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楽しさを持って働けるのが、アルサーガの魅力。「人をつくるアルサーガ。」連載第81回は、サーバーサイドエンジニアの中津さんの登場です。
中津さんは、27歳で初めてIT業界に入りました。これまでは、カウンセラーを目指す過程で営業職で下積みをし、様々な経験をしてきた中で、ものづくりの楽しさに惹かれてエンジニアに挑戦したそうです。ものづくりをするエンジニアは「自由で楽しい」ことが重要で、だからこそアルサーガを選んだと語る中津さん。
社内で活躍していると複数人から推薦される中津さんでも、様々な挫折を経験してきました。数ある不遇にも折れずに成長する秘訣は、「一回で成功するはずがない」と思うことだそうです。そして、自分とできる人との差分を分析して、適切な行動をとることを心がけた結果、活躍目覚ましい優秀なエンジニアへと成長しました。
そんな中津さんに、これまでの人生の軌跡、アルサーガのエンジニアになることを選んだ理由、これから挑戦したいことについて聞きました。その精神力の強さと素直さの裏には、彼がこれまで挑戦してきた中で築きあげた、変わらない信念がありました。
壁にぶち当たった時は、他の人との差分を埋める努力をしたのかを考える
――まず、これまでの経歴を教えてください。
大学では心理学部を専攻していて、当時はカウンセラーの仕事に就こうと考えていました。カウンセラーの勉強をしていく中で、実際に心療内科の先生の下で患者さんと触れ合う機会がありました。そこに訪れる患者さんは、社会で働く中で気持ちが落ち込んでしまった人が多かったんです。
その人たちが、「労働者として働いていない先生にはわからないよ、エリートだもん」という言葉を言っており、それに妙に納得してしまった自分がいました。「確かに、実際に企業で働かず相談に来る人の共感もできないままカウンセラーになるのは、違うかも」と。
そこで、まずは自分も労働者として社会に出てみようと思い、通常の就職活動を始めました。新卒で入社したのは不動産系の会社で、営業職を担当していました。
――カウンセラーになるための一歩目として、就職活動を選んだのですね。なぜ営業職を選択したのですか?
実は、営業という仕事は全くやりたくない仕事でした。私は、人と話すのも得意ではないし、あがり症だし、営業には向いていないと思っていました。
それでも就職活動時に営業職を志望したのは、自分ができることとできないことを考えてみた時に、営業という職種で自分ができることが不明瞭だったから、というのがあります。
私はゲームが好きで、ゲームのステータスと同じように「これが得意なポイント」「あれは苦手なポイント」と考えた時に、営業という分野での自分の力量が全くわからなかったんです。わからないままでいるのは気持ちが悪いなと思い、とりあえず挑戦してみました。
――実際に営業をやってみてどうでしたか?
最初は全然うまくいきませんでした。同期が数人いたのですが、その中でも圧倒的に成績が悪くて。2ヶ月間ほど、電話をしたり、道で名刺を配ったり、居酒屋で営業をかけてみたり、本当に様々なアプローチをしたのですが、全てがうまくいきませんでした。
しかしそこから、なぜ自分が失敗するのか、営業ができる人と自分の何が違うのかを分析して、改善しようと試みました。
するとそこから成績がよくなり、役職をもらえるまでに成長することができました。この経験からの学びとして、嫌いなことや苦手なことの中にも「考えて適切な行動を取れば、できるようになる」という成功体験を掴むことができたので、営業をやってみてよかったと本心で思っています。
――苦手なことにも挑戦してこその学びですね。そこからどのようにしてエンジニアになったのでしょうか?
兄がIT関係の仕事をしているのですが、自分の好きなものをつくって楽しそうに仕事をしている姿を見ていたこともあり、もともとエンジニアという職種には興味がありました。
そこで次は、SES事業を中心にやっているソフトウェア会社に入社しました。ここから私のエンジニアとしてのキャリアが始まります。なぜその会社に入ったかというと、拾ってもらったから、というのが正直な理由です。
次のキャリアではエンジニアに挑戦してみたいと思い様々な会社を受けたのですが、未経験で採用してくれる会社はほとんどなくて。新卒の時より多くの会社を受けましたね(笑)。
――エンジニアになってみてどうでしたか?
正直、最初は苦痛でした(笑)。
私はどこかのスクールにはいっていたわけでもなく、完全に独学でプログラミングの勉強をしていました。入社してからも研修などはなく、誰かが教えてくれるわけでもなかったんです。
「これをつくってみて」と言われたままにつくってみるものの、セットアップもきちんとされていないし、間違いを正してくれる人もいないし、2ヶ月ほどで挫けそうになりました。
ですが、前職の営業でもそうでしたが、何事も一回でうまくいくことなんてないと思うんです。私は、何かに挑戦して失敗した時、「今の自分にはできないだけ」と思うようにしています。
そして、「できている人と自分との間にどんな差があるか」「その差を埋めるための努力をしたのか」と考えて初めて、「これが足りていないな」「こういう努力をすれば良いんだな」ということに気がつくんです。
何か壁にぶち当たった時に、感情としては「逃げたいな」と思っても、冷静に分析をして、できていないことを書き起こして、分析するようにしています。
――素晴らしい心得ですね!今でもカウンセラーになりたいという気持ちはありますか?
現在は、エンジニアとしてより活躍していく将来を描いています。
カウンセリング分野で活かすために選んだ営業という職種でしたが、エンジニアになって仕事をしていく中で、どんどん「仕事って面白いな」と思えてきたんです。
今は、エンジニアという自分の好きな分野で、どのくらいやっていけるか挑戦してみたいんです。
――アルサーガに入社した経緯についても教えてください。
アルサーガを知ったのは、エージェントの紹介でした。
入社の決め手となったのは、「自由で楽しそう」と思ったからです。社長のインタビュー記事や社員インタビューを読んで、その雰囲気を強く感じました。
私は、「自由で楽しそう」というのは、ものづくりをするエンジニアにとってとても大切なことだと思うんです。これまで、SESなどで様々な会社を見てきましたが、「これは普通こうする」「これは前例がないからだめ」というふうに、縛りが多い会社って多いんですよね。
プログラミングやものづくりって、本来はとても自由なもののはずなのに。自分がつくったサービスが世の中に出る時、使ってもらう人に楽しんでもらえたり、喜んでもらえたり、ポジティブな気持ちを創出するために、ものづくりをするんです。ものづくりをする側が縛られていると、楽しさも見出しにくくなってしまいます。
その自由さと楽しさを感じたのが、アルサーガに入社を決めた理由です。
一緒に働く人の実直さが、アルサーガのものづくりの楽しさに繋がっている
――現在取り組んでいる仕事について教えてください。
今は、他社のGPTを開発する案件に入っています。
現在はエンジニアの仕事に楽しく取り組めています。お客様が要望することを取り入れるだけでなく、お客様が気づかないようなことも、技術視点で提案する作業がとても楽しいです。アルサーガのエンジニアは、お客様とお話しする機会も結構あるので、これまでの営業経験やSESでの経験が活かせていると感じる部分も多いです。
――仕事で一番楽しいのはどんな時ですか?
難しい質問ですね!(笑)毎日楽しいので…!
でも一番は、やっぱりお客様の求めることを自分の技術で叶えられた時です。
まだまだ技術的に足りていない部分も多くありますが、こうして毎日の仕事が企業や人々の幸せに繋がっているのが、とても嬉しいです。
――これまで働いていた環境と違う点や、良さを感じている点はありますか?
まず、「一緒に働く人がいい」というのが一番にあります。これは入社してすぐに感じました。
アルサーガの社員は自分より若い方たちも多くいますが、わからないことがあっても教えてくれたり、一緒に考えてくれたりします。例えば自分が作った設計書が間違っていた時は、実直にきちんと伝えてくれます。
これまで働いていた会社は、設計から実装まで全て一人で行うことが多かったんです。もし間違いに気づいても直接は伝えてもらえず、人伝に聞いたこともありました。
アルサーガには、言いづらい、指摘しづらいという雰囲気が全くありません。入社する前に感じた「自由で楽しそうな職場」という印象は裏切られることなく、そういう面でも「言いやすさ、伝えやすさ」が出ているのだなと感じています。
――社会人になってから仕事人間で生きてきた中津さんですが、趣味や息抜きは何かありますか?
漫画、アニメ、ゲームなどが好きで、息抜きにしています。アルサーガには漫画やアニメが好きな人が多く、休憩時間とかによくみんなでアニメトークをしていますよね。
他にはスポーツも好きで、大人になってからはキックボクシングをやったりもしていました。最近身体を動かせていなかったので、筋トレをして、近々マーシャルアーツをやりたいですね。
ただ、食べることも大好きなので、身体づくりの障壁となっているのが最近の悩みです(笑)。
全否定も全肯定もしない、良くするために意見を言い合う環境で新たな発見を生み出す
――アルサーガの魅力について教えてください。
会社としての魅力は、一つの目標に会社全体で向かっている空気感がとても魅力的だなと思います。いくつかの企業を見てきましたが、社員一人ひとりが当事者意識を持って会社を運営する組織って、結構少ないなと思うんです。
それに対してアルサーガは、全社会で会社のビジョン・ミッションについて語ったり、社長自ら会社が目指す方向と現在の立ち位置について説明してくれたり。メンバークラスの社員でも組織運営に興味を持てる環境ができていると思います。実際に、私も全社会で社長の話を聞いて士気が高まりました。
チームの魅力としては、先ほども言ったように、一緒に働く人同士で高め合っている点です。意見を全否定するわけでもなく、また全肯定するわけでもない。もっともっと良くしていこうと意見を言い合える関係ができています。
年齢や役職に関係なくそういったことが言えると、次の新しい発見に繋がるんです。それが当たり前にできているのは素直にすごいことだと思います。
――今後、アルサーガで挑戦していきたいことについて教えてください。
自分の技術力をもっと高めていくことはもちろん継続しておこなっていきたいです。
他には、アルサーガは企業のDXを推進する会社なので、アルサーガ自体の社内DXをより進めて、開発企業のDXのロールモデルになることに挑戦したい、と考えています。
社内がもっと楽しくなるようなネイティブアプリや、業種間のコミュニケーションを活性化させるようなツールなどの開発ができたら、もっと良い会社に成長できるのではないかと思います。そういうものを社内のみんなで協力して作ってみたいですね。
――最後に、アルサーガに今後入社したい人にメッセージをお願いします!
このインタビューを読んでアルサーガに辿り着いて、アルサーガのことを外から「いいな」と思っている人は、中に入ってみても「いいな」と思うはずです。私がそうでしたから!
未経験の方だと、漠然と「エンジニアって大変そう」と思っている人もいるかもしれません。でも、アルサーガには自分が思い描くエンジニアの理想像に近い人が多くいます。未経験から活躍している先輩社員は、きっと未経験時代に直面した困難やその乗り越え方など、共感して助けてくれます。
私自身、この業界に入ったのは27歳です。挑戦したいと思ったら、挑戦してみたらいいと思います。アルサーガには、挑戦を支えてくれる心強い仲間がたくさんいます!
――ありがとうございました!
(取材・編集・文=広報室 渡邉)