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昔の学校で、Classi アプリチームが合宿した話

みなさん、こんにちは!ClassiでPMをしている小坂井です。

今回は、Classiのアプリ開発チームで、廃校舎の教室にて1日合宿をしてきたレポートをお伝えしたいと思います。

合宿の目的

合宿の目的は、「新しいアプリの価値定義」をすることです。
現在アプリ開発チームでは、先生、生徒、保護者が使える新しいアプリを開発しておりますが、そのアプリの「今後数年における価値の方向性を決めたい」という想いがありました。

こうした目的を達成するために、今回の合宿では、プロトタイプなど具体的な施策に落とすことはせず、アプリの価値を定義することに集中しました。この合宿には、エンジニア、デザイナー、PM、マーケター(営業)、データサイエンティスト、ユーザー(学校の先生と保護者)に参加していただきました。

合宿の場所

合宿の場所は、会社近くにある廃校(旧新宿区立淀橋第三小学校)を使ったコミュニケーションスペース 芸能花伝舎です。
Classiは、学校に対してサービスを提供しているため、実際の学校の教室の中で行うのが、アイデアや価値創出に良いのではと思ったからです。

合宿のファシリテーター

合宿のファシリテーターとして、以下の本の著者であり、米国Google認定デザインスプリントマスターの株式会社エクサ 安藤 幸央氏に協力いただきました。

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合宿で行ったこと

まず最初に行ったのは、共感マップの作成です。共感マップとは、ユーザーが何を見て、何を聞き、何を語り、行っているかなどを一枚の絵に描きだし理解するツールです。

出典:Updated Empathy Map Canvas

学校の先生、マーケター・営業、保護者に、現状と課題と今後について話してもらい、先生、生徒、保護者のチームに分かれて、
それぞれのユーザーの以下について、短い時間で大量に付箋に記載し、壁に貼って並べていきました。

1.共感していること
2.やりたいこと
3.何を見ているか?
4.何を言っているか?
5.何をしているか?
6.何を聞いているか?
7.Gain(顧客のニーズ)
8.Pain(顧客のストレス)

共感マップの最後には、Gain(顧客のニーズ)とPain(顧客のストレス)の付箋に関して、一押しの案にドット投票していきました。


前半はユーザーの視点でブレストしたので、その後に行ったのは、プロダクト/サービス提供側の視点での検討です。Gain Creators(顧客のニーズを満たすこと)と、Pain Relievers(顧客のストレスを減らすこと)のブレストから始まり、新しいClassiのアプリを使うことで、先生、生徒、保護者のそれぞれが幸せになるという出来事や、その検討作(価値)をブレスト&ドット投票していきました。

最後に、チームで今までの全体を包括したサービス名、全体を包括した売り文句を作り、発表。他チームから、使いたくなるか、人に紹介したくなるか、今よりどこが良いかなどの視点で、良かった点と悪かった点を評価し合いました。



まとめ

廃校舎という非日常の空間で、短い時間で区切ってアイデアの発散を行ったことで、普段とは違う体験のできる合宿とできたのではないかと思っています。

1日という短い時間の中では、納得感のあるサービスの価値収束は難しいですが、合宿後、作成した共感マップを再度深掘って価値を抽出したり、グルーピング化した上で、上位の価値を検討するなど、「新しいアプリの価値定義」に対しての継続的なアクションに結びつけられました。

また、普段から想像もできないチームメンバーの一面もこういった合宿を通して知ることができました。

これからも、ユーザーにとっての価値を意識したアクティビティを通して、またチームメンバーの関係性を大事にしつつ、チーム一丸となってプロダクト開発していきます!


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