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【事例紹介】大阪府藤井寺市、スマホで5分の避難訓練

大阪府藤井寺市では2018年5月にLINEを開設し、2022年1月6日にアカウントのリニューアルをされています。
現在の機能に加え、8月26日より大雨予報が発表されてから避難完了までの行動を確認する避難訓練「避難訓練OnLINE」を開始しました。
今回は、こちらの機能についてご紹介します。

藤井寺市の概要
人口 63,489人(令和4年7月末現在)
LINE開設 2018年5月
LINE友達数 11,310人
LINEだけで手続きできる機能 受信設定、ごみ収集日の通知、ごみ分別の回答、街の不具合の通報、デジタル避難訓練など

デジタル避難訓練 導入の経緯

6月開催、群馬県のデジタル避難訓練に関する取り組みを紹介した「Bot Express Showcase #3 」に参加した藤井寺市のご担当者が同市庁内で働きかけたのがきっかけで、「避難訓練OnLINE」 の実現が決まりました。

機能

公式アカウントのメニューから「スマホで5分簡単訓練!」を選択し、順番に確認・回答していくだけで必要な避難情報を学ぶことができます。

避難訓練終了後は、マイ・タイムラインを作成します。作成した情報は、避難訓練メニュー「マイ・タイムライン」からいつでも確認・変更が可能です。

マイ・タイムラインについて

マイ・タイムラインとは、住民一人ひとりのタイムライン(防災行動計画)であり、台風等の接近による大雨によって河川の水位が上昇する時に、自分自身がとる標準的な防災行動を時系列的に整理し、自ら考え命を守る避難行動のための一助とするものです(※)
藤井寺市において、この取り組みをLINEで実現できないか検討をされていたため、パートナーシップの担当者より、実装イメージをご提案させていただいたところ、是非やりたいということで、たった数日で藤井寺市の担当者が自ら実装しました
自治体職員が思い立ったらすぐに開発・実装できるのはGovTech Expressならではのメリットです。

期待する効果

デジタル避難訓練で学び、マイ・タイムラインを作成して学んだ内容を整理し、避難の際に活用できることを期待しています。
マイ・タイムラインはLINE上でいつでも確認できるので、いざという時に情報を探す手間がなく、素早い避難の一助になると考えています。

テンプレートは群馬県から

このサービスは、2022年6月に群馬県で「デジタル避難訓練」という仕組みをGovTech Express上に開発し、その仕組みをテンプレートとして藤井寺市において活用しました。そこから、藤井寺市の要件に合わせてカスタマイズするという流れで実装しています。元となる設定があれば開発は非常に簡単で短期間で完了します。

GovTech Expressの利用自治体は、このような形で全国で作成された手続きをシェアすることが可能です。群馬県ではデジタル避難訓練を開始して1ヶ月で8万回を超える参加があり、住民の防災への関心を高めるきっかけとなっています。今回導入した藤井寺市でも、住民の危機管理に不可欠なサービスになることを期待しています。

まとめ

マイタイムラインは、他の自治体でもぜひ導入したいという声があり、今後は藤井寺市の機能を参考にこの取り組みが広がることが期待されます。
デジタル避難訓練とマイタイムラインは、GovTech Express導入自治体であれば、どんな自治体でも実現可能です。
藤井寺市では、令和4年1月にGovTech Expressを導入されリニューアルをしましたが、この8か月の間で今回の防災の取組の他にも、新規友だち登録者向けのキャンペーン等、他のGovTech Express導入自治体の取組みも参考にしながら、新しい取組みを進めて来られました。
今後も、全国で行われている新しい取組みについて、Bot Express Showcaseや、普段のミーティングの中でGovTech Express導入自治体の皆様に共有し、活用を進めていただけるようなサイクルを回していきたいと思います。

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