どーも。堀内です。
先日のEQの話にもありましたが、弊社では振り返りの場も大事にしています。 タイムマシンMTGと言っています。
【CLAVES Roots】タイムマシンMTGで強くてニューゲーム
しかし、それだけでは足りず、途中で振り返りからの軌道修正なども正しく行われるべきと考えています。
その中であがる話として、「もっと解像度をあげよう」と言う言葉がでてきます。 「解像度をあげる」というのは、実際にはもっとイメージができるまで具体化する、ということで使われています。
自分の中でわかりやすいと思う例えとして、少し遠いところまでの地図アプリで行き先を決めた時、 最初に縮尺の小さい、抽象的な図が出てくると思います。
その次に見るのが、その手段。
歩いて◯分、A電車で◯分、乗り換え○分、B電車で○分、歩いて◯分で到着 という流れを見ます。
そのあと、何の道を歩くんだっけ?として、具体的に拡大して道順を見ながら、1つ1つの道、分岐を見ていくと思います。
「解像度をあげる」という作業は上記の全てを行っているイメージです。 全体像を見て、流れを確認して、具体的な手段を確認して、一歩目を進められる状態にする、と言う感覚です。
これをせずに全体像と流れを確認しただけで、家を出ることってありませんか? (実際には電車の場合はいつも使う駅だから行けると思いますけど)
車を運転するときで、高速を使わない時はより顕著にこのあたりの細かい確認が求められると思います。
20年前ではカーナビもなく、スマホもない時代の運転には、上記のような作業が必要でした。
先にざっくりと方向を確認、国道や名前のついている大きな通りを確認、曲がり角や目印を確認、さあ出発!としないと、どこかで地図を開く必要が出てきます。
同乗している人にお願いすることもできますが、同じ解像度で物事を把握できていないことが多く、難しかったりします。
(最後の最後で、目的地の部分だけナビしてもらうくらいは大丈夫だと思いますが。)
先程の全体像から解像度を上げてゴールまで考える、と言う行為は、他にも人生の様々な部分でやっていると思います。
例えば料理も同じ。完成した状態をイメージして、食材を確認して調理工程を確認して行います。
料理上手な人はサッと見ただけでも実現できてしまうと思います。
行間や細かい部分を経験で補っているからだと思います。
経験がない場合には、時間がかかるものかと思いますが、丁寧に解像度を上げていく必要があります。
縮尺を変えて全体像を見ることも必要です。
進んだ先に障害があったり、茨の道があった時に、迂回できないか?別の道がないかを考える必要があります。
抽象化です。
抽象化をすることで見える新しい道、パターン、対応方法がでてきます。
具体化と抽象化を繰り返して、より解像度の高い良い地図を仕事上で書いていきましょう。
プロジェクト全体を管理するPMもそうですが、各エンジニア、各デザイナー、各ディレクターの日々の仕事も簡単な地図がないとうまく進まないこともあります。
弊社ではstand upとして、毎日の作業のイメージをみんなに伝える場があります。 わからない場合は人に聞いたり、相談することができます。
クラベスのstand upについてはこちら!
毎日のゴールをクリアした自分を褒めてみよう
解像度が低いまま進めていくのではなく、一度解像度を上げて、各工程を一つ一つ確認して進めていけるといいですね。
地図アプリで目的地を決めたあと、拡大縮小して通る道を見るだけで楽しくなるのは自分だけでしょうか?自分の子供も到着時間と実際の地図を見るのは楽しそうです。
ではまた。
2023.5.2 堀内文雄(GWは毎年家族で富士山が見える場所で友人家族とキャンプです)