どーも。堀内です。
先日、前職時代の同僚で先輩というか部下というか、プロジェクトによってはいろいろな立ち回りを一緒にした、 言わば当時のバディー的な人とお話する機会がありました。
24-5くらいの時なので、今思うとピッチピチですね。
そもそもは相談事をいただいて、機会を作ったのですが、仕事観の話に。
その方から言われてハッとしたのが、
「お客様が言っていることなのに、平気で反論してたよね」
でした。
初めて一緒に担当するお客様に同行することになり、堀内がリーダーのようなポジションで、二人で初回に同行した時のエピソードでした。
詳細は正直なところ全然覚えていないのですが、
お客様が「こうしたい、こういう機能はできないの?」という要望をお話いただいた時に、
「その考えはやめたほうが良いですよ。なぜなら〜」という話を平然としていたそうです。
「対外的にお客様と接している人は普通、ご要望を頂いたら一旦持ち帰るもんだと思ってたのが、あそこで変わったよ」と言われました。
本当に考える価値のあるものであれば、当然持ち帰りますが、
たしかに今でも要望として良くないもの、システムに反映すべきでないものについては、その場で切り捨てます。
何が良い要望で、何が悪いというか考え方として良くないのか、分かっていただくよう努力します。
また、どちらでも良い時にどちらがおすすめできるか、というのも、常に持つことにしています。
その選択に責任を持たないといけないケースはゼロではないのですが、 詳しくないお客様に、詳細な情報や判断材料も与えずに判断を迫るのは酷です。
「ほとんど同じだったらどっちでも良いよ」が本音だと思います。
そのため「どちらかというとこっちのほうがオススメです」という情報を付け加えています。
選択肢として、存在はするものの、私が思うが取るべきじゃないと判断する場合もあります。
そもそもがお客様の要望通りだけど良くないものだった場合は、丁寧に説得をします。交渉というよりも説得です。
言われた通りに作る方が簡単なケースは多いです。
しかし、そのシステム・機能が後になって無駄になる可能性が高いのです。
もちろんこれが間違いであることもあるので皆さんに強くは勧めません。
会社によってはそういう提案は怒られるかもしれません。
その場で「反論してくるなんて生意気な」と思われたって、後に残らない無駄なものを作ること、
後に残らない無駄なものを検討すること、
後に残らない無駄なものをみんなに話すこと、
全部やりたくないんです。
↑無駄が嫌いな人といえばこの人ですよね(わかる人だけ笑ってください)
今でもそのスタンスは変わっておらず、お客様との交流の際に、感謝の言葉をいただけるので、変わらずにこのスタンスで行こうと思います。
ご相談をいただく際に、
「なんでそんな無駄なことやってるんですか?」というケースもあれば 、
「良いところはそこじゃなくてこっちですよね?」ということもあります。
「社員の方にそんな言い方はしないでください」とお客様社長にいうこともあります。
言いやすいことを言うのは、誰にでもできます。
"相手のことを思って"言いにくいことを言うことが大事です。
変に否定的な発言をするのは、闇雲に怒りや不信を招くだけですので、
信頼関係や伝え方、状況の整理など様々な思考やテクニックがそこには存在します。
そういうことを新しいメンバーにも伝えていけたらなぁ、と思った風の強い寒い冬の一日でした。
ではまた。
2023.1.26 堀内文雄(雪よりもみぞれみたいな方が絶対に寒いと思う)