2024年1月4日、 企業のDXを促進するアルサーガパートナーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 /CEO・CTO:小俣泰明、以下「アルサーガパートナーズ」)は、2024年の年頭挨拶として、今後取り組む5つの挑戦を宣言します。
純国産のDXコンサルティングから開発までの一貫サービスをより多くのお客様へ
2024年の年頭に際し、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。同時に、このたびの令和6年能登半島地震により被災された皆様、並びにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地の皆様が一日も早く平穏な日常を取り戻せることを心より願っております。
GPTを通じたDX推進の2023年
2023年はAI技術の進化が著しい一年となり、特にChatGPTが大きな注目を集めました。ChatGPTはOpenAIによって提供される言語生成モデルの一環であり、多岐にわたる用途で活躍しています。特に、コミュニケーション分野において質と効率の向上などの顕著な進展を遂げました。
弊社アルサーガパートナーズでは、いち早くGPTの研究開発チームを発足し、独自に構築したGPT環境「ARSAGA INSIGHT ENGINE」を世に送り出しました。このGPTサービスは、セキュアな環境で社内外の質問に対して適切な回答をする、法人・行政向けのGPTプラットフォームです。
*法人/行政向けGPTソリューション「ARSAGA INSIGHT ENGINE」の詳細はこちら
無料SaaS版:https://www.arsaga.jp/arsaga-insight-engine-saas/
エンタープライズ版:https://www.arsaga.jp/arsaga-insight-engine-enterprise/
重要なのは、生成AI技術がこれからの数年で業務フローに合わせて進化し続けることです。今後は、テキストだけでなく、画像や動画への対応が増えていくことが期待されるでしょう。
現状、市場には弊社を含め多くのSaaS系GPTサービスが存在していますが、導入しただけでは社内で十分にGPTが浸透していないケースも多く見受けられます。
その課題に対して私たちは、創業以来から取り組んでいる「上流から下流までの一貫サポート」を提供しており、この一貫サポートを導入した複数の大手起業様からは、社内のGPT浸透の実現性が高いとのお声をいただいております。
改めてコンサルティングから開発・運用すべての一貫対応ニーズを受け、今年はより一層、一貫したサポートの提供に邁進していく所存です。
*導入支援事例:アルサーガ、三井不動産の自社特化型AIチャットツール「&Chat」を開発支援
https://www.arsaga.jp/news/mitsuifudosan-andchat-pressrelease-20231122/
また、2023年9月には、東京本社、熊本支社に続く国内3番目の拠点として、福岡市にある天神ビジネスセンターにオフィスを開設いたしました。おかげさまで、9期目を迎える中で毎月800件以上もの熱心な採用応募をいただき、2023年12月には総従業員数が400名を突破しました。この躍進の勢いを途切れさせず、全国各地で優秀なIT人材の採用を推進し、日本から世界に向けて活躍できるDX人材を創出します。今後も人員増加と拠点拡大に注力しながら、一層DX促進とともに経済発展に寄与してまいります。
2024年、アルサーガの5つの挑戦
2024年、私たちは5つの挑戦を宣言いたします。
■真に価値あるDX実現に向けたIT投資ご提案の挑戦
日本のDXが進まない要因として、DXの導入目的をコスト削減として稟議を通していることが挙げられます。一方アメリカでは、IT投資は差別化の手段という考えが浸透しているため、この30年間でIT投資額は約8倍になっています。(※総務省(2023)「令和4年度 ICTの経済分析に関する調査」:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/link/link03_03.html)
今後の日本企業に求められる業務改善の肝は「IT投資は業務効率化やコストカットだけの手段ではない」という認識を持つことです。
多くの業界で競合企業との価格や品質などの競争が激化している中、商品やコストでの差別化が図れない場面も少なくありません。そのときに選ばれるのは、業務が効率化されており、デリバリー効率の良い会社です。
日本の失われた30年を繰り返さないためにも、コスト削減が目的の「守りのDX」ではなく差別化を意識した「攻めのDX」を啓蒙し、業務効率化の手段にとどまらず、その先にあるデリバリー向上を目指した真のDX推進の提供を目指します。
■国内トップレベルのAI企業を目指す
アルサーガパートナーズは、AI技術の分野で日本のリーダーとなることを目指します。昨年は独自のGPTベースのソリューションである「ARSAGA INSIGHT ENGINE」を提供し、12月には動画生成AIサービス「ARSAGA VIDEO CREATE」をリリース*し、求人、広告、BtoB営業、生命保険などの領域において動画を活用した新たなソリューションの提供を開始しました。さらに、現在も他の領域において、個別のユースケースに特化した複数のサービスを開発中であり、生成AIを業務に積極的に取り入れられるような新たな価値を創造していく所存です。
*プレスリリース:【動画生成AI】アルサーガパートナーズ、生成AIを活用した動画生成サービス「ARSAGA VIDEO CREATE」を提供開始
https://www.arsaga.jp/news/ai-arsaga-video-create-press-release-20231214/
■日本におけるデジタル赤字の解消
近年、外資系DX企業の勢力拡大によるデジタル赤字の増加が見過ごせない課題として捉えられています。入手可能なデータのうち最も古い2014年度と比較すると、赤字が約1.4兆円(4,585億円から1兆8,477億円)拡大しています。(※BUSINESSINSIDER. 「デジタル、コンサル、研究開発。3つの「新たな外貨流出元」を軽視すると日本の未来を見誤る」:https://www.businessinsider.jp/post-269962)
外資へのロイヤリティの支払いが嵩む為、これがデジタル赤字の根源となり、日本は本来のデジタル化へ資本投資ができない状況になっています。アルサーガパートナーズはロイヤリティがない純国産企業としてマーケットシェアを拡大していくことで、この課題に挑戦します。
■国内のDX人材創出
アルサーガパートナーズは、全国各地で優秀なIT人材の採用を積極的に推進するため、その拠点拡大を加速させます。
近年ではオフショア開発が一般的となり、多くの企業が開発拠点を海外に移転させる傾向がありますが、これが国内でのITノウハウ喪失につながる一因にもなっています。
これに対してアルサーガパートナーズは、純国産にこだわり全国各地でコンサルタントやITエンジニアを志す人々や、U・Iターン、そして移住を考えるIT人材を積極的に採用し、同時に育成活動も行うことでDX人材不足の解消を目指します。
■多重下請け構造の脱却
多重下請け構造は、コンサルと開発の分断により構想からリリースまでに3年近くかかり、ローンチ後にはレガシーなサービスになってしまうなど、DX推進の妨げにもなっています。
内製化を促進し、コンサルティングから開発・運用・保守までのシームレスな提供により、企業のDXの推進や、やりがいを持って仕事をする人を増やします。
私たちは今後も世界中の最新IT技術にアンテナを張り続けながら、純国産のDXコンサルティングから開発までのパートナーとして、日本国内の経済発展に寄与してまいります。
本年も社員一同誠心誠意努めてまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
社員の力を結集し、サステナブルなDXの実現をご支援します
2023年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
生成AIの利活用が当たり前の普及元年に
昨年は、ロシアによるウクライナ軍事侵攻の長期化や、中東のイスラエル・ガザ地区における紛争の激化、米中問題などに端を発する経済安全保障などの地政学リスクが存在し、不安定なエネルギー需給や円安の急速な進行に伴う物価高など、激動の国際情勢となりました。
日本国内では、新型コロナが5月に5類化され、真アフターコロナの環境において積極的人流が復活し、訪日外国人旅行者数は2023年10月に256万人を記録し、新型コロナ以前の2019年を超える方が日本を訪れるまでに復活しました。
IT、DXの領域に目を向けますと、2022年末にサービス開始されたAIサービス「Chat GPT」が急速に進化し、複数の生成AIがしのぎを削る中、一般の利用者が仕事や余暇に生成AIを利用し始めるなど、「生成AI普及元年」とも言える注目の年でした。
また、日本国内のDXの重大テーマとして、前述の背景を踏まえたオーバーツーリズム問題から生じた日本におけるライドシェア解禁議論が活発化するとともに、マイナンバーカードと健康保険証の一体化を盛り込んだ改正法が可決され、DXによる国民生活の利便性向上にむけた取り組みが加速しました。
一方で、生成AIのハルシネーション、回答の不完全問題、ライドシェアの安全性への懸念、マイナンバーカードの事務手続きによるトラブルなど、DXの利活用に対する不安の声も聞かれる年でもありました。
従業員数は1.5倍に。安心して業務に邁進できる経営基盤の強化の年に
当社の昨年の取り組みは代表である小俣の記述(リンク)に詳しく記載しておりますが、特に「コンサルティング領域におけるプロフェッショナル人材の採用拡充」による事業拡大と「生成AIにおける産学連携*」による学校運営に生成AIを生かす取り組みは顕著な成果を生んだと自負しており、本年もますます期待するところであります。
*【勉強会レポート】アルサーガ、千代田区立九段中等教育学校に校務活用のための「ChatGPT勉強会」を実施:
https://www.arsaga.jp/news/event-report-gpt-study-meeting/
一昨年末に269名だった従業員数は、本年で414名(2023年12月末時点)まで拡大することができました。2024年も「人をつくる」「日本を元気にする」というアルサーガパートナーズの想いに共感し、共に成長を実現する仲間が集まり続けて行くと期待しており、その仲間が安心して働ける経営基盤の強化、特に中核人材の採用を進めつつ人材育成とコンプライアンス遵守に注力します。一人ひとりがプロフェッショナルとして活躍できる企業基盤を構築し、パートナーの皆様のDX推進に貢献できるよう取り組んで参ります。
持続可能な、誰にとっても使いやすいサステナブルDXを実現したい
前述した昨年の日本のDXテーマとなったライドシェアやマイナンバーは、いずれもDXによる生活利便性の拡充を広く国民に感じさせるテーマであり、同時にデータの利活用やサービスの安全性が議論の対象となりました。
企業においてもDXを最重要戦略の一つとして推進する経営層およびDX推進組織の所属従業員と、事業の現場でお客様と向き合う従業員との間では、導入されたITツールの利活用に関する緊急性や重要性に差異があります。結果として導入が道半ばで頓挫することや、実際の事業の拡大実現に至らないケースも存在しますが、改めて大切になる姿勢は「タイムリー」に開始され「利用者ファースト」で「便利」であり続けることだと考えます。
生活者や従業員にとって不便なDXは、持続的に活用されることなく効果を最大化できません。ICTの利活用による業務改革に着手するなら「遅いより早い方が良い」ことは間違いなく、しかしながら最初から完全に「便利」と感じる人は限定的なため、「利用者目線」で改善を続けていく必要があるでしょう。
私たちアルサーガパートナーズは改善に必要となるすべての工程、すなわちコンサルティングから開発運用までを一貫して提供し続けることが可能です。純国産のDXコンサルティング・開発パートナーとして、皆様に持続可能なDX、サステナブルDXの取り組みをご提案し続けて参ります。引き続きよろしくお願い申し上げます。
全国各地に眠るチカラを日本の元気につなげます
2024年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
国内3番目の拠点を開設
2023年、国内3番目の拠点となる福岡支社を開設しました。0からのスタートで拠点を立ち上げるというのはアルサーガパートナーズでは初めての試みで、当初は東奔西走し一筋縄ではいきませんでしたが、4月より準備を始めて9月には福岡の中心部に当たる天神地区にある天神ビジネスセンターにオフィスを構えることができました。
年間30名以上のエンジニアを福岡現地で採用し、3年後には100名を超える組織を目指しています。現在も順調に拡大中で、福岡および近隣の県から優秀なエンジニアが次々と参画し、事業も軌道に乗ってきています。また実務経験のない、いわゆるポテンシャル採用のメンバーも、実務経験者に勝るとも劣らない実力を発揮してくれています。
お客様に寄り添った伴走支援を
世の中は常に変化するものとはいえ、ここ10年ほどで一気にビジネスの様相が変わってしまいました。その変化が私たちの仕事現場にも大きな影響をもたらすようになり、これからもこの状況が当たり前のように続いていくことかと思います。少し前の話になりますが、以前はデジタル化の現場において、やり方や正解が明確であり、それに忠実に進めていくことが重視されがちでした。
しかしながら、昨今では誰もが正解がわからない中、お客様とともに私たちも一緒に考えながら答えを導いていくというケースが増えてきています。私たちがご支援をするお客様の中でも、ビジネスの優位性を検討すると独自の方針を取るべきケースが多く、そういった際に私たちはまさにお客様に寄り添い、コンサルティングから開発まで一貫した伴走支援をできるように努めてまいります。
全国各地に眠るチカラを集結し日本の元気に
前述の通り、昨年立ち上げた福岡支社には優秀なエンジニアが集まってくれています。地方都市では、熱意はあるもののその熱意を仕事に活かしきれずにいる優秀な人材がまだまだたくさんいます。さらにその中には即戦力となりうる業務未経験者も多くいます。このような人材のチカラをアルサーガパートナーズの仲間として迎え入れ、日本経済の発展へ寄与できるよう励んでいきたいと思っています。
福岡市は、第三次産業の比率において東京特別区すら上回るほどに日本で一番高く、同じく第三次産業であるコンサルティングや情報処理に従事する上でも、より一層繊細で、きめ細やかなサービスを提供するにあたり最良の地のひとつだと感じます。
このような元気な地方都市にどんどん進出して、その地にいる優秀な人材を仲間として迎え入れていきたいと考えています。「いずれは全都道府県へ!」という思いのもと、本年も次の拠点の開設準備を進めていきます。全社員一丸となって皆様に選ばれるパートナーを目指してまいりますので、どうぞ今年も宜しくお願い申し上げます。
■アルサーガパートナーズ株式会社 について
アルサーガパートナーズは、「人をつくる、だからモノをつくれる」をビジョンに掲げ、日本全国のDX事業の成功をミッションとするワンストップ型のDXコンサルティング・開発パートナーです。自社内にコンサルティング・企画・デザイン・IT開発・保守運用まで、ITシステムの開発と運用に必要なすべての機能を包括しています。エンジニアが社員の8割を占める組織構成で、ユーザー企業と直接取引を行い、自社内開発をモットーとしており、適正なコストでのサービス提供を実現しています。「最高品質を最速で」をスローガンに、お客さまに寄り添うことでビジネスの成功をより確実なものへと導きます。
本社 :東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号 渋谷マークシティウエスト15階
熊本スタジオ:熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
福岡支社 :福岡県福岡市中央区天神1丁目10−20 天神ビジネスセンター7階
代表者 :代表取締役社長 CEO/CTO 小俣泰明
設立日 :2016年1月
資本金 :6億7,000万円(資本準備金含む)
従業員数 :400名(SES含む、2023年11月末時点)
事業内容 :ワンストップ・DXソリューションパートナー事業
Web :https://www.arsaga.jp