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ネクステージGroupでは、3カ月に1回の頻度で「事業の垣根を超えた情報共有や交流」を目的に社内報を発刊しています。経営方針・プロジェクト報告・組織変更・新しい制度の導入・社員の表彰・研修の情報など、さまざまな情報を共有することで、仕事の効率化を図るものです。今回は、発刊開始以来、多面的に活用されてきた社内報について、込められた想いや作り方のポイントをご紹介します。
社内報を使って目指したい未来
現在ネクステージGroupには11社13事業を展開しているため、会社間の情報共有は簡単ではありません。そこで、社員のコミュニケーションを促進するため、社内報を活用するようになりました。会社を超えた社員間の情報共有のために、現在は下記の願いを込めて作成しています。
- 次々に事業が増えるなか、働く部署や会社をも超えて、活発に情報共有したい。
- 社内報を通じて自社以外で何が起こっているかを理解し、離れていてもつながりを感じてほしい。
- 社員の業績や功績を公表することで、自信を持つきっかけにし、次のステップに進むための刺激にしてほしい。
- 事業の互いに刺激をし合うことで仕事へのモチベーションを高めてほしい。
また、社内報は企業の方針や理念を伝える役割を持ちます。ネクステージGroupは、異業種多角化グループとして事業展開をし続けています。一見、それぞれの事業が違う方向性を向いているように見えるかもしれませんが、全て「チャンスなら、まだある」というフィロソフィーに基づいて事業を推進しています。メンバー全員が同じフィロソフィーのもと事業活動を行っている意識を持ち続け、さらに事業を広げていくためにも、この社内報というツールを大切にしています。
読まれる社内報にするための工夫とデザインの秘密
わたしたちは、社員全員に読んでもらえる社内報を目指して、発刊後は社内アンケートを欠かさず実施しています。次号の質を高められるよう、社員からもらったさまざまな意見を社内報に反映させることが目的です。それらのフィードバックを参考に、社内報委員会は「読まれる社内報をつくるための5つのポイント」を発見しました。
【読まれる社内報をつくるための5つのポイント】
POINT1:情報を一方通行にしない
社内報は、社員とのコミュニケーションツールです。伝えたい情報を掲載するだけでなく、社員がどんどん読み進めたくなる工夫を施しています。
POINT2:メンバーは偏りなく・多く登場してもらう
リーダー格や同じ役職の社員ばかりが登場すると「一部の社員のみで社員報が作られている」という印象を与えてしまいます。新入社員はもちろん、役職を問わずに偏りなく登場してもらうことを意識しています。
POINT3:読む気になってもらうために、わかりやすく
「小説は苦手だけどマンガは好き」という人がいるように、文字を減らしたほうが読んでくれる人は増えると考えます。社内報では、読む気にさせるために、図版・イラストを多用してわかりやすくし、文字を減らしています。
POINT4:取材した文章や写真を用いて「社員の言葉」で表現する
社員をひきつけるため、できるだけ「社員の言葉」で表現しています。特に社員インタビューには本人が語った言葉をリアルに使用して文章にすることで、広く読んでもらえる人気コンテンツになりました。
POINT5:楽しみになるコーナーをつくる
継続して社内報に親しんでもらうために、毎回読むのが楽しみになるコンテンツを用意するよう心がけています。社員インタビューや箸休めコーナーなど、社員が興味を持つもののリサーチは欠かせません。
繋がりを感じてもらいたい
社内報1号を完成させるには、おおよそ2カ月かかります。コンテンツ数は1冊当たり6〜8個で、総ページ数は約20ページにもなります。ミーティングを繰り返し、読み手の受け取り方を第一に考え、日々社内報づくりに取り組んでいます。
完成した社内報は各社に冊子で配り、またご家族や休職中のメンバーにも郵送をしています。ご家族にどんな会社で働いているかを理解していただくことで安心してもらいたい、休職中でも会社や仲間との繋がりを感じてもらいたい、そう思っています。