どーも。堀内です。
子供から「宿題の答え合わせをして」と頼まれた時のこと。
マルバツを何も見ずにつけていたら、 「パパ、答えはこっちだよ。なんで見ないの?」と言われました。
まだ小学校低学年の答え合わせくらい暗算だったり、知っている知識や、その場で文章読んで対応するくらい余裕だろうと思ってやっているんですが、 「そうか、答えがあるのか」 なんて思いました。
普段、公文の算数で解いたものを見ていたこともあり、答えをもらっているわけではないので、自分も暗算でその場で解いてバツのものだけ再確認させているのですが、
「答えがある」
っていうのが、なんだか自分に響きました。
懐かしい感覚と言うか、そりゃそうだよなと言う感じです。
小学生だったら読書感想文、図工や家庭科などの科目、中学や高校になると、レポートや小論文などが増えていきますよね。
大学にもなると、マルバツで答え合わせが簡単にできる方が減ってくるイメージです。
私達のような職業に限らず、大人になると、ほとんどの行為が自分で考えて行動する必要があります。
もちろん、手順やマニュアルがあることもあれば、他の人に教えてもらって作業をすることもあります。 効率を良くしたり、問題が起きた時の対応は、おそらくマニュアルでは対応できないと思います。(最高のマニュアルは効率も良くて問題の対応も書いてあるもの!?)
むしろマニュアルを作るのが社員の仕事、それをアルバイト・パートの方に展開する側の方も多いかもしれません。
特に私たちの業界は答えがないものが多いです。
インターネットで転がっている情報や本で読んだ情報、学校で学んだ情報、過去に人が対応したものや、お客さまに言われたもの、そのどれが正しいかを見極め、最善の選択をしていこうと日々を過ごしています。
私たちクラベスでは、受託開発の仕事をしています。
お話を聞いて、実現したい内容を確認してから対応しますが、言われたものそのままに対応することはありません。 いただいた情報をもとに社内で考え、何を選択することが良いか選択しながら進めていきます。
お客様が言っていることをそのままで対応すると、本来の目的とズレてしまっていることもあります。
ゴールから考えないといけません。 お客様はシステムのことを全て理解しているわけでもないですし、 過去の経験で皆さん様々な考えを持っていらっしゃいます。
「こういう対応はできますか?」
「こうする対応だったら簡単にできますよね?」
様々なことを考えてから発言いただくのはありがたいです。
しかし、それがベストな選択肢になるかと言うと、100%そうではないと考えております。
そのため、やりたいことや目的をおうかがいし、我々が考えるベストの内容でご提案し、プロジェクトメンバー、ステークホルダーが良いと思えるものに変えていただくことが多いです。
お客様の運用を変えていただくことは多々あります。
とはいえ、色んな事情でやらなければいけないことや、かけられるコスト(時間的・金額的)の上限もあります。 なので考慮する要素はたくさんあります。
あらかじめ用意された「答え」はないのです。
自分たちで最良の答えを導いていかねばなりませんし、 正しいと思える状態で対応をしていくべきだと思います。 先述の事情によって最良の選択肢が取れないということを認識・理解することも、 「正しいと思うこと」に大事な要素だと考えます。
正しいと思えないことをそのまま進めていくと、推進力が足りなくなったり、問題が後から出てくることが増えます。 そのため、実際に手を動かすよりも前に様々なコミュニケーションを行った上で、プロジェクトメンバーが正しいと思える方針を作っていきたいです。
それが成功しているプロジェクトはとても良い進行をしていきますし、問題発生時にも良い動きができます。 信頼関係が大事になりますね。
ブログを書き続けてきて、文章力が上がり、小論文が得意になったら良いのにな〜と思ってますw
ではまた。
2022.08.26 堀内文雄(小学4-5年生くらいの夏休みに戻りたい。6年生は塾漬けだったな)