出し、選択の決定をうながし、関係のある人に適度な情報量で伝えることが大事になります。
能動的に情報を取りに来る人への情報の置き場所、その置き場所を整理する力も必要です。 単純にわかりやすい資料を作る人、わかりやすい説明をする人、答えやすい質問をする人などがいると思います。
そういう点での違いにはなるのですが、ディレクターの仕事ぶりには線のように関わってきます。
基本的に開発を行う場合、顧客やドメインエキスパートに対して、ヒアリングをすることが多いと思います。
その相手が、やりたいこと・実現したいことのイメージを持っているからです。 もちろん情報を受け取ったメンバーが考えることもありますが、その起点となるスタートは、ヒアリングだと思っています。自分がドメインエキスパートになる場合であっても、起点となる情報や顧客は少なからずあるはずです。そこでも活きてくると思います。
そのヒアリングなんですが、相手の話したいことを話させれば良い、としている人が多いと思います。
それは間違いです。
流暢に話させるのは、とてもいいことですし、情報がたくさん出てくることもあると思います。
ただ、それだけでは失敗します。
必要な情報を必要なだけ聞き出さないといけません。
おそらく流暢に話してもらった場合、たくさんの行間や穴があることでしょう。
その行間や穴を丁寧に埋めていくためのヒアリングがシステム開発には必要です。
おそらくその他の仕事でも必要だと思っています。 話す人次第にはなりますが、基本的には話す方の視点は一方通行です。
システムのことを考えて〜 と要求を"システムで実現しやすいように"と変えていただくお客様がいます。
それも危ういので真に受けないようにしましょう。
本当に必要なことは、必要だと言ってもらいましょう。その中で工数削減だったり、システムの実現性を高めるための会話の中で変更していけばよいです。
最初から要求を曲げたリクエストは、必ず後で問題を生みます。理想的な状態から離れているからです。
ツギハギだらけのシステムを作ってしまう原因になります。
お話に入る前かお話をしている最中に、できれば"要求に対する理想"を自分の中で考えておきましょう。
その理想とのギャップはなにか、という考えをしていくと、発言者のこだわりや矛盾が勝手に見えてきます。その想定をせず、相手の言う事をそのまま聞くのは、あなたの存在の意味がないのでやめましょう。
インタビュアー、みたいな話かもしれませんが、プロジェクトの関係者にとっては、あなたの情報が全てで、あなたの情報整理されたものから受け取らなければいけません。
起点がとても大事になります。ここが素晴らしい情報の取得、整理になると、そのプロジェクトは成功に導かれると思います。
また、より良いヒアリングができると、お客様の満足度も上がります。満足度と言うか信頼度ですね。
この人にお話をしておけば、ちゃんとシステムにしてくれる、というところです。
最初の起点の時点で完璧にするのが理想ではあるのですが、実際には100点は取れないです。その理由は、途中で要件が変わったり、システム側で実現可否が変わったことで、決めなければいけないことが増えたりします。
そこに十分な時間をかけて100点を目指すことも大事ですが、問題があったことが発覚したら、その問題を解消するためにすぐにアクションをすることが信頼への道です。
プロジェクト関係者に対して、そこで嘘をついてしまうのが最も良くないことです。
誠実であることも大事ということですね。
次回以降も同じような話をしていこうと思います。
2023.06.09 堀内文雄(週末は10周年記念パーティーと言う名の大同窓会)